フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月9日(日) 晴れ

2008-03-10 02:07:02 | Weblog
  10時、起床。昨日と同じく、ベーコン&エッグ、トースト、紅茶の朝食。昼過ぎに自宅を出て、大学へ。スロープにはフェンスが設けられていた。先日、スロープに並べられた鉄柱は、中央分離帯ではなく、フェンスの足場だったのだ。キャンパスの視界が急に狭くなった。これからは空を見上げることがますます増えるだろう。

        

        

        

        

  昨日と今日は文学学術院の転部試験。早稲田大学の他の学部から文化構想学部あるいは文学部への転部を希望する学生は、筆記試験(昨日)と面接試験(今日)を受けて、合格すれば転部が認められる。よい制度だと思う。選択は間違うことがあるし、当初は間違いではなくとも、何かをきっかけにそこが自分のいるべき場所ではないのではないかという気持ちがしだいに強くなっていくことはある。これは学部選びに限ったことではないだろう。人生のいろいろな時期にいろいろな場所で起こることだ。そのとき、選択のやり直しを保障する仕組みが社会の側に用意されていて、選択のやり直しをしようという気力が個人の側にあるのであれば、間違った選択の中に閉じこもっている必要はない。深呼吸のできる場所へ出て行くことだ。
  面接の仕事を終え、おそい昼食を「天や」でとる。春天丼(海老天が2本、子持ち白魚と芹の掻き揚げ、たらの芽の天ぷら1個がのっている)にお新香(白菜)を付ける。食後はシャノアールで1時間ほど読書。帰りに丸善丸の内店に寄って、以下の本を購入。休日の丸の内界隈はいつもより人が少ない。

  ジム・フリージ(村上春樹訳)『ペット・サウンズ』(新潮社)
  森雅之『散歩手帖』(大和書房)
  伊坂幸太郎『死神の精度』(文春文庫)
  佐藤治彦『使い捨て店長』(洋泉社新書)
  ロルフ・ギュンター・レンナー『エドワード・ホッパー』(TASCHEN)
  カトリン・クリンクゾール=ルロワ『シュルレアリスム』(TASCHEN)

        
       
  蒲田に着いて、TSUTAYAでビーチボーイズのアルバム「ペット・サウンズ」をレンタル。

  「僕にはちゃんとわかっているんだ。自分が間違った場所にいるってことが」("I know perfectly well I'm not where I should be...")ビーチボーイズ「僕を信じて」(YOU STILL BELEIVE IN ME)より