フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月9日(水) 小雨

2016-03-10 03:01:53 | Weblog

8時半、起床。

昨日から一転して寒い朝。

トースト、サラダ、紅茶の朝食。

昼から大学へ。

予報よりも早い雨の降り出しで、百円ショップの傘が売れそうである。

牛丼の吉野家のキャッチフレーズは「うまい、早い、安い」だが、ドトールのミラノサンドAは「うまい、早い。」までである。確かに「安い」と言うのははばかられるね(笑)。

巨神兵のごとく。

卒業生のNさん(論系ゼミ3期生、2013年卒)が研究室にやってくる。Nさんはたいていいつも有給休暇を使って私に会いに来る。気軽に有給が取れるというのはそれだけよい職場である。彼女は私大の職員をしている。

昼食を食べに出る。

魚が食べたいというので「たかはし」にお連れする。

私は久しぶりに二重弁当を注文した。

数年前、学部の教務主任をしていたときに、会議で散々食べたので、しばらく食傷気味だったのだが、ようやく注文できるようになった。

見た目にもきれいで、美味しいお弁当である。

Nさんは焼き魚(キンメの開き)定食を注文。

肉豆腐を単品で注文し、シェアして食べる。寒の戻りの日に食べたくなるメニューである。

食後のコーヒーは「カフェゴト―」で。

 われわれが店に入ったときは他にお客はいなかったが、その後、続々と客が入ってきて、あっという間に満席になった。

私がこの店でよくケーキを「ハーフ&ハーフ」で注文するのを知っているNさんは、まだ自分はそれをやったことがないので、やってみたいと所望した。

林檎とさつまいものタルトと洋梨のフランのハーフ&ハーフ。

Nさんは今日吉報をもってやってきた。実は、吉報の報告が今日の研究室訪問の目的ではなかったのだが、研究室訪問の日が決まった後で、つい先日、よいことがあって、今日、研究室の訪問がてらその報告ができたというわけである。

よかったですね、Nさん。

それにしても、女性の20代半ばというのは、大きな浮沈感覚を伴うライフイベントが頻繁に起こる時期である。先月もNさんとゼミ同期のBさんから同様の報告を聞いたばかりである。吉報は吉報を呼ぶ。彼女らの間で一種の共鳴現象が起こっているのであろうか。

成功というのは希少な資源をめぐる競争の結果手に入れるものであるから、必然的に一部の勝者と多数の敗者を生む。しかし、幸福はそうではない。誰もが幸福になれるというのが(近代社会の)幸福の物語である。なぜなら幸福のきっかけは身近なところに遍在しているからである。それは追い求めて手に入れるものではなく、ただその存在に気づけばよいのである。メーテルリンクが『青い鳥』で呈示した幸福の三番目のカテゴリー「あなたのお家の幸福」とはそのような幸福であった。それがなかなか入手困難になってきたというところに現代(ポスト近代)社会の不幸があるのである。

そこでどうするか・・・というのは私がいま書こうとしている原稿のテーマであるが、それはひとまず措いて、NさんやBさんは近代的な幸福の物語で十分やっていけそうである。注意を払うべきは、成功の物語にしろ、幸福の物語にしろ、物語が展開する舞台装置としての健康という資源である。聞くと、Nさんはこのところずっと原因不明の微熱が続いているというではないか。若さと健康は同値ではない。若いから大丈夫ということはない。健康管理には十分に留意して下さいね。

Nさんはこの後、新宿でお買い物だそうである。

夕方まで研究室で雑用。

ゼミ論集の原稿の最終チェックを依頼した学生たちから次々にメールが届く。いま外国にいるとか、これから外国に行くとかいう者が多い。地方出身の者はすでに東京のアパートを引き払って郷里に帰っている。

帰りがけに「SKIPA」に寄って、日曜日の句会の席の予約をする。

寒い日でも私が注文するのはアイスチャイだ。

水曜日はのんちゃんは早上がりで、店には宙太さん一人。ベトナム・タイ旅行の土産話を聴く。旅行の前半のベトナムは今日の東京と同じくらい寒く、後半のタイは37度もあったそうだ。

「梅花亭」で桜餅(京風)を買って帰る。

夕食はオムライス。冷蔵庫の中の残り物のご飯がある分量に達すると、チャーハンとかチキンライスに変身するのだ。

夕食にチャーハンやチキンライスというのはもの足りない気がするが、卵でくるんでくれると納得してしまうところがある(笑)。

デザートは京風桜餅(道明寺)。

明日は午前10時から会議がある。もう寝なくちゃ。

3時、就寝。


3月8日(火) 晴れ

2016-03-09 10:34:18 | Weblog

7時半、起床。

トースト、サラダ、紅茶の朝食。

午前中に聞いているラジオで1時間ごとに(時報に合わせて)流れている日野自動車のコマーシャル(堤真一とリリー・フランキー)で、「ずっと11時だったらいいのに」という台詞が秀逸。この気持ち、わかるね、という話を妻にしたら、どこが?と言われた。えっ、君にはわからないのか?!

