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「中の湯」は塩原新湯に3軒ある共同浴場の中で最も小さな湯小屋。背後は新湯爆裂噴火跡のガレが広がり、小さなお社を挟んで旅館「湯荘白樺」が隣接しています。また小屋の右側擁壁上には「名湯 中の湯」と篆刻された御影石が置かれています。
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「湯荘白樺」との狭間に立っている小さな鳥居の下が中の湯の源泉。一応神聖な場所なのでしょうけど、パイプやコンクリの桝・蓋の類が散乱していて雑然としており、聖域であるから立ち入れないというよりも、ゴチャゴチャしているがために踏み込みにくい状態です。お社のお湯は名前の通り「中の湯」の他、隣の「湯荘白樺」の旅館にも配湯されています。
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新湯の他の外湯と同様、無人の施設です。入口扉の脇に料金箱あり。
扉を開けてすぐに脱衣所です。かなり狭くこじんまりとした建物です。小さいながらも「寺の湯」のような混浴ではなく、ちゃんと男女が分かれているところは立派。鳥居や祠の下で湧くお湯らしく、脱衣棚に小さな御幣が立てかけられていました。
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これまた他の新湯の外湯と同様、総木造の浴室で、洗い場のカランは無く、水道の蛇口があるのみです。たとえ質素で小規模な建物でも、総てが木造であるとそこはかとない風格が滲み出ますね。
浴槽は3人入ればいっぱいの大きさで、塩ビの湯口からお湯が真横に飛び出ています。乳白色に強く濁り、噴気孔から出る火山性ガスのように鼻孔を刺激する硫化水素臭が漂い、インパクトには欠けるものの程ほどに明瞭ではっきりとした酸味(レモン汁味)、そしてカルシウム的な粉っぽさが感じられます。酸味は「むじなの湯」や「寺の湯」に比べて弱く、その他諸々の近くも薄いような気がします。また前2者と比べて薄いお湯であるためか、浴感はその分優しく、ツルスベ感はこちらの方が優れているかもしれません。
共同噴気泉
単純酸性硫黄温泉(硫化水素型) 79.2℃ pH2.6 蒸発残留物0.4401g/kg 成分総計0.414g/kg
Na+:4.8mg, Ca++:6.3mg, Al+++:8.8mg,
Cl-:10.7mg, HSO4-:17.9mg, SO4-:211.7mg,
遊離H2S:55.4mg
栃木県那須塩原市湯本塩原 地図
7:00~18:00 清掃日不定
300円(無人)
新湯の宿泊者は無料
備品類なし
私の好み:★★