パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

夫へ

2005年07月18日 | 夫ネタ
7月18日(月)海の日 快晴
休日の朝。恒例のだらだら寝を続け、
ぼーっと起きだすと、夫は来月初めに受ける技術士の試験勉強中。
不機嫌な顔をしている。
空腹なのも不機嫌の一つと思われる。
ちょっかいを出しつつ、「機嫌悪いねえ~」と言うと
「集中してたからだ」とあくまでも不機嫌ではないと主張。
昨日買いこんだフルーツでジュースを飲みたそうであるが
ま~た、この作り方の相違でいろいろ言われるのがいやな私は
「作り方しらないも~ん」とあほのマネ。
夫がグレープフルーツだのキウイだのプラムだの人参だのを
入れてジュースを作る。
美味しくない・・・
娘は一口飲んでベーッ・・・とした顔でもう飲まない。
食欲のない私であるが、健康体の夫は空腹で
パン焼いてよと言う。
皆でもそもそとトーストをかじる。
あ~、なんだか理想とほど遠い生活だ。
こんなはずじゃないんだけどなあ~という思いだけが頭をよぎるが
体は久々に腰が痛くて思うように動かない。
朝食の後、また夫は勉強を始める。
ヒマな私はDSを始めると、うるさかったのか
和室に移動する夫。
うるさかったらうるさいって言えばいいのに・・・
お昼ごはんはおそうめんでいい?と聞くと
夫は嫌そうな顔、娘は「そうめんでいい!」と元気にお返事。
何でもできる夫のこと、自分で何か美味しいものを作って食べたいのねと
思い、二人分のそうめんをゆでて、午後からお友達とプールへ行く予定の娘に
先に食べさせる。
私はパソコンのゲームなぞして時間をつぶしていると
夫がふらっとやってきて「そうめん」
「は~っ???イヤそうだったから何か作るのかと思ってた」と言うが
「イヤと言った憶えはない」
そうめんと、キャベツとツナのサラダを出すと
「みょうがをくれ」
カチンカチンときながらみょうがとねぎ、大葉を切って、出す。
あ~あ、私のおそうめんだったのに・・・と思いつつ
1人カフェオレを飲んで、夫が美味しそうにそうめんを食べるのを見ている。
けんかはしたくないので我慢我慢・・・
娘はお友達から電話がきて、プールへ行く。
シャワーを浴びていたかと思うと、たんたんと準備をして
「さぁ、臨海公園にでも行こうか!」
あんたねえ~自分だけご飯食べて、小奇麗に準備して「さぁ行くよ」はないでしょ。
予定というものを立てたらそれをちゃんと話しなよ。
いつもいつも自分の頭だけで計画して
マイペースにもほどがあるよ。
と、まくしたてると珍しく夫もキレて逆襲に遭う。
どうやら夫の言い分は「昨日君が勉強は午前中にやって
午後からどこか遊びに行こうよと言ったではないか。
そのとおりにしてるのにその不機嫌な態度は何だ!」
しかし夕べ確かに私はそう言ったが
その時に夫は何も返事をしなかったのである。
私は「あ、出かけないのね」と思ったのだ。
あ~、どうしてもうまくいかない。
私の理想とする生活と夫の理想とする生活は違うのだろうか。
まず、夫の理想とする生活というものがわからない。
夫は自分のことは自分で何でもできる。
彼がなぜに結婚したのか今となっては不思議ですらある。
何のメリットがあるのか・・・
単に私に深い愛を感じて、一緒にいたいと思ったのか・・・ありえないな・・・
私の知ってる男の人達はたいがい料理や洗濯、掃除が苦手で
妻にまかせっきり。
でもそれだから感謝の気持ちがあらわれるのであるが
夫の場合何でもできるから
別に私がいなくても困りゃしない。
今までだとお給料も結構余ってたのに
結婚して私に家計を任せたとたん貯金もできないすれすれ生活が続く。
娘のお稽古事や保険料、新しく買い換えたマンションのローンのせいだと思われる。
私自身は無駄遣いするタイプじゃないので
