このところ前置きが長い癖に肝心の本論は短くて内容の無い竜頭蛇尾な記事が続いていましたので、藪をつついて出てきた蛇に足が生えてくることがないよう、今回は本論だけに絞って簡潔にまとめてみる所存です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/5f/653081c5f9eab5b6997c97e1bc09289b.jpg)
国道7号浪岡バイパスから県道27号線に入って青森空港方面へ向かう途中、旧7号との交差点を過ぎたあたりの右手(ザ・ビッグの手前)にある民営の温泉公衆浴場が今回取り上げる「和の湯」です。沿道には大きな看板が立っている上、県道沿いという好立地ですし建物自体も比較的大きいので、県道を走っていたら否応なしにその存在に気付くかと思います。なんて言いながら、私は津軽へ長年にわたって足繁く通っているにもかかわらず、つい最近までこんな温泉があったなんて知りませんでした。飛行機はANA派ですし(ANAは青森空港に就航していません)、青森県へ訪れる時は車か新幹線かのいずれかなので、空港アクセス道路であるこの県道を走る機会が数年に及んで無かったんです…。ま、そんな私事はさておき、さっそく中へ入ってみましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/83/786abc0ac1964ef8b822f25c7eaefdb4.jpg)
調べたところによると、こちらの施設は4年ほど前にオープンしたそうですね。かつてこの場所には「赤川温泉」という浴場があり、その跡地と源泉を再活用したんだそうです。外観・館内ともまだ新しい施設らしい雰囲気が感じられます。便利な立地である上、この日は祝日だったため、館内は大盛況でした。規模としてはスーパー銭湯と街の公衆浴場を足して2で割ったようなもので、青森県内では比較的よくみられる庶民的なスタイルです。こちらには家族風呂もありますが、混雑している状況なのに一人で個室を貸し切るのは他の方に申し訳がないので、こんかいは公衆浴場のみの利用としました。券売機で料金を支払い、券を受付に渡すと、係員の女性の方はとっても明るくはきはきと挨拶してくれました。お風呂としてのみならず、スタッフの対応の良さも人気を集める理由になっているのかもしれませんね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/d2/a8d326d6ad1eae680a570f75d976a2e2.jpg)
とっても広い浴室。男湯の場合、脱衣所から見て左側に洗い場が、右側に浴槽やサウナが並んでいます。浴槽類は手前側からサウナ・水風呂・主浴槽・ジャグジー槽・打たせ湯の順に並んでおり、他の温浴施設同様、こちらでもサウナは大人気でした。
主浴槽とジャグジー槽の間にある平たい岩が組まれた湯口から温泉が注がれ、浴槽縁から洗い場へ向かってしっかりとオーバーフローしています。主浴槽・ジャグジー・打たせ湯ともに源泉が用いられていますが、源泉温度(37℃)がやや低いために加温されています。特に主浴槽は加温の塩梅が強くて熱めの湯加減となっており、長湯することはできませんでした。加温した上で放流式の湯使いを実践しており、とっても贅沢な感じがしますが、燃料代がもったいないのでもうすこしぬるくしても良いのではないかと、私個人としては勝手に思っております。
お湯は浪岡の温泉らしくモール系でして、コーラを彷彿とさせる濃い琥珀色を有しており、浴槽の底が薄らとしか見えない程度に濃い色付きです。重曹味や弱いモール臭は確認できますが他の味や匂いはあまり感じられず、湯中における泡付きもありませんが、スベスベ浴感ははっきりと伝わり、気持ち良くて何度も肌をさすりたくなってしまいました。なお塩素っぽい匂いが感じられましたが、気のせいなのか、あるいは実際に消毒剤を投入しているかは不明。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/a9/3975a3fef133e9afab9780aaceb1d100.jpg)
こちらは打たせ湯です。2本設けられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/d5/2769f2811dfd77da3ce08045818e9f4b.jpg)
