前回記事「涼と花を求めて 会津駒ヶ岳・中門岳 2013年8月 前編」のつづきです。
【7:45 山頂まで0.7km地点 駒の小屋前】
登山道が歩きやすい状態に維持されているおかげで、良いリズムでスムーズに登れているから、ペースを乱さないよう、ここでも休憩をせずに通過。
池の畔にはハクサンコザクラが群生をなしていた。思わず足を止め、その可憐な花に見惚れてしまう。
軽快に木道を歩く。半袖だとちょっと肌寒い。下界の猛暑が嘘のよう。
【7:56 山頂への道と巻き道の分岐】
まっすぐ進めば山頂を経ずにショートカットして中門岳へ。右へ登れば会津駒ヶ岳山頂へ。ここはもちろん右に折れる。
山頂への木道を登る。途中で振り返ると燧ヶ岳がくっきり。
【8:00 会津駒ヶ岳(2132.4m)山頂】
燧ヶ岳をバックに撮影。
ここまで無休憩・無給水で登ってきたところ、登山口から2時間33分で到達。標準タイム(3時間20分)より50分近く早着できた。本当はここでゆっくり休もうかと考えていたが、アブが鬱陶しいので、水を飲んだだけでそそくさと退散し、更に奥の中門岳へ足を延ばすことに。
中門岳へ向けて山頂から奥へ続く稜線を前進。山頂を下りる道の傍らではニッコウキスゲが2~3株花を残していた。
木道はコバイケイソウの群生の真ん中を突き抜けてゆく。花とは異なる色合いの白い一角は雪田。
ここでもハクサンコザクラの群生と邂逅。
草原の白い部分はすべてコバイケイソウの群生。前編でも述べたが、今年はコバイケイソウの当たり年らしく、辺り一面を埋め尽くしており、その様は圧巻。
【8:30~8:53 中門岳(2060m)】
中門大池の畔にはベンチが2つ設置されているので、その中の一つに座って静謐の池面を無心状態でボーっと眺めながら20分ほど休憩。全く波立っていない水鏡には真っ青な夏空や周囲の木々が明瞭に映りこんでいた。山の上だからこそこの鮮やかな色調に出会える。
中門大池から先にも木道は一応伸びているが、どこかにつながっているわけではなく、たくさんの池塘が点在する山頂部の湿原をぐるっと周回するだけで、実質的には行き止まり。しかし、この周回部分はまさに多様な高山植物が見られる雲上の花園。
画像左(上)は言わずもがなワタスゲ。右(下)はモウセンゴケ。
見頃を迎えたキンコウカは群生をなしていた。
【9:40~10:08 駒の小屋】
行き止まりの中門岳から、さっき来た稜線上の道を引き返し、会津駒ヶ岳の頂上は巻道でショートカットして、駒の小屋前まで戻ってきた。さすがにこの時間帯になると、小屋の周辺は多くのハイカーで賑わっていた。
小屋の中ではスタッフの方が布団を干したり掃除をしていたり。お仕事中に申し訳ないが、そんなスタッフの方に声をかけてコーラをひとつ購入。
なお画像は撮っていないが、小屋のトイレも利用した。使用料金100円。電源立地地域対策交付金による事業で建設されたらしいそのトイレは、山にあるとは信じられないほど立派な造りであり、綺麗に維持されていた。
駒の大池前に設置されているベンチでランチ休憩。山の清らかな空気とともに、コンビニのおにぎりと小屋で買ったコーラをいただく。たかが百数十円のおにぎりだが、山の上で食うと、ミシュランで三ツ星を獲った料亭の板さんも顔負けの、極上のうまさに化けるから不思議だ。
気温は21.1℃。下界の猛暑とは無縁の、この上なく爽快で涼しい世界。あぁ、帰りたくない。冷房なんかいらねぇぞ。
さきほどまでは晴れわたり、山頂はもちろん、その彼方まで明瞭にのぞめていたが、その後次第に雲がわきはじめ、いつの間にやら山頂はガスで覆われてしまった。
【10:08 駒の小屋前のベンチを出発】
登ってきた道を戻って下山開始。上空には灰色の雲がかかってきちゃった。早く登って正解だ。
途中でハクサンフウロを発見。
【11:30 下山・登山口に戻る】
ぴょんぴょん跳びはねるようにノンストップで下り、復路は駒の小屋から1時間22分で下りきってしまった。標準タイムは2時間20分だから、その半分ちょっとの時間で下山してしまったわけだ。ま、子供でも登れるほど歩きやすい道だから、30代の男だったらこんなもんか。
下山後は南会津町の温泉で汗を流し、そして旧南郷村の農協に立ち寄って当地名物のトマトを買い込んだ。
当初の目標通り、涼も花も堪能でき、おまけに天候にも恵まれて眺望も佳。
涼しくなりたきゃ、冷房止めて山へ行け!
