旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

大前神社

2021年09月06日 | 旅 歴史

 栃木県真岡市東郷に大前神社(おおさきじんじゃ)があります。
 大前神社は延喜式神名帳に記載されている古社です。延長5年(927)にまとめられた延喜式神名帳には下野国11社のうちの芳賀2社の1つとして記載され、大内庄33郷の総社として信仰されてきました。歴代領主にも崇敬され平将門や芳賀氏は社領の寄進や社殿の造営を行っています。
 芳賀氏は、大前神社の東に若色城を、次いで南に御前城を築き、22代芳賀十郎清原高定に至るまで大前神社社領守護職を兼ねていました。ところが芳賀氏の主家である宇都宮氏が突然、豊臣秀吉により改易され、芳賀氏も所領没収され離散しました。、
 天正18年(1590)徳川家康が江戸入府の時に再興され、糸魚川藩から真岡藩に入封した稲葉正成は社殿の改修を行っています。寛永9年(1632)に稲葉氏が小田原藩に移封し真岡藩は廃藩になりました。慶安元年(1646)、3代将軍徳川家光から8石の朱印状を受け取っています。
 明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏教色が一掃され、明治6年(1873)に郷社、明治10年(1877)に県社に列しています。事代主命(恵比寿天)を祀り、境内には台座7m、本体13mという日本一の恵比寿様が鎮座しています。拝殿・幣殿と本殿は国の重要文化財に指定されています。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/


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