温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

小豆温泉 窓明の湯

2013年11月04日 | 福島県
※2021年7月2日に再オープンしました。

 

3ヶ月も前の話ですが、会津駒ヶ岳へ登山した日のこと(※)、下山後の汗をどこで流そうか思案していたのですが、せっかくだから未訪問の施設が良かろうと思い、以前から気になっていた小豆温泉「窓明の湯」を利用してみました。私は物心ついた頃からあんこが大好きで、ガキの時分は業務用の大きな缶詰のあんこに手を突っ込んでムシャムシャ頬張って母親から怒られた記憶がありますが、そんなあんこ馬鹿な私が小豆という文字を見逃すはずもなく、その一方で、お湯に関してはそれほど芳しい評判を聞かなかったので、これまでその存在を気になっていたものの訪問せずにいたのでした。
 (※)その時の登山記は拙ブログにて「涼と花を求めて 会津駒ヶ岳・中門岳 2013年8月」と題して前編後編に分けて記載しております。

こちらへアクセスするには、国道352号のスノーシェッドの途中にある分かりにくい分岐を折れていかねばならず、いつのも悪癖で車を軽く飛ばしていたら、案の定、曲がるポイントを見逃してしまい、途中で∪ターンをするはめになりました。
初めてお目にかかるこの施設を見てビックリ。こんな山奥に小洒落た立派な施設が存在していたとは!! 雪国らしい大きな屋根を頂く中央の棟を挟んで左右両側に美術館のような洒落た円形の建物がくっついており、この左右の建物が浴室となっているわけです。



館内は天井が高く、全体的に広々しており、モダン和風な意匠によって統一されています。玄関を入った正面には囲炉裏があり、右手には食堂を兼ねたお座敷が広がっていて、湯上がりで横になっているお客さんがたくさんいらっしゃいました。
浴室には窓が大きくて開放感のある「陽明の湯」と、薄暗くして落ち着きのある空間を生み出している「月明の湯」の2種類があって、男女が日替わりでチェンジするようになっているそうですが、この日は「月明の湯」に男湯の暖簾がかかっていました。


 
ウッディーな内装の脱衣室は広くて清潔感に溢れ、籠や洗面台もたくさん用意されており、他のお客さんの動きを気にせずにストレス無く着替えることが出来ました。ただちょっと気になったのがロッカーでして、利用の際には200円を要し、1日に限り何度でも出し入れが可能で、使用終了時には100円が返却されるのですが、福島県にしては高いレベルの入浴料(700円)なのですから、100円リターン式にするなど、もっと使い勝手の良い方法が採用できなかったのか、ちょっぴり悔やまれるところです。



入浴ゾーンにはいくつもの温浴槽があるのですが、まずは露天風呂から見ていきましょう。
いわゆる岩風呂でして、結構大きな容量があり、前方こそ山の緑を眺めることができるのですが、左右両サイドは建物に阻まれて視界が遮られており、意外と開放感が得られないのが残念なところです。しかもこの日は陽射しが強くて、岩風呂の岩や周囲の石がすっかり焼けており、とても素足では歩けず、かと言って湯船に逃げてもお湯が熱いという、灼熱地獄状態でした。その上、入浴中は虻の猛襲にも遭ったため、露天では2~3分浸かっただけで出てきてしまいました。夏以外でしたら熱さや虫の被害には遭わずに済むかと思いますが、でも山奥にいながら露天であまり開放感が得られないのはやっぱり残念です。
なおお湯に関しては槽内で吸引および供給が行われており、オーバーフローなどは一切見られません。無色透明無味無臭の特にこれと言った特徴の無いお湯でした。こちらのお風呂を設計した方は、後述する内湯に情熱を注ぎすぎたあまり、露天はすっかり疎かになってしまったのかもしれません。「とりあえず取って付けておきました」感が伝わってきました。


