栃木県日光市山内に日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)があります。
表門は総門とも呼ばれ東照宮五重塔広場の正面、巨石の石垣上に建立されています。総朱塗りで、切妻造り、銅瓦葺きの3間1戸の八脚門です。東西に延長120間に及ぶ簓子塀(ささらこべい)が付いています。江戸前期の寛永13年(1636)の寛永の大造替の際に奈良東大寺の転害門の三棟造(みつむねづくり)を模して建造されました。
背面には金色の狛犬が飾られ、柱の上部には獏、象、虎、麒麟、獅子をはじめ、66の彫刻が施されています。驚くほどの極彩色に細密な彫刻、金箔が惜しみなく使われていて、江戸初期の技術の粋が凝縮されています。
山王一実神道(さんのういちじつしんとう)の宗教理念により、神社建築と寺院建築が混在する独特の様式です。神仏混合の名残りで門の両脇に、「阿」(あ)、「吽」(うん)の一対の仁王像を安置しています。そのため仁王門とも呼ばれます。
明治時代初頭に発令された神仏分離令により仁王像が大猷院に移され表門となりました。明治30年(1897)に再度戻され、現在の姿になりました。日光東照宮表門は明治41年(1908)に国の重要文化財に指定されています。
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