どうしてこんなに毎月きりきりの生活なのか自分でも不思議なのである。
しかしきっと夫にいわせりゃ、贅沢なことをしてるのかもしれない。
彼は引越しの時、ほとんど全てのものを持ってきた。
私は心機一転の心意気でばんばん処分した。
ま、前回の嫁入り道具をわざわざ持ってくるのもね~と言う気持ちがあったのも
確かだが、ちらりとそういうことを言うと夫は全然気にしてない風で
「もったいないから全部持ってきたら?」と言った。
嫁入り道具と言っても前夫に買ってもらったものではなく
全部自分で買ったものではあるが
でもやはりねえ~。
九州から運搬することも考えると
東京でマンション仕様のものを買ったほうがいいか!と思い
こちらへきてみると・・・
夫の冷蔵庫や電子レンジ、こたつなどなどがいた。
お布団すら夫がずっと使ってたものだ・・・
毛布も、もう端がよれよれで穴が派手にあいてる・・・
う~む・・・とても新婚とは思えない家具だらけの部屋だ。
しかし夫は「まだ使える」
そういう家具達の中で生活してることも
この部屋に私が馴染めない一つの原因でもある。
住ませていただいてますという気分にさせられるのだ。
一緒に購入したものはテーブルセットと来客用テーブル、食器棚くらいか?
私の理想とする家庭は
ちょっとだけ夫がずぼらで
玄関から靴下、背広を順番に脱いでいくのを
妻が文句言いつつ拾い歩き、
料理がなに一つできない夫は妻の手料理を一番と思い込み
「美味しい美味しい」を連発。
そんな夫のために妻は日々精進を重ねるのである。
部屋のインテリアは妻任せで
アジアンテイストにしようが気にも留めない。
埃だらけの床にべたっと寝そべっても気にならないタイプなので
妻の方があせる・・・
日々掃除にいそしむようになるわけだ。
健康管理栄養管理にも無頓着なので
妻はいろいろ勉強して体にいいもの、体にいいことをともに
やっていこうと提案する。
・・・な~んてね。
ちょっととても恐ろしい事に気付いた。
いわゆる前夫がそのタイプだった。
だから短い結婚生活は私にとって、とても理想的な生活であった。
家事も楽しく、前夫は私の料理を褒めちぎり人に自慢し、私は自分の人生は
完璧だとさえ思った。
しかし前夫はだんだん窮屈になってきたのかもしれない。
インスタントラーメンやいわゆるファーストフードが大好きだった前夫。
離婚寸前の頃、インスタントラーメンを作ってくれと言われ
彼の体を思い、茹でた野菜をのせたら「こういうのがいやなんだ」と言われた。
ショックだった。
なんだか嫌なことを思い出してしまった・・・
結局のところ、夫婦は対等でなくてはいけないのに
私はいつも前夫の母親のような気持ちだった。
ちょっと上から見てたかもしれない。
今、またそうでありたいと思い始めてきているのかもしれない。
そして夫は夫で上から見ている(こういうと夫はいつも否定するが)
それがお互い気に入らないのか・・・
はぁ~~~
気が滅入るなあ~
うまくやっていきたい気持ちと
しょせん夫婦は他人だからテキトーにやるのがいいんだよと
あきらめるべきなのか。
何度か話し合いを試みたが分かり合うところには行き着かない。
結婚一年目でこんなんじゃ、この先が思いやられる。
でも我慢はいやなのよ、
私は自分も我慢したくないし、夫にも我慢してほしくない。
我慢と譲り合うということは違うと思う。
はぁ~・・・もうすぐ夫が帰ってくる。
温厚な夫のこと、怒りながら出かけたことはすっかり忘れて、
いや、忘れたふりをして帰ってくるだろう。
私も忘れたふりをして、何事もなかったかのように
迎えるべきなのだろうか。
夫よ、このブログを読んだ感想を聞かせてよ。



コメント (3)
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