 
こちらの施設は露天風呂よりも内湯の方が遥かに魅力的だろうと思われます。画像左(上)は脱衣室側から奥に向かって、画像右(下)は奥から脱衣室に向かって、それぞれ撮影したものです。室内空間は右へドッグレッグするようにして大きな扇型を描いており、見上げると羽根を広げたような大きな天井が窓の方へ向かって下がっていて、その屋根を扇子の骨のような感じで数多の木の梁が支えており、建築物としてダイナミックな造形美が展開されていました。極力自然由来の建材で統一しようとしているのか、天井は木材主体であるのに対し、床や浴槽などの水回りは鉄平石が用いられています。また上述のように窓を小さくすることによって室内の照度を下げ、落ち着きのある空間を生み出しています。


 
建物の中心に寄っている右側にはかぶり湯や打たせ湯が設けられ…


 
建物の外縁にあたる左側には主浴槽、そして一段高い位置にジャグジーやジェットバスの槽が据えられています。

浴室入ってすぐ右にあるのが「かぶり湯」槽で、利用客にその用途を説明するため「このかぶり湯には入らないで下さい」と書かれた札が立て掛けられています。
その奥で轟音を室内に響かせているのが打たせ湯でして、やや熱めのお湯が2本×3組の計6本落とされています。浴室内に4種類ある槽の中でも、この打たせ湯のお湯が最も状態が良いように感じられました。後述するように他の浴槽ではしっかりお湯を循環させていますが、温泉施設が神経をとがらせるレジオネラ属菌の感染は、飛沫がたくさん発生する打たせ湯で起きやすく、打たせ湯に循環のお湯を使うことはタブーでありますから、この打たせ湯に限っては掛け流しかそれに近い状態のお湯が使われているのではないか、それゆえお湯から得られるフィーリングが良いのではないかと、勝手に解釈しております。

主浴槽は42℃くらいのお湯が静かに湛えられており、湯口からお湯が勢い良く吐出されているものの、オーバーフローなどは見られず、槽内にて吸引されています。浴槽の底はまるで瀝青のような光沢のある美しい石材が敷かれていました。
その隣にあるジェットバス槽やジャグジー槽は、主浴槽よりちょっと高くなっており、41~2℃という適温のお湯が張られ、人が入ればお湯は溢れ出ますが、通常時は縁すれすれの嵩をキープしていました。


 
洗い場にはシャワー付き混合水栓が計14基(内側に6基、外側に8基)並んでおり、その他に立って使うシャワーブースが2ヶ所用意されています。このシャワーは一般的な斜め上からの吐出の他、中程や頭上などあらゆる方向から浴びることができる、機能性に富んだタイプです。

さて、肝心のお湯についてですが、無色透明無味無臭で、加水・循環・消毒が行われており、浴感も掴みどころがなく、何と表現すべきか迷ってしまうごくごく普通の真湯のようなものなのですが、打たせ湯のお湯に限っては鮮度感があり、サラサラとした心地よさが肌に伝わってきました。その浴感とどのように影響しているのか断定できませんが、この温泉で特徴的なのはフッ素イオンが10.1mg含まれていることです。他の温泉と比較して飛び抜けて多いわけではありませんが、どちらかと言えば多い部類に含まれるかと思われます。この小豆温泉のみならず、帝釈山脈の周辺に湧出する温泉はフッ素イオンが比較的多い傾向にあり、手元の資料から拾ってみますと、例えば檜枝岐温泉「駒の湯」などで用いられている檜枝岐4号泉は11.5mgですし、木賊温泉の「広瀬の湯」は8.4mg、同じく木賊の井筒屋は7.9mg、そして帝釈山脈の向こう側にある栃木県湯西川の集中管理源泉は10.2mg, 同じく湯西川の「民宿やま久」で使われている「高手観音の湯」源泉は20.2mg、そして湯西川下地区源泉に至っては22.1mgというかなりの数値が記録されています。栃木県側と比べると小豆温泉のフッ素イオンは半分ですが、温泉成分に敏感な方でしたら、その特徴にお気づきになるかもしれません。