洗い場は青森県らしく伝統的な押しバネ式カランと固定式シャワーの組み合わせとなっており、6組の水栓が設置された櫛状の半島が4本あって6×4=24、そして奥の壁面にも水栓4つ、という配置で計28箇所設けられています。お湯の水栓からは源泉が出てきます。桶はケロリン桶ならぬ「和の湯」オリジナル桶です。
こちらの施設で特筆すべきは露天風呂でしょうね。常に利用客がいらっしゃったので今回撮影は遠慮させていただきましたので、文章のみでご勘弁を。頭上には3階の位置の高さに大きなタンクがあり、その架台直下に4人サイズで長方形の浴槽が設けられています。頭上はそんな感じですし、周囲も塀に囲まれているので、露天と言っても開放感もへったくれもありませんが、源泉が大量に投入されてザブザブとオーバーフローしているのみならず、そのお湯は加温がほとんどされていない(あるいは非加温?)のか、不感温度帯(36~7℃)で浴槽に張られているため、身体への負担が少なく、際限なくいつまでも湯船に浸かっていることができるのです。また重曹パワーのおかげで湯上りは超サッパリ爽快! とっても気持ち良いためお客さんが集中しやすく、ぬるいお湯でみなさん悉く長湯する上に、一度に4人(つめても5人)しか入れないので、その混雑具合を目にして諦めて内湯へ戻ってゆく人も見られましたが、そんな人気ぶりも十分頷ける爽快なお風呂でした。
杉沢温泉(再分析)
アルカリ性単純温泉 37.0℃ pH9.20 167L/min(動力揚湯) 溶存物質0.505g/kg 成分総計0.505g
Na+:107.2mg(93.58mval%),
Cl-:18.6mg(10.77mval%), HCO3-:179.7mg(61.08mval%), CO3--:27.3mg(18.84mval%),
H2SiO3:147.4mg, 遊離CO2:0.0mg,
JR奥羽本線・浪岡駅より徒歩20分(約1.7km)
青森県青森市浪岡大字杉沢井ノ下133-1 地図
0172-62-7322
6:00~22:00
390円
ロッカー(100円リターン式)・ドライヤー(有料・3分10円)あり、基本的な入浴用具の販売有
私の好み:★★
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/93/269036f8da3366b265c6f1bbb94ed66f.jpg)
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国道7号浪岡バイパスから県道27号線に入って青森空港方面へ向かう途中、旧7号との交差点を過ぎたあたりの右手(ザ・ビッグの手前)にある民営の温泉公衆浴場が今回取り上げる「和の湯」です。沿道には大きな看板が立っている上、県道沿いという好立地ですし建物自体も比較的大きいので、県道を走っていたら否応なしにその存在に気付くかと思います。なんて言いながら、私は津軽へ長年にわたって足繁く通っているにもかかわらず、つい最近までこんな温泉があったなんて知りませんでした。飛行機はANA派ですし(ANAは青森空港に就航していません)、青森県へ訪れる時は車か新幹線かのいずれかなので、空港アクセス道路であるこの県道を走る機会が数年に及んで無かったんです…。ま、そんな私事はさておき、さっそく中へ入ってみましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/83/786abc0ac1964ef8b822f25c7eaefdb4.jpg)
調べたところによると、こちらの施設は4年ほど前にオープンしたそうですね。かつてこの場所には「赤川温泉」という浴場があり、その跡地と源泉を再活用したんだそうです。外観・館内ともまだ新しい施設らしい雰囲気が感じられます。便利な立地である上、この日は祝日だったため、館内は大盛況でした。規模としてはスーパー銭湯と街の公衆浴場を足して2で割ったようなもので、青森県内では比較的よくみられる庶民的なスタイルです。こちらには家族風呂もありますが、混雑している状況なのに一人で個室を貸し切るのは他の方に申し訳がないので、こんかいは公衆浴場のみの利用としました。券売機で料金を支払い、券を受付に渡すと、係員の女性の方はとっても明るくはきはきと挨拶してくれました。お風呂としてのみならず、スタッフの対応の良さも人気を集める理由になっているのかもしれませんね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/d2/a8d326d6ad1eae680a570f75d976a2e2.jpg)
