4月17日(土)雪→晴れ
目の不自由な我が父が、前立腺がんの手術をしたのは今週前半。
父の件は、全く心配ないと主治医からも言われてたのでホントに心配してなかった。
(・・・忘れてたくらいだものね!)
心配なのは、いつでもどこでも頑張っている母。
だから、ワタクシは、父がこの手術で入院する数日間が、
母には休息の日になることを期待した。
土曜日に退院と聞いていたのだが・・・
手術の晩は一晩寝ずに付き添い、帰宅し、ほっと一息、やれやれとくつろいでいた母のもとに電話がかかってくる。
父が入院している病院の看護婦さんからである。
父が、どうしても退院すると言ってきかないらしい・・・
先生が説得してもダメ。
そこまで言うなら、術後の経過も悪くないので退院していいでしょうと許可。
明日迎えにきてくださいとのこと。
目の不自由な父は、大変な見栄っ張りな人である。
ひと様の手を煩わせることを非常に嫌う。
看護婦さんたちにご迷惑だから退院させてくれと頼み込んだらしい・・・
しかし・・・日頃の鬱憤が溜まりに溜まってた母としては
この二日間ほどを休息させてもらって、また優しい気持ちにもどって
「おかえりなさい、大変だったねえ~」と迎えるつもりだったのに
それさえも許されないのかと、怒り心頭である。
そしてそれを電話で聞くワタクシの方が、さらに桜島もビックリの大爆発である。
「どれほどええかっこしいすれば気が済むのだ!?
看護婦さんに申し訳ないだと???
その気持ちの一分でも、おかあさんに向けたことある?
おかあさんは召使いでも、おとうさんの所有物でもないんだよっっ!
いいでしょう、わかりました、ワタクシが介護に帰りましょう。
おかあさんは、熊本のおばちゃんのとこでも、東京の我が家にでも遊びに来ればいいじゃない?」
愚痴を聞いてもらおうと電話した母は、娘の剣幕に少々たじろぎながら
「いや、そう言ってくれるだけで元気が出たよ。
夏休みに帰ってきてくれればいいから。
夏休みまで、お母さん頑張るから!」
夕食時に、夫にこの話をすると・・・
「すぐ帰ってあげなさい!GW前に帰れば?」
妻の里帰りを、イヤな顔する夫もいるだろうに、この人は、こういうところがすごい。
すごすぎて、ちょびっと怖くなる。
親兄弟思いの彼は、もし、何かあったら、何をおいてもすっとんで帰るべし!と思っている。
ワタクシは、『何かあったら』の『何かの』程度にも寄るし、まずは自分の家族、娘のことを考える。
その辺りの、ビミョーなズレが、このさき、老いていく両親を抱えてる身としては
ちょっと怖い気がする・・・
高校生といえど、何も出来ない娘のことが心配だが、
この、おばあちゃん子もまた「あたしは大丈夫!ちゃんと起きて学校行くから(当たり前です!)
おばあちゃんのために帰ってあげて!」とものすごい勢いで乞う。
じゃあ、6月あたりに、一週間ほど帰って、母を介護から開放してあげようということになる。
ちょうどテレビはニュースが流れている。
娘がハッとしたように「ママ!おじいちゃんと大喧嘩して、ニュース沙汰になるようなことはやめてよね!」
と、彼女お得意の、妄想ニュースが始まる。
「刺された父親は、4月に手術をして退院したところでした・・・」
遅ればせながら、親孝行娘になろうとしてる母に向かって、何て失礼なことを言うのよ!と爆笑しながら、
心の中で、「喧嘩するのはやめよう・・・」と小さく決意・・・
目の不自由な我が父が、前立腺がんの手術をしたのは今週前半。
父の件は、全く心配ないと主治医からも言われてたのでホントに心配してなかった。
(・・・忘れてたくらいだものね!)
心配なのは、いつでもどこでも頑張っている母。
だから、ワタクシは、父がこの手術で入院する数日間が、
母には休息の日になることを期待した。
土曜日に退院と聞いていたのだが・・・
手術の晩は一晩寝ずに付き添い、帰宅し、ほっと一息、やれやれとくつろいでいた母のもとに電話がかかってくる。
父が入院している病院の看護婦さんからである。
父が、どうしても退院すると言ってきかないらしい・・・
先生が説得してもダメ。
そこまで言うなら、術後の経過も悪くないので退院していいでしょうと許可。
明日迎えにきてくださいとのこと。
目の不自由な父は、大変な見栄っ張りな人である。
ひと様の手を煩わせることを非常に嫌う。
看護婦さんたちにご迷惑だから退院させてくれと頼み込んだらしい・・・
しかし・・・日頃の鬱憤が溜まりに溜まってた母としては
この二日間ほどを休息させてもらって、また優しい気持ちにもどって
「おかえりなさい、大変だったねえ~」と迎えるつもりだったのに
それさえも許されないのかと、怒り心頭である。
そしてそれを電話で聞くワタクシの方が、さらに桜島もビックリの大爆発である。
「どれほどええかっこしいすれば気が済むのだ!?
看護婦さんに申し訳ないだと???
その気持ちの一分でも、おかあさんに向けたことある?
おかあさんは召使いでも、おとうさんの所有物でもないんだよっっ!
いいでしょう、わかりました、ワタクシが介護に帰りましょう。
おかあさんは、熊本のおばちゃんのとこでも、東京の我が家にでも遊びに来ればいいじゃない?」
愚痴を聞いてもらおうと電話した母は、娘の剣幕に少々たじろぎながら
「いや、そう言ってくれるだけで元気が出たよ。
夏休みに帰ってきてくれればいいから。
夏休みまで、お母さん頑張るから!」
夕食時に、夫にこの話をすると・・・
「すぐ帰ってあげなさい!GW前に帰れば?」
妻の里帰りを、イヤな顔する夫もいるだろうに、この人は、こういうところがすごい。
すごすぎて、ちょびっと怖くなる。
親兄弟思いの彼は、もし、何かあったら、何をおいてもすっとんで帰るべし!と思っている。
ワタクシは、『何かあったら』の『何かの』程度にも寄るし、まずは自分の家族、娘のことを考える。
その辺りの、ビミョーなズレが、このさき、老いていく両親を抱えてる身としては
ちょっと怖い気がする・・・
高校生といえど、何も出来ない娘のことが心配だが、
この、おばあちゃん子もまた「あたしは大丈夫!ちゃんと起きて学校行くから(当たり前です!)
おばあちゃんのために帰ってあげて!」とものすごい勢いで乞う。
じゃあ、6月あたりに、一週間ほど帰って、母を介護から開放してあげようということになる。
ちょうどテレビはニュースが流れている。
娘がハッとしたように「ママ!おじいちゃんと大喧嘩して、ニュース沙汰になるようなことはやめてよね!」
と、彼女お得意の、妄想ニュースが始まる。
「刺された父親は、4月に手術をして退院したところでした・・・」
遅ればせながら、親孝行娘になろうとしてる母に向かって、何て失礼なことを言うのよ!と爆笑しながら、
心の中で、「喧嘩するのはやめよう・・・」と小さく決意・・・