冗長な屁理屈で何とか無理矢理お湯の特徴を拾ってみましたが、かなり繊細なお湯を加水循環させてしまっているためか、正直なところ、残念ながら浴感的には心惹かれるポイントが見出せませんでした。しかしながら広い浴室やデザインコンセプトから受ける開放感や寛ぎは出色であり、浴室のみならず食堂など館内各施設も使い勝手が良いので、温泉マニア的な観点はともかく、綺麗で広くて多様な浴槽があるお風呂を求める一般的な観光客のニーズを満たしており、この日の館内が多くのお客さんで賑わっていたことは、その確固たる証左であります。また今回私は下山後の汗を流すために利用したわけですが、全般にわたって使い勝手が良いため、ストレスなく身支度を整えることができ、身も心もサッパリできましたので、登山後の利用にも良いかと思います。


小豆温泉窓明の湯貯湯槽(2源泉混合)
(大桃小豆温泉1号湯・大桃小豆温泉3号湯)
単純温泉 50.5℃ pH8.3 動力揚湯 溶存物質0.443g/kg 成分総計0.443g/kg
Na+:18.7mg(84.87mval%), Ca++:13.0mg(10.69mval%),
F-:10.1mg(8.65mval%), Cl-:145.7mg(67.06mval%), SO4--:16.0mg(5.38mval%), HCO3-:63.1mg(16.80mval%),
H2SiO3:61.7mg,
温度が高いため沢水(専用水道水)で加水
衛生管理のため循環ろ過装置を使用
衛生管理のためジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを使用

福島県南会津郡南会津町大桃平沢山1041-3
0241-76-3112

2021年7月に再オープンしました。営業時間や料金などは公式サイトをご覧ください。
11:00~19:00 木曜定休
町外700円
ロッカー(有料)・シャンプー類・ドライヤーあり

私の好み:★★
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

会津みなみ温泉 里の湯

2013年11月03日 | 福島県
 
南会津町の旧南郷村は、いまやトマトの名産地として福島県の内外に名を馳せるようになってきましたが、その村の中心部である山口地区の電気屋さんが運営している温泉浴場「里の湯」は、「電気屋さんが兼業」や「素泊まりも可能」という特徴的なファクターによって、温泉ファンの間ではトマトに比肩するほど有名であり、既に多くのファンによってネット上にレポートが上がっています。今回遅ればせながら私も拙ブログで取り上げさせていただきます。
今回訪問したのは夜8時頃。こんな早い時間でも、周辺の民家は悉く深い眠りについたかのように、既にひっそりと静まり返っており、電気屋さんのシャッターも閉じられていましたが、その右側にある浴場の入口は明かりが灯っており、戸を開けて訪うと、中で奥様が家事の真っ最中でしたが、その手を止めて対応してくださいました。


 
家庭的な雰囲気の館内。浴室の手前にはちょっとした休憩スペースもあるんですね。田舎の親戚の家へお邪魔したような感じです。


 
脱衣室はこぢんまりとしていながらも、綺麗に手入れされており、ロッカーや洗面台など備品類は一通り揃っています。洗面台の上に括りつけられていたドライヤーや、ドア上の壁に取り付けられていた扇風機は、電気屋さんのフランチャイズ通りパナソニック(ナショナル)の製品でした。


 
浴室は「里の湯」という長閑な名前に反して、東急沿線の瀟洒な邸宅を思わせるような小洒落た佇まいであり、壁や柱など大部分はコンクリ打ちっぱなしですが、洗い場の台や床などお湯が直接触れるところに限ってタイルが用いられています。洗い場にはシャワー付き混合水栓が3基設置されており、シャンプー類は無いものの、ボディーソープが備え付けられています。ちょっと狭い洗い場の前を通り抜けないと湯船へ辿りつけない構造になっているのですが、私の勝手な想像ですが、このレイアウトによって、体を洗わずに湯船へ直行する輩を未然に防いでいるように思われます。


 
洗い場の前には、桶が伏せて置かれているキノコみたいな台が立っているのですが、置かれている桶をどけてみたところ、ビデみたいなものが現れました。真ん中からお湯が吹き上がり、蓮の葉の割れ目のようなところからお湯が逃げてゆくものと想像されますが、これって使用されたことあるんでしょうか。