今日は作業の関係で外出はせず、自宅で昼食をとる。

「phono kafe」で購入した玄米ラーメン(ごま味噌)。

豚肉、人参、キャベツを炒めて。

ゼミ4年生全員へメールで諸連絡。いまの時期、外国に旅行中の学生もいるので、ちゃんと連絡が取れるか気になるところである。

夕方、作業が一一段落したので、ジムへ行く。

コブシの花が満開だ。

クロストレーナーを45分の設定で始めたが、思いのほか昨日の疲れが残っているようで、25分で中断する。10分休憩してから、再開、20分漕いで、合計45分で600キロカロリーを消費する。中断の原因は、昨日の疲れのほかに、今日の気温が高かったことと、最初に乗ったマシンのペダルが他のマシンより重かったこともあるようだ。ちょっとしたコンディションの違いで、疲労の度合いは大きく左右される。

トレーニングを終えて、ロッカーで着替えていると、今日からこのジムの会員になったという男性からロッカーの使い方について聞かれたので説明すると、それをきっかけに彼は、自分は青森から東京に転勤してきたばかりであること、40代半ばであること、ジムにはできるだけ毎日通うつもりであることなどを快活に語った。トレーニングは適度に休みの日を入れた方がいいですよ、どうぞ無理はされませにようにと答える。

ジムの入っているビルの一階のスーパーマーケットのイートインコーナーで一服する。

スーパーの菓子売り場にサクマのいちごみるくがあったので購入。

『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の中で音が練に「はい」とあげるやつだ。

『ドラゴンボール』における仙豆みたいなものではないだろうか。

7時過ぎに帰宅。

夕食は親子丼、サラダ、しらすおろし、鮪の佃煮、竹の子とワカメの味噌汁。

一月は行く、二月は逃げる、三月は去る、という。確かにそうだ。

三月が二か月間あればいいのに。


3月7日(月) 雨のち曇り

2016-03-08 08:00:44 | Weblog

7時、起床。

トースト、サラダ、紅茶の朝食。

午後、外出。小雨が降っているが、寒くはない。

「カフェドコバ」で昼食をとることにする。少し長居をしたいときのもの思いカフェである。

店の入口の前のたくさんの看板がやる気を感じさせる。

日替わりパスタセット(880円)を注文。ブレンドコーヒー、ガーリックトースト、サラダが付いてくる。

本日のパスタはあさりとトマトソース。

コーヒーはお替りを注いでくれる。これが長居をしたいときはありがたい。

明後日が締め切りの句会用の句を考える。まずは俳句の頭になるための準備体操として、歳時記(春)を拾い読みし、気に入った句を手帳に書き記してゆく。

 垂れ髪に雪をちりばめ卒業す  西東三鬼

 春休ひそかにつくる日記かな  久保田万太郎

 三月やモナリザを売る石畳  秋元不死男

 木の間とぶ雲のはやさや春浅し  三好達治

 春めくという言の葉をくりかえし  阿部みどり女

 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る  能村登四郎

 首長ききりんの上の春の空  後藤比奈夫

 春の雲人に行方を聴くごとし  飯田蛇笏

 百年は生きよみどり子春の月  仙田洋子

 春の星またたきあひて近よらず  成瀬桜桃子

自分で句作をするようになるまではそれほどとは思わなかったが、歳時記に載っている句にはいい句が多い。写経をするようにいい句をノートに写していると、句のモチーフが湧いて来るので、それを書き留めて、句らしく形を整えていく。でも、深追いはしない。あと二日あるから、今日のところはここまでとする。 

カフェを出て、久しぶりに(8月以来だ)ジムへ行く。4月から会員制度が変更になるので、その手続きをするためということもあるが、春学期のスタートまであと一ヶ月となったので、それまでに3キロほど絞り込んで、授業をする身体にもっていきたい。

軽めの筋トレをワンセットと、クロストレーナーを40分漕いで535キロカロリーを消費。

久しぶりでだったので、クロストレーナーは抑え気味のペースで漕ぎ、ばてることはなかった。

 

