8時、起床。
トースト、サラダ、紅茶の朝食。
11時20分に蒲田駅で卒業生のアヤノさん(論系ゼミ6期生)と待ち合わせる。彼女は蒲田駅に降りたのは初めてで、思っていたよりも大きな(乗降客の多い)駅だったようで、改札口を出た辺りでキョロキョロしながら私を待っていた。
「まやんち」へ。開店(11時半)と同時に入店。
アフタヌーンティー・セットを注文(前日に予約済みである)。
アヤノさんは前回会ったとき(去年の10月)はロングヘアーだったが、今日はショートヘアーになっている。新年を迎えて心機一転ということだろうか。お似合いですよ。
アフタヌーンティー・セット(二人前)。何度見ても、美しい。
上段はスイーツ類。
キンカンのタルト、
苺クリームのショートケーキ。
ポンカンのゼリー。
木の実ののったチョコレート、抹茶クリームのマカロン。
下段はフード類。
キッシュ。
野菜サンド。
スコーン。
アフタヌーン・」ティーは、下段のフード類を先に食べてから上段のスイーツ類を食べるというのが一般的な順序なのだが、そうすると後半ずっと甘いものを食べ続けることになるので、今日はあえて順序を無視して、心の声に従いながら、甘いものと辛いもの(甘くないものを)を適度な順番で食べることにした。和の甘味処では甘いものを先に食べて辛いもので〆る(例:あんみつ→磯辺巻)私にはこのやり方が合っている。
「まやんち」を出て、駅の東口から西口に移動して、「あるす」へ向かう。
風はなく、散歩日和である。
20分ほど歩いて、「あるす」に到着。
私はモカ、彼女は・・・なんだったかな(3日前のことを思い出しながら書いているのです)、モカじゃない豆をチョイス。
入口の横の大きなガラス窓からは暖かな日差しが差し込んでいる。
その明かりを横から受けながらちょっとおすましのポートレートを撮る。
前回は薄手の赤いセーターだったが、暖色系がお気に入りなのだろう、今日はオレンジ色のゆったりとしたセーターである
マダムが庭に咲いた八重椿を切ってアヤノさんにプレゼントしてくれた。
マダムは高校時代の親友のお父様が早稲田大学の教授だったこともあって、昔から大の早稲田贔屓で、私が卒業生を連れて行くと喜んで歓迎して下さるのである。
店の外までわざわざ見送りに出てくださる。ありがとうございました。
いただいた花を手に持って、呑川沿いの道を駅の方へ戻る。
私はこの後、大学へ出るのだが、まだ少し時間があるので、大井町の「pottery」へ行く。店の前は桜並木だが、そのうちの三本が河津桜(残りはソメイヨシノ)でチラホラ花が咲き始めている。
二人ともブレンドコーヒーを注文。
私「また卒業生を連れてきました」
マダム(ニコニコしながら)「あなたもキャビンアテンダントをされているの?」
アヤノさん(嬉しそうに)「いいえ、航空会社ではなく、商船会社に勤めています」
マダム「あら、〇〇商船?」
アヤノさん(驚いたように)「はい、そうです!な、なんでわかったのですか?」
マダム(ニコニコしている)「・・・・」
私(心の中で)「あてずっぽですね」
マダムが「年の数だけお食べになって」と言って小さなだるまの形をしたお菓子を下さった。年の数だけか・・・う~む。
「写真をお撮りしましょうか」とマダムが言って下さったので、お願いする。
彼女は会社の忘年会で「恋ダンス」を披露したそうだ。ちょと見たいですねとリクエストしたら、「pottery」を出たところで、道行く人たちの視線をものともせず、ワンコーラス分のダンスをしっかり披露してくれた。ずいぶん練習したのだろう、なかなか見事だった。もし空き缶を足元に置いておけば、二人分のコーヒー代相当のコインが集まっただろう。
もしかしたら髪をショートにしたのは「恋ダンス」のためか?!
大井町の駅前の商店街にあるとんかつ屋「丸八」の話をしたら彼女がカツサンドをテイクアウトしたいというので店まで案内する。暖簾をくぐると、カウンターの中には顔なじみの若旦那が立っていたので、カツサンドのテイクアウトを注文して、私はこれで失礼しますが彼女をよろしくお願いしますと言って店を出た。
後からアヤノさんから届いたメール。「丸八の方々はすごく優しいですね!あるすでいただいた椿を綺麗に袋で包んで持たせてくれました。感動です!」
夕方からゼミ。秋学期最後のゼミであり、4年生にとっては大学生活最後のゼミである。
3年生に11月に行ったライフストーリー・インタビューのデータを分析した知見を報告してもらった。
本日のスイーツ係は4年生のC君。なんと、自分が担当であることを忘れていて、ゼミの直前で慌ててコンビニスイーツを仕入れて来た。最近のコンビニスイーツはクオリティが高いから、まあ、いいですけどね。
最後に記念撮影。
高田馬場で打ち上げのゼミコン。
3年ゼミ長のSさんの挨拶。
乾杯!
やれやれ、これで後はゼミ論集の編集を残すのみか。
解散は11時頃、高田馬場の駅前で。
寒さの中の一本締め。
12時過ぎに帰宅。
今日から連載がスタートした読売新聞の夕刊小説、澤田瞳子「落花」に目を通す。私はNHKの大河ドラマを観る習慣はないが、これからはこの歴史小説を読むことが日々の習慣になるだろう。
2時、就寝。