 

石材で縁取りされている浴槽は3.5人サイズで、膝を折って詰めれば6人入れるかも。石積みの湯口からお湯が注ぎ落とされており、その流路は温泉成分で赤黒く染まっていました。源泉温度が低いために加温されているものの、れっきとした放流式の湯使いを採用しているのが立派ですね。壁際の縁の上には飾り付けの石が並べられ、その隙間からオーバーフローが流れて、3つある穴より排湯されていました。

お湯は灰白色を帯びた赤茶色に弱く濁っており、湯中には赤茶色の細かい湯の華がたくさん浮遊しています。上述のように源泉は加温されていますから、この加温によって濁りや湯の華などが発生するのでしょうね。なおこの日の湯加減は40℃くらいに設定されており、体への負担が少ない状態でじっくりのんびりと長湯することができました。

お湯からは弱塩味と金気味、そして金気臭が感じられます。ここからちょっと南へ行くと鉄分で赤く濁る塩辛いお湯で有名な古町温泉「赤岩荘」がありますが、大雑把に表現しますと、そのお湯を何倍にも希釈したような感じかもしれません。湯船に浸かると食塩泉らしいツルスベの中に弱い引っ掛かりが混在して肌に伝わってきます。お湯から上がると、決して熱くない、むしろ若干ぬるめの温度であったにもかかわらず、暫くの間はなかなか汗が引かず、体内の芯で発熱しているような温浴効果が長い時間持続しました。そんなに濃いお湯には見えないのですが、意外とパワフルなんですね。


ナトリウム-塩化物冷鉱泉 23.2℃ pH6.8 92L/min(動力揚湯) 溶存物質3620mg/kg 成分総計3824g/kg
Na+:1147mg(91.47mval%), Mg++:22.1mg, Ca++:39.4mg, Fe++:2.1mg,
Cl-:1340mg(68.63mval%), Br-:3.2mg, SO4--:313.1mg(11.84mval%), HCO3-:646.3mg(19.23mval%),
H2SiO3:43.5mg, HBO2:34.8mg, CO2:203.5mg,
源泉温度が低いため加温、消毒剤使用、
加水・循環なし

会津田島駅より会津バスの内川行で「山口営業所」バス停下車、徒歩1~2分
福島県南会津郡南会津町山口村上798-9  地図
0241-72-2132

10:00~21:00(受付20:30まで)
350円
ロッカー(100円有料)・ボディーソープ・ドライヤーあり

私の好み:★★+0.5
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中川温泉 ゆうゆう館

2013年11月02日 | 福島県
 
鄙びた名湯が揃っている会津の只見川流域は、東日本の温泉ファンにとっては聖地のようなところですが、今回はそんな温泉群の中から中川温泉「ゆうゆう館」をピックアップさせていただきます。
金山町の中川地区には町の体育館や老人ホームなど、比較的規模の大きな公共施設が固まっており、老人福祉センターである「ゆうゆう館」もその一角にあるわけですが、この施設内には温泉浴場があって、あまり積極的に温泉浴場の存在をアピールしていないものの、外来者も気軽に浴場を利用することができ、更には「ゆき湯」キャンペーンにも参加しております。
なおこの施設は只見線の会津中川駅より徒歩数分という至近距離にあり、まさに駅前温泉なのですが、肝心の只見線は運行本数が少ないですから、その便利な立地を活かせないのが悲しいところでもあります。


 
今回はお盆休み期間中に訪れたのですが、老人福祉事業が全面的にお休みだったために館内はしんと静まり返っており、カウンター越しに広がっている事務室にも、休日出勤のスタッフさんが一人いらっしゃるだけでした。そのスタッフさんに声をかけて入浴料金を支払います。通常は200円なのですが、お盆期間は半額の100円で利用することができました。


 
玄関ホールの左奥に浴室の暖簾が掛かっていました。この施設は温泉浴場がメインではなく、あくまで数ある目的のうちの one of thme にすぎませんから、その存在感はかなり控えめです。んん? 浴室入口手前の掲示板には、何やら大きなイラストが貼り出させているぞ?



