※この記事で紹介している建物は旧施設です。2015年にリニューアルされ、新しく生まれ変わりました。
無農薬りんご栽培の軌跡を追った某ドキュメンタリーは今年に映画化までされちゃいましたが、その物語の主人公であるKさんがお住まいの旧岩木町五代地区にある温泉銭湯「五代温泉」へ、初夏の昼下がりに出かけました。周辺は奇跡という語句とは全く無縁の、リンゴ畑が広がる津軽の典型的な田園風景が広がっています。施設自体は丸みを帯びたオレンジ色の屋根がよく目立っていますが、場所自体は狭く入り組んだ路地の奥にあるので、初めての方は迷ってしまうかも。玄関ではニャンコがお出迎え。
番台ではおばあちゃん2人が昼のワイド番組を見ながらお喋りの真っ最中。とってもノンビリしています。
脱衣室は典型的な公衆浴場のスタイルであり、中央には緑色のフェルトが敷かれた腰掛けが据え付けられ、天井ではシーリングファンがゆっくり回っていました。室内の壁には、一昔前の子供部屋に用いられていたような、青空の模様のクロスが貼られています。クロスが貼られてからかなりの年月が経っているのか、壁紙はすっかり黄ばんでおり、爽やかな晴天というより、光化学スモッグが発生している工場地帯の空を見上げているかのようでした。
脱衣室は青空の壁紙でしたが、浴室の天井は林家ペーを連想させる濃いピンク一色に塗られており、床もサーモンピンクのタイル貼りでして、結構エキセントリックな色調ですが、造りそのものは昭和の銭湯にありがちなスタイル
洗い場にはシャワー付き混合水栓がL字形に計15基設置されており、水栓から出てくるお湯はおそらく真湯だったと記憶しています(メモし忘れちゃいました)。備え付けの腰掛けには、子供向けのくまちゃんの腰掛けが用意されていました。
浴槽は大小の2つに分けられており、湯口のお湯が直接落とされている大きな浴槽はかなり熱めである一方、小さな浴槽はややぬるめとなっており、先客のヨボヨボ爺さんは熱いお風呂が体に毒なのか、小さい浴槽ばかりに入っていました。
白く覆われて羊みたいになっちゃった獅子の湯口からは、シャーシャーと勢い良く音を響かせながらドバドバと源泉が投入されており、浴槽の縁の全辺から惜しげも無くザバザバ溢れ出ています。床にはオーバーフローのお湯が絶え間なく流れていますから、トドになるにはもってこいですね。
お湯の見た目は薄い黄褐色の透明、湯口に近づくだけでふんわりとミシン油の匂いや臭素臭が漂い、口に含むと弱塩味とともに清涼感を有するほろ苦みや弱芒硝味が感じられました。また、全身浴すると決して強くないもののしっかり伝わるツルスベ浴感が得られました。かなり熱くて2分も入っていられないのですが、お湯の鮮度感が素晴らしいので、出ようにも出られないほど、後を引く魅惑的な浴感でした。湯上りは爽快感があって汗の引きも良いのに、不思議と温まりも良いという、一挙両得感の強いお湯です。
こちらには家族風呂もあるので、ついでに見学させていただくことに。
意外と広めの脱衣室にはソファーが置かれ、ガラス窓からは浴室の中が丸見え。
浴室も他県の家族風呂よりは一回り大きな空間が確保され、ちゃんとシャワーも完備されています。誰もいないのに浴槽には源泉が注がれ、絶え間なくオーバーフローしていました。今度は家族風呂を使ってみようっと!
単純温泉 48.2℃
青森県弘前市五代字山本600-1 地図
0172-82-4436
8:00~22:00
350円
備品類なし
私の好み:★★★
無農薬りんご栽培の軌跡を追った某ドキュメンタリーは今年に映画化までされちゃいましたが、その物語の主人公であるKさんがお住まいの旧岩木町五代地区にある温泉銭湯「五代温泉」へ、初夏の昼下がりに出かけました。周辺は奇跡という語句とは全く無縁の、リンゴ畑が広がる津軽の典型的な田園風景が広がっています。施設自体は丸みを帯びたオレンジ色の屋根がよく目立っていますが、場所自体は狭く入り組んだ路地の奥にあるので、初めての方は迷ってしまうかも。玄関ではニャンコがお出迎え。
番台ではおばあちゃん2人が昼のワイド番組を見ながらお喋りの真っ最中。とってもノンビリしています。
脱衣室は典型的な公衆浴場のスタイルであり、中央には緑色のフェルトが敷かれた腰掛けが据え付けられ、天井ではシーリングファンがゆっくり回っていました。室内の壁には、一昔前の子供部屋に用いられていたような、青空の模様のクロスが貼られています。クロスが貼られてからかなりの年月が経っているのか、壁紙はすっかり黄ばんでおり、爽やかな晴天というより、光化学スモッグが発生している工場地帯の空を見上げているかのようでした。
脱衣室は青空の壁紙でしたが、浴室の天井は林家ペーを連想させる濃いピンク一色に塗られており、床もサーモンピンクのタイル貼りでして、結構エキセントリックな色調ですが、造りそのものは昭和の銭湯にありがちなスタイル
洗い場にはシャワー付き混合水栓がL字形に計15基設置されており、水栓から出てくるお湯はおそらく真湯だったと記憶しています(メモし忘れちゃいました)。備え付けの腰掛けには、子供向けのくまちゃんの腰掛けが用意されていました。
浴槽は大小の2つに分けられており、湯口のお湯が直接落とされている大きな浴槽はかなり熱めである一方、小さな浴槽はややぬるめとなっており、先客のヨボヨボ爺さんは熱いお風呂が体に毒なのか、小さい浴槽ばかりに入っていました。
白く覆われて羊みたいになっちゃった獅子の湯口からは、シャーシャーと勢い良く音を響かせながらドバドバと源泉が投入されており、浴槽の縁の全辺から惜しげも無くザバザバ溢れ出ています。床にはオーバーフローのお湯が絶え間なく流れていますから、トドになるにはもってこいですね。
お湯の見た目は薄い黄褐色の透明、湯口に近づくだけでふんわりとミシン油の匂いや臭素臭が漂い、口に含むと弱塩味とともに清涼感を有するほろ苦みや弱芒硝味が感じられました。また、全身浴すると決して強くないもののしっかり伝わるツルスベ浴感が得られました。かなり熱くて2分も入っていられないのですが、お湯の鮮度感が素晴らしいので、出ようにも出られないほど、後を引く魅惑的な浴感でした。湯上りは爽快感があって汗の引きも良いのに、不思議と温まりも良いという、一挙両得感の強いお湯です。
こちらには家族風呂もあるので、ついでに見学させていただくことに。
意外と広めの脱衣室にはソファーが置かれ、ガラス窓からは浴室の中が丸見え。
浴室も他県の家族風呂よりは一回り大きな空間が確保され、ちゃんとシャワーも完備されています。誰もいないのに浴槽には源泉が注がれ、絶え間なくオーバーフローしていました。今度は家族風呂を使ってみようっと!
単純温泉 48.2℃
青森県弘前市五代字山本600-1 地図
0172-82-4436
8:00~22:00
350円
備品類なし
私の好み:★★★