【7:45 山頂まで0.7km地点 駒の小屋前】
登山道が歩きやすい状態に維持されているおかげで、良いリズムでスムーズに登れているから、ペースを乱さないよう、ここでも休憩をせずに通過。
池の畔にはハクサンコザクラが群生をなしていた。思わず足を止め、その可憐な花に見惚れてしまう。
軽快に木道を歩く。半袖だとちょっと肌寒い。下界の猛暑が嘘のよう。
【7:56 山頂への道と巻き道の分岐】
まっすぐ進めば山頂を経ずにショートカットして中門岳へ。右へ登れば会津駒ヶ岳山頂へ。ここはもちろん右に折れる。
山頂への木道を登る。途中で振り返ると燧ヶ岳がくっきり。
【8:00 会津駒ヶ岳(2132.4m)山頂】
燧ヶ岳をバックに撮影。
ここまで無休憩・無給水で登ってきたところ、登山口から2時間33分で到達。標準タイム(3時間20分)より50分近く早着できた。本当はここでゆっくり休もうかと考えていたが、アブが鬱陶しいので、水を飲んだだけでそそくさと退散し、更に奥の中門岳へ足を延ばすことに。
中門岳へ向けて山頂から奥へ続く稜線を前進。山頂を下りる道の傍らではニッコウキスゲが2~3株花を残していた。
木道はコバイケイソウの群生の真ん中を突き抜けてゆく。花とは異なる色合いの白い一角は雪田。
ここでもハクサンコザクラの群生と邂逅。
草原の白い部分はすべてコバイケイソウの群生。前編でも述べたが、今年はコバイケイソウの当たり年らしく、辺り一面を埋め尽くしており、その様は圧巻。
【8:30~8:53 中門岳(2060m)】
中門大池の畔にはベンチが2つ設置されているので、その中の一つに座って静謐の池面を無心状態でボーっと眺めながら20分ほど休憩。全く波立っていない水鏡には真っ青な夏空や周囲の木々が明瞭に映りこんでいた。山の上だからこそこの鮮やかな色調に出会える。
中門大池から先にも木道は一応伸びているが、どこかにつながっているわけではなく、たくさんの池塘が点在する山頂部の湿原をぐるっと周回するだけで、実質的には行き止まり。しかし、この周回部分はまさに多様な高山植物が見られる雲上の花園。
画像左(上)は言わずもがなワタスゲ。右(下)はモウセンゴケ。
見頃を迎えたキンコウカは群生をなしていた。
【9:40~10:08 駒の小屋】
行き止まりの中門岳から、さっき来た稜線上の道を引き返し、会津駒ヶ岳の頂上は巻道でショートカットして、駒の小屋前まで戻ってきた。さすがにこの時間帯になると、小屋の周辺は多くのハイカーで賑わっていた。
小屋の中ではスタッフの方が布団を干したり掃除をしていたり。お仕事中に申し訳ないが、そんなスタッフの方に声をかけてコーラをひとつ購入。
なお画像は撮っていないが、小屋のトイレも利用した。使用料金100円。電源立地地域対策交付金による事業で建設されたらしいそのトイレは、山にあるとは信じられないほど立派な造りであり、綺麗に維持されていた。
駒の大池前に設置されているベンチでランチ休憩。山の清らかな空気とともに、コンビニのおにぎりと小屋で買ったコーラをいただく。たかが百数十円のおにぎりだが、山の上で食うと、ミシュランで三ツ星を獲った料亭の板さんも顔負けの、極上のうまさに化けるから不思議だ。
気温は21.1℃。下界の猛暑とは無縁の、この上なく爽快で涼しい世界。あぁ、帰りたくない。冷房なんかいらねぇぞ。
さきほどまでは晴れわたり、山頂はもちろん、その彼方まで明瞭にのぞめていたが、その後次第に雲がわきはじめ、いつの間にやら山頂はガスで覆われてしまった。
【10:08 駒の小屋前のベンチを出発】
登ってきた道を戻って下山開始。上空には灰色の雲がかかってきちゃった。早く登って正解だ。
途中でハクサンフウロを発見。
【11:30 下山・登山口に戻る】
ぴょんぴょん跳びはねるようにノンストップで下り、復路は駒の小屋から1時間22分で下りきってしまった。標準タイムは2時間20分だから、その半分ちょっとの時間で下山してしまったわけだ。ま、子供でも登れるほど歩きやすい道だから、30代の男だったらこんなもんか。
下山後は南会津町の温泉で汗を流し、そして旧南郷村の農協に立ち寄って当地名物のトマトを買い込んだ。
当初の目標通り、涼も花も堪能でき、おまけに天候にも恵まれて眺望も佳。
涼しくなりたきゃ、冷房止めて山へ行け!