とっても広い浴室。男湯の場合、脱衣所から見て左側に洗い場が、右側に浴槽やサウナが並んでいます。浴槽類は手前側からサウナ・水風呂・主浴槽・ジャグジー槽・打たせ湯の順に並んでおり、他の温浴施設同様、こちらでもサウナは大人気でした。
主浴槽とジャグジー槽の間にある平たい岩が組まれた湯口から温泉が注がれ、浴槽縁から洗い場へ向かってしっかりとオーバーフローしています。主浴槽・ジャグジー・打たせ湯ともに源泉が用いられていますが、源泉温度(37℃)がやや低いために加温されています。特に主浴槽は加温の塩梅が強くて熱めの湯加減となっており、長湯することはできませんでした。加温した上で放流式の湯使いを実践しており、とっても贅沢な感じがしますが、燃料代がもったいないのでもうすこしぬるくしても良いのではないかと、私個人としては勝手に思っております。
お湯は浪岡の温泉らしくモール系でして、コーラを彷彿とさせる濃い琥珀色を有しており、浴槽の底が薄らとしか見えない程度に濃い色付きです。重曹味や弱いモール臭は確認できますが他の味や匂いはあまり感じられず、湯中における泡付きもありませんが、スベスベ浴感ははっきりと伝わり、気持ち良くて何度も肌をさすりたくなってしまいました。なお塩素っぽい匂いが感じられましたが、気のせいなのか、あるいは実際に消毒剤を投入しているかは不明。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/a9/3975a3fef133e9afab9780aaceb1d100.jpg)
こちらは打たせ湯です。2本設けられています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/d5/2769f2811dfd77da3ce08045818e9f4b.jpg)
洗い場は青森県らしく伝統的な押しバネ式カランと固定式シャワーの組み合わせとなっており、6組の水栓が設置された櫛状の半島が4本あって6×4=24、そして奥の壁面にも水栓4つ、という配置で計28箇所設けられています。お湯の水栓からは源泉が出てきます。桶はケロリン桶ならぬ「和の湯」オリジナル桶です。
こちらの施設で特筆すべきは露天風呂でしょうね。常に利用客がいらっしゃったので今回撮影は遠慮させていただきましたので、文章のみでご勘弁を。頭上には3階の位置の高さに大きなタンクがあり、その架台直下に4人サイズで長方形の浴槽が設けられています。頭上はそんな感じですし、周囲も塀に囲まれているので、露天と言っても開放感もへったくれもありませんが、源泉が大量に投入されてザブザブとオーバーフローしているのみならず、そのお湯は加温がほとんどされていない(あるいは非加温?)のか、不感温度帯(36~7℃)で浴槽に張られているため、身体への負担が少なく、際限なくいつまでも湯船に浸かっていることができるのです。また重曹パワーのおかげで湯上りは超サッパリ爽快! とっても気持ち良いためお客さんが集中しやすく、ぬるいお湯でみなさん悉く長湯する上に、一度に4人(つめても5人)しか入れないので、その混雑具合を目にして諦めて内湯へ戻ってゆく人も見られましたが、そんな人気ぶりも十分頷ける爽快なお風呂でした。
杉沢温泉(再分析)
アルカリ性単純温泉 37.0℃ pH9.20 167L/min(動力揚湯) 溶存物質0.505g/kg 成分総計0.505g
Na+:107.2mg(93.58mval%),
Cl-:18.6mg(10.77mval%), HCO3-:179.7mg(61.08mval%), CO3--:27.3mg(18.84mval%),
H2SiO3:147.4mg, 遊離CO2:0.0mg,
JR奥羽本線・浪岡駅より徒歩20分(約1.7km)
青森県青森市浪岡大字杉沢井ノ下133-1 地図
0172-62-7322
6:00~22:00
390円
ロッカー(100円リターン式)・ドライヤー(有料・3分10円)あり、基本的な入浴用具の販売有
私の好み:★★