温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

某有名野湯の2013年6月初旬

2013年08月04日 | 秋田県

いまさらタイトルの温泉名を匿名にしたところで意味がありませんけど、天然のジャグジーでお馴染みの秋田県某所にある超有名野湯に6月初旬行って参りました。ここを訪れるのは何回目でしょうか。拙ブログでは既に2度も記事にしております。

この野湯へ夏に入浴することは無謀とされています。
アウトドアが好きな方にとっては釈迦に説法ですが、アブは熱と炭酸ガスによって吸血相手の存在を察知しますから、渓流沿いで炭酸ガスを伴う温泉が湧出している当地は、まさにアブたちが狂喜乱舞するパラダイス。奴らが大発生する夏に、入浴すべくここで裸になろうものなら、忽ち奴らの餌食になって、全身がとんでもない状態になること必至なのであります。従いまして、当野湯での湯浴みは、春か秋の虫が全く活動していない時季(特に秋)が良いのですが、ではその境界期、たとえばアブがまだ発生していない梅雨入り前ではどうなのでしょうか。その疑問を解決すべく、身を挺し実体験してまいりました。


 
車で林道を進んで現地に到着。この野湯は目の前まで車で来れるのが嬉しいですね。
よしよし、誰もいないぞ!
もちろんアブも飛んでいません。


 
今日も良い感じにお湯が噴き上がってるじゃん!
温度は44.3℃。天気も良好。まさに露天風呂日和です。


でも車を降りた時から気になっていたんです。黒くて微細な羽虫の存在を。
その虫の名はブヨ(ブユ)。
奴らはしつこく私の頭上を飛びまわり、しつこく付き纏いながら、まるで蚊柱のように黒い塊を形成するのです。それだけではなく、頻りに車へ体当たりし、青い車体を黒く染めんばかりに大集結しています。アブこそいなかったものの、梅雨入り前のこの日には、既に熱と炭酸ガスを察知する吸血性の昆虫が大発生していたのでした。



せっかく来たので素早く脱衣して天然ジャグジーに飛び込んだのですが、その僅かな間にも奴らは私を襲い、脚や首筋・横腹などに皮膚のあちこちを噛み切ってくれました。その刹那は「あれ、痛いな」程度なのですが、翌日以降に患部が赤く腫れ上がり、激しい痒みや痛みに悩まされました。
10秒タイマーで入浴中の自分を撮ったものが上画像ですが、赤い丸の中に写っている黒い斑点は言わずもがなブヨであります。奴らはデジカメにすら群がってきたのでした。

 八九郎 ブヨの猛襲 わし苦労

 ジャグジーで 赤い腫れ物 噴き上がる

やっぱりこの野湯は秋がベストだな。
すでにブヨどころかアブも発生しているはず。
というわけで、もし夏にこちらへ訪れようとお考えの方がいらしたら、是非再考を。
どうしても夏に入りたい、とご希望の方は、雨の日を狙ってみてください。アブは雨に弱いので。
その代わり、ここへアクセスする林道が雨の日は荒れちゃうかもしれませんけど…。
コメント (2)
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