8時半、起床。キャベツとソーセージの炒め、トースト、オレンジジュース、紅茶の朝食。9時半に家を出て、10時半にスタジオ(26号館地下)入り。現代人間論系の基礎講義(オンデマンド授業)は基本的に前年度と同じものを使用するが、新しくメンバーになった草野先生のご紹介の部分(10分弱)を収録して、初回の講義(論系全体の紹介)に付け加える。しかし、ただ付け加えるだけだと、学生はそれに気づかないで(「今日はこれで終わります」と既存の部分の最後で言っているので)、パソコンのスイッチを切ってしまうであろうから、「この後、草野慶子先生が登場します」とスーパーインポーズを入れてもらうことにした。最近のTV番組でよくみかける手法である。
収録を終えて、見晴らしのよい26号館15Fのレストラン「西北の風」で昼食。サンドイッチか握り寿司を注文するつもりでいたら、両方ともなくて、何十年かぶりで(この前食べたのがいつのことだか忘れるくらい昔)スパゲッティナポリタンを注文したのだが、これがとても美味しかった。スパゲッティナポリタンてこんなに美味しいものだったろうか。いや、そうではない、私はただ郷愁にかられて注文したのだが、子どもの頃に食べたスパゲッティナポリンはたんにケッチャップをからめたスパゲッティに過ぎなかった。今日食べたスパゲッティナポリタンは、ケッチャップ特有の尖がった感じがなく、とてもふんわりとまろやかな味である。たぶんサワークリームかなにかが入っているのだろう。サラダ、食後の珈琲とセットで千円は安いと思った。眼下の大隈庭園と椿山荘の桜が見ごろを迎えた頃にでもまた来よう。
午後1時から453教室で現代人間論系の進級ガイダンス。156名という論系進級学生の人数は知っていたが、今日初めて彼らと対面する。全員が出席していたわけではないようだが、一目教室を見渡して、女子学生の比率が高い。女子学生6、男子学生4くらいの感じだろうか。まだ事務所から名簿は届いていないので、一人一人の名前はわからないものの、これから一緒にやっていくのだなという実感がわきてきた。ガイダンスの時間は90分ほど。終わってから、全員で記念の写真を撮った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/03/115e4b9fe4e007554501896331d30f7c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/23/fd414afb051ca0977bc0cfee4cefbc64.jpg)
(私はカメラマンゆえ写っておりません)
あゆみブックスで『Coyote(コヨーテ)』4月号を購入し、シャノアールで読む。「柴田元幸」特集である。
飯田橋ギンレイホールで『パンズ・ラビリンス』を観る。1944年のスペインが舞台。内戦という現実と、おとぎ話の世界という幻想、二つの世界を生きる少女オフェリアが主人公。多重人格というものが辛い現実に適応するための一種の擬態であることはよく知られているが、オフェリアの幻想もそれと同じ心理的機構をもつものなのであろう。一方における悲劇的結末は他方におけるハッピーエンドである。そして観客は、少なくとも私は、ファンタジーを楽しむことによって、オフェリアの幸福を信じたのである。
収録を終えて、見晴らしのよい26号館15Fのレストラン「西北の風」で昼食。サンドイッチか握り寿司を注文するつもりでいたら、両方ともなくて、何十年かぶりで(この前食べたのがいつのことだか忘れるくらい昔)スパゲッティナポリタンを注文したのだが、これがとても美味しかった。スパゲッティナポリタンてこんなに美味しいものだったろうか。いや、そうではない、私はただ郷愁にかられて注文したのだが、子どもの頃に食べたスパゲッティナポリンはたんにケッチャップをからめたスパゲッティに過ぎなかった。今日食べたスパゲッティナポリタンは、ケッチャップ特有の尖がった感じがなく、とてもふんわりとまろやかな味である。たぶんサワークリームかなにかが入っているのだろう。サラダ、食後の珈琲とセットで千円は安いと思った。眼下の大隈庭園と椿山荘の桜が見ごろを迎えた頃にでもまた来よう。
午後1時から453教室で現代人間論系の進級ガイダンス。156名という論系進級学生の人数は知っていたが、今日初めて彼らと対面する。全員が出席していたわけではないようだが、一目教室を見渡して、女子学生の比率が高い。女子学生6、男子学生4くらいの感じだろうか。まだ事務所から名簿は届いていないので、一人一人の名前はわからないものの、これから一緒にやっていくのだなという実感がわきてきた。ガイダンスの時間は90分ほど。終わってから、全員で記念の写真を撮った。
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(私はカメラマンゆえ写っておりません)
あゆみブックスで『Coyote(コヨーテ)』4月号を購入し、シャノアールで読む。「柴田元幸」特集である。
飯田橋ギンレイホールで『パンズ・ラビリンス』を観る。1944年のスペインが舞台。内戦という現実と、おとぎ話の世界という幻想、二つの世界を生きる少女オフェリアが主人公。多重人格というものが辛い現実に適応するための一種の擬態であることはよく知られているが、オフェリアの幻想もそれと同じ心理的機構をもつものなのであろう。一方における悲劇的結末は他方におけるハッピーエンドである。そして観客は、少なくとも私は、ファンタジーを楽しむことによって、オフェリアの幸福を信じたのである。