上の画像で気になったイラストを拡大してみました。今年決まったばかりの、金山町の公式キャラクター「かぼまる」くんなんだそうですよ。町のHPで紹介されている文を抜粋しますと…
「かぼまる」は、金山町特産品「奥会津金山赤カボチャ」の妖精です。人の集まるところが大好きで、頭が赤カボチャ、リボンは大塩炭酸水、体は町の温泉を表しています。
とのこと。ほほぉ、首元で結ばれている水玉のリボンは、「会津心水」でお馴染みの大塩の炭酸水なのかぁ。服の代わりに温泉マークが描かれた桶を纏っているところは、いかにも名湯の地らしいオシャレでありますが、もし桶の箍が外れちゃったら「かぼまる」くんはスッポンポンになっちゃうの?


 
脱衣室は奥に向かって広がっている扇型のような形状をしており、新しくはないものの、よく手入れされていて清潔感があり、備品類も一通り揃ってるので、好感が持てました。


 
大小の2種類ある浴室は男女日替わり制となっているらしく、この日の男湯は小さな浴室でした。脱衣室同様に浴室も外へ向かって広がる扇型となっており、緩やかな曲線を描く窓ガラスには目隠しのため緑のテープが貼られています。側壁下部や床などはタイル貼りですが、側壁上部は石垣のような意匠の内装が施されており、タイルだけでは単調になりがちな室内にアクセントを加えていました。洗い場には水栓が3基設置されており、うち2基はシャワー付きです。


 

浴槽は2人サイズといったところで、詰めればもう1人は入れそうな気もします。石の湯口から落とされたお湯は、湯船を満たした後に浴槽縁の切り欠けより直接排水口へと捨てられており、完全掛け流しの湯使いとなっています。私が湯船に入ると、浴槽から勢い良く洗い場へ向かってお湯が溢れ出ていきました。この時の湯船は44~5℃くらいで、熱いお湯に慣れていない方にはかなり熱く感じられるかと思います。実際に、室内の片隅には湯口のお湯を逃がす樋が立てかけてあったり、また加水用ホースには水を出しっぱなしにしないでほしい旨の注意書きがあったので、このお風呂の常連さんでも非加水のままでは熱くて入れない場合があるのでしょう。なお浴槽や床は温泉に含まれる金気が付着して赤茶色に染まっていました。

金気臭を放つ湯船のお湯は橙色に弱く濁っており、金気味や芒硝味に少々の土気味(大雑把に表現すれば重炭酸土類泉に芒硝を加えたような味)が感じられました。湯船の中ではツルスベとキシキシが混在する浴感ですが、湯上がりは優れた温浴効果を発揮すると同時に、程よく粗熱が抜けて爽快感が体を優しく包んでくれたので、熱と涼の両方を得られる一挙両得的なお湯であると実感しました。
老人福祉施設のお風呂ですから、温泉風情こそ無いものの、お湯のクオリティは本物。温泉の宝庫である只見川流域の実力を改めて認識させてくれる施設でした。


沼沢温泉(源泉名中川温泉)
ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩温泉 48.8℃ pH6.6 52L/min(動力揚湯) 溶存物質1361mg/kg 成分総計1460mg/kg
Na+:320.8mg(79.40mval%), Mg++:12.3mg, Ca++:45.9mg(13.04mval%), Fe++:1.3mg,
Cl-:93.8mg(15.23mval%), SO4--:416.8mg(49.98mval%), HCO3-:365.7mg(34.52mval%),
H2SiO3:93.0mg, CO2:98.5mg,

只見線・会津中川駅より徒歩2~3分(200m)
福島県大沼郡金山町大字中川字沖根原1324  地図
0241-55-3336

平日11:00~17:15 土日祝12:00~19:00 年末年始休業
300円
シャンプー類・ドライヤーあり

私の好み:★★+0.5
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする