8時半、起床。
トースト、サラダ(鶏ササミ、トマト、レタス)、紅茶の朝食。
お昼に家を出る。庭の桜が見頃を迎えた。家の前を通る人たちから「咲きましたね」と挨拶される。
1時に高田馬場駅で7名の仲間と待ち合わせ、先日亡くなったF先生のご自宅に弔問に伺う。F先生の夫であり、われわれの恩師でもあるM先生にご挨拶する。F先生の遺骨が置かれたキャビネットの上にはF先生のお若いころから最近にいたるお写真が飾られていた。M先生お手製のナマコの酢のものを肴にわれわれがM先生のご定年のときに差し上げたウィスキーを飲みながら(下戸の私はちょこっと舐めただけだが、香りがよくて、まろやかな口当たりであった)、F先生のことを語り合った。
私の卒論の指導教授はM先生であったのだが、提出した卒論を最初に読んで下さったのがF先生だった。そして「これ、なかなか面白いわ。このまま活字にしてもいいんじゃない」とM先生に感想を述べられたそうである。ただし、一つ欠点があって、それは「結論が書かれていないこと」であると。その通りで、私の卒論は結論に至る途中で締め切りを迎え、8合目くらいで終わっていたのであった。というわけで、私は学部を卒業後、一年浪人して、大学院へ進学し、卒論の続きを書くことになった。
F先生のご冥福を心からお祈りいたします。合掌。
みんなと別れて大学へ戻る。
スロープの上の桜は遠くから見るとまだ花が咲いていないようにみえるが、
近づけば、ちらほらと咲いている。
明後日の卒業式には三分咲きくらいにはなっているだろうか。
コンビニおにぎりで遅い昼食。
理工社か製本されたゼミ論集が搬入された。
これで通算6冊目のゼミ論集である。
ゼミ生全員でライフストーリーインタビュー調査に取り組み、得られたデータを全員で共有し、そこから各自の研究テーマを見つけていくというやり方をずっと続けてきた。調査実習(フィールドワーク)と卒論演習の両方の性格を兼ねたゼミである。
表紙の色は毎回変えている。もし私が定年(70歳)までゼミを続けるとしたら、15巻までいくことになるが、だんだん表紙の色選びに悩むことになるだろう。ポイントはどこでピンクを使うかである(笑)。
5時半にTさん、Fさん、Mhさん、Aく君がやってくる。6時からゼミの卒業パーティー(謝恩会と彼らは呼んでいる)があるので、会場までゼミ論を運んでもらう。
「お~い」の声に振り返ったところをパチリ。
会場である「ホイッスルカフェ」に到着。新しいカフェらしい。
8時までわれわれの貸切である。
商事会社に就職が決まったS君。私のゼミから商事会社に就職するのは男子では彼が初めてある。群馬出身(私の母と同じだ)の純朴さをどうか失わないでほしい(笑)。
ゼミ長のA君とOさん。とくにカップルというわけではありません(笑)。
一番最後にやってきた(遅刻!)Kさん。バイト先でとてもいいことがあったらしく、満面の笑みである。銀行に就職したが、配属先は蒲田支店とのことである(!)。
さあ、乾杯だ。中央で笑顔のTさんが最後に号泣することになろうとは、この時点では、誰が予想しただろうか・・・私は予想してましたけどね(笑)。
本日の進行はNさんの担当。いま幸せのど真ん中にいるので、なんでも引き受けてくれる(笑)。
Nさんがパワーポイントであれこれ趣向を凝らしてくれた。
確かに、あるある(笑)。
A君から記念品をちょうだいする。
スタバのミルクフォーマー&カップ、コーヒープレス、コーヒーの粉。
Nさんから花束をちょうだいする。
Orさんからメッセージ帖をちょうだいする。
ゼミ論集を配布する。
Maさん、Fさん、Myさん。
Eさん、Yさん、Sさん、Otさん。
Tさん、Nさん、S君、Aさん。
Aくん、Orさん、Mhさん、Kさん(背後にI君の影が・・・)、Hさん、Iさん。
訳あって留年するI君とHさんの2人にもゼミ論を配布する。
2人は来年もゼミに出ます。7期生、8期生諸君、よろしくね。
時間となり、店の外では次のグループが待っている。われわれは店の外で記念撮影。
6期生はみんなの仲がとてもよかった。もちろんこれまでの代も仲がよかったのだが、とくによかった。小グループの連合体となることなく、全員が仲がよいのが特徴だった。したがって、とてもうるさかった(笑)。このうるささを懐かしく思うときが来るだろう。これからそれぞれの場所で頑張ることになるが、いつかこのゼミを思い出してきっと泣いてしまう・・・と言おうと思ったらすでにTさんが号泣を始めていた(笑)。
明後日の卒業式でまた会いましょう。
二次会は失礼して帰る。
花束をもって電車に乗ると、定年退職のサラリーマンに見えるに違いない。
いただいたメッセージ帖に目を通す。
Otさんが描いた私の似顔絵。これは中年男という感じだが・・・
Fさんが描いた似顔絵。こっちは老人だよね。
そういえば、「お体に気をつけて」というのが言葉が散見された。「甘いものはほどほどに」というのもあった。
ふん、余計なお世話じゃ(笑)。
「社会人になって先生のブログに登場するのが次の夢です」というのもあった。簡単なことですよ。「カフェ・オオクボ」にいらっしゃい(ただし休みは不定期なので事前にメールしてね)。
「当面の目標は早めに結婚して大久保先生を結婚式に呼ぶことです」というのもあった。これは各期先着3名までね。