 帰りに「phono kafe」に寄って行く。

トレーニングをした後なので、甘いものは避け、サラダを注文し、水を3杯ほど飲む。

夕食は豚肉のソテー。

新玉ねぎのサラダ。

「パン日和あをや」のメニューには新玉ねぎのサンドウィッチがそろそろ出る頃だろうか。3月のドリンクは苺ミルクなので、ぜひ行かなくちゃ。

デザートはマンゴー(缶詰)。

『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』第8話をリアルタイムで観る。練が何事もなかったように元の人格に戻っている。A→B→A’ではなく、A→B→Aである。Bの痕跡はどこにも残っていない。Bは一体どこに消えたのだろうか。余りの変わり様(復元)にもしかしたら練は二重人格なんじゃないかと思えてくる。

今日の最後の音の部屋でのシーンには、こんなことを言われら女性はひとたまりもあるまいと思えるようなセリフがふんだんに出てきた。でも、悪用する者がいるといけないので、ここには書きません(笑)。音がこれまで誰にも話したことがなかった母の火葬のときのエピソードを練に話したのは練の言葉に心の奥の扉を開かれたからである。練、もう君を口下手とは言わせないぞ。


3月6日(日) 晴れのち曇り

2016-03-07 12:00:18 | Weblog

7時半、起床。

メロンクリームパン(半分)、サラダ(鶏のササミ、トマト、ベビーリーフ)、紅茶の朝食。

11時50分に蒲田駅で卒業生のあずささん(論系ゼミ1期生、2011年卒)と同じく卒業生のKさん(文構、2012年卒)と待ち合わせ、「phono kafe」でランチ(12時に予約を入れておいた)。

二人はご飯セット、私はカレーセット+ビーフン春巻きを注文。

あずささんとは先週の日曜日に会ったばかりである。たぶん同じ卒業生と会う間隔の短さとしては記録であろう(笑)。

なぜこういうことになったかというと、Kさんの付き添いという感じなのである。Kさんは文化構想学部の卒業生ではあるが、私の教え子ではない。在学中に私の授業をとったことはないのである。論系は社会構築論系で、ゼミはY先生のゼミだった。Kさんが私のことを知ったのは卒業後に私のブログを読み始めてからである。つまりKさんは「ブログの読者」というのが一番当たっている。

食後にミニデザートとお茶を注文。

Kさんとあずささんは1年生のとき、スペイン語のクラスの同級生だったが、卒業後は連絡を取り合ってはいなかった。ところがKさんが私のブログを見ていると、ときどきあずささんが登場するではないか。そうか、彼女は大久保先生のゼミ生だったのかと・・・とKさんはびっくりする。Kさんは久しぶりにあずささんに連絡をとり、二人は再会した。

先月、Kさんから、私と面会したい、できればあずささんと一緒に、というメールをもらった。はい、いいですよと私は返信した。そして今日の「phono kafe」でのランチとなったのである。「phono kafe」はKさんの希望であった。

あずささんは私と二人のときよりもよくしゃべった。へぇ、けっこうおしゃべりなんだと思ったが、あずささんは今日の自分の役割を考えてあえてそうしていたのかもしれない。

Kさんは、おっとりした話し方をする。でも、内側に強い意志があることは、私に面会の希望のメールを送ってきたことからもわかる。

「phono kafe」には3時間ほど滞在して(!)、まだ話し足りないようだったので(女子会ですね)、場所を「あるす」に移した。

私とKさんはキリマンジェロ、あずささんはカフェオレを注文。しかし、キリマンジェロが1つと、カフェオレが2つ出てきた(笑)。私がカフェオレをいただく。マスターは少し耳が遠くなったようである。

Kさんはあずささんと同い年だが、すでに結婚し、まもなく10カ月になるお子さんがいる。現在、専業主婦である。子育てはなかなか大変そうで、こうして誰かと会って話をするのも、座ってゆっくりご飯を食べるのも久しぶりですと言っていた。今日は山形からお母様が上京されていて、お子さんの面倒をみてくれているそうである。

あずささんも「私も頑張らなくちゃ」と決意を新たにしたようである(笑)。

「あるす」を出たのは4時。夕方から雨になるという予報が出ていたが、なんとかKさんが家に帰るまではもってくれそうである。

夕食は野菜の天ぷらと炊き込みご飯。

世界卓球は今日が最終日。見ごたえのある大会だった。日本チームは大健闘で、男女そろっての「銀」。それにしても中国チームの強さは桁違いだった。


3月5日(土) 晴れのち曇り

2016-03-06 11:37:43 | Weblog

7時半、起床。

豚汁、鰹の刺身(漬け)、サラダ、ご飯の朝食。

具だくさんの豚汁である。

昼過ぎに池上駅で卒業生のMさん(論系ゼミ5期生、2015年卒)と待ち合わせる。彼女は池上線沿線の石川台に住んでいるが、池上駅で降りるのは高校生のときに池上本門寺のお会式を見物に来たとき以来だそうだ。

