栃木県真岡市高田に専修寺(せんじゅじ)があります。
高田山専修寺は親鸞開創のお寺で、真宗教団連合を構成する浄土真宗10派のうちの一つ,・真宗高田派に属しています。専修寺の創建は嘉禄元年(1225)真岡城主大内氏の懇願により親鸞が信濃善光寺から迎えた秘仏の一光三尊仏を安置し堂宇を建立したのが始まりとされています。
親鸞の教化活動はそれまでの遊行から専修寺中心になり、建立後約7年間この寺で過ごし、この時期に「教行信証」を書いたそうです。そして北関東の布教の中心として地位を固め、嘉禄2年(1226)には後堀川天皇から「専修阿弥陀寺」という勅願寺の綸旨を受けました。
親鸞が京都に帰るとき、道場は直弟子真仏上人に譲りました。真仏上人の後は顕智上人が継ぎ、高田教団は初期真宗教団発祥の地として仰がれました。顕智上人の功績は大きく、今日も「念仏高田」いわれ、毎年8月の顕智忌には、宗派を越して数万の人が参詣するそうです。
寛正6年(1465)に新たに伊勢に専修寺を建立しそちらを本山としました。その時には後柏原天皇より高田専修寺を正統とすべき綸旨を賜っています。さらに正親町天皇から女房奉書を賜り門跡寺院になりました。以後寺運は隆盛し、今日に至っています。
真宗寺院では親鸞を祀る御影堂と如来堂(阿弥陀堂)を並べて建てますが、専修寺では総門、楼門、如来堂が一列に並び、そこから矩折りに御影堂が配されています。
昭和42年(1967)国の史跡に指定され、昭和56年(1981)、如来堂・御影堂・楼門・総門の4棟の建造物が重要文化財に指定されました。親鸞縁の寺宝も多数所有しています。境内の奥の林の中には、親鸞聖人のお墓があり、 聖人の遺歯が9粒埋葬されているそうです。
下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/
日本一周 ブログランキングへ
にほんブログ村
http://blog.fc2.com/