 池上駅前商店街の外れにあるカフェ「バターリリー」へ行く(予約を入れておいたが、窓際の明るいテーブルを用意してくださった)。

私はタコライス、Mさんは最初ホットサンドにしようと思ったが、ケークサレがお店の看板メニューであることを説明したら、そちらに変更した。お店の方は私にもケークサレを勧めたが、ケークサレというものを食べたことのない私は軽食のような感じがしたので、躊躇した。

これがケークサレのセット。手前のパウンドケーキのようなものがケークサレで、ケーキと違って甘くはなく、いろいろ野菜が入って、スパイスも効いており(ちょっと試食させてもらったのだ)、軽食ではあるが、決してお菓子ではない。スープや小鉢もあれこれ付いて、楽しそうである。次回、注文してみよう。

注文のとき目玉焼きのせでお願いしたが、通っていなかったようで、後から追加で注文。やっぱりこれがないと、画竜点睛を欠くね。

デザートはクリームブリュレと紅茶。Mさん曰く、「これまで食べたクリームブリュレの中で一番美味しいです」。

この後、池上梅園へ行くつもりなので、お店の方に梅の開花状況を尋ねたら、「もう終わっているみたいですよ」と言われて、びっくりした。ほ、ほんとですか?! 今年は暖冬だったせいだろうか。

でも、本門寺の周辺のお寺の庭の梅は十分に鑑賞に堪える。

梅は桜と違って、満開のタイミングが木によって違うし、開花した後の持続期間も長いから、だめもとで梅園には行ってみようと店を出た。 

梅園に行く前に本門寺を参拝。

階段を上がって本殿前の広場に足を踏み入れた時、Mさんは、七五三のときにお父さんに連れられてここに来て鳩と戯れている写真を撮られたときのことを突然思い出した。「ここです、ここです」と彼女は白い砂利が敷かれた境内の一区画を指さして言った。

池上会館の屋上の展望台に上る。Mさんはこの場所は知らなかったようだ。五重塔の一番のビューポイントである。

階段の上からの一枚。街を見下ろす場所で撮ると、「三井のリハウス」のコマーシャルに登場する育ちのよさそうなお嬢さん風に撮れます(笑)。みなさん、お試しあれ。 

古民家カフェ「蓮月」で一服。土日は混むので、昨日電話をして、予約ができるかどうか尋ねたら、できますとのことだったので、3時に予約を入れておいた。ひとりで「ブラタカジ」をするときはそんなことはしないのだが、連れがいるときはけっこうちゃんと準備するのである。

店内は思った通り満席状態だったが、われわれの席はちゃんと用意されていた。

二人とも蓮茶を注文する。わざわざ予約を入れておいて蓮茶だけというのは申し訳ないような気がしないでもなかったが、「バターリリー」を出てからまだ1時間しか経っていないので、スイーツ欲は高まっていなかったのだ。

クリームブリュレの後味が残る舌に蓮茶のスッキリした味わいがいい。

Mさんは映像制作会社で働いている。「ワンピース」と「ドラゴンボール」という超人気作品をもっているので、会社の業績は順調である。彼女の夢は大好きな「ワンピース」のプロジェクトに一日も早くかかわれるようになることである。

池上梅園に到着。たしかにピークは過ぎているが、まだまだ鑑賞に堪えるレベルである。

山の斜面に梅の木がたくさん植わっているのが、見どころである。

ここでも「三井のリハウス」風の一枚(笑)。 

 

山を下りて来て。

 梅園の一角は日本庭園風の造りになっている。 

甥っ子風の男の子と。

人気の途絶えた小道で、

 ちょっとおどけてみました(笑)。

紅梅の下で。

回遊路で、

もう一度、ちょっとおどけてみました(笑)。

でも、このときは私の背後で小さな渋滞が発生していました。

梅園を出たのが4時半ごろ、駅に向かう途中、ちょっと寄り道をして、葛餅の「相模屋」で一服。

スチーツ欲を満たすべく、二人とも葛餅を注文(他のメニューはない)。

とても上品な味わい。

池上駅でMさんと別れる。私は蒲田方面、Mさんは五反田方面。

お元気で。また会いましょう。

夕食は卵とブロッコリーとスナップエンドウの炒め物。

それと焼き魚(鮭)、サラダ、豚汁、ご飯。

 アマゾンで注文した本がたくさん届いていた。