パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

親不孝娘

2010年04月16日 | Weblog
4月16日(金)曇り
先日、お花見に行った時のこと。
時間帯のせいもあるのだろうが、おばちゃん、おばあちゃん達が多かった。
そして、そのおばあちゃん達がとっても嬉しそうに「綺麗ねぇ~ホント綺麗ねえ~」と言ってるのを聞き、
我が母や夫の母にも見せたくなる。
せめてもの気持ちのおすそわけってことで、桜センベイやら桜饅頭やらを買い、
夫の撮った桜の写真を添えて送ることにする。
我が父は数年前に失明し、24時間つきっきりの要介護状態が続いている。
昭和一桁生まれで九州男児で長男という男ほど、厄介なものはなく、母の苦労は大変なものであるが、
根が明るく、ポジティブな人なので、ついつい母親一人に任せっきりである。
親不孝娘は、時々かかってくる愚痴の電話の相手をするぐらいである。
桜センベイを送る時、「手伝えなくてごめんね」というような殊勝な手紙と、
「何か美味しいものでも食べて、うっぷんをはらしてね」と少しのお金を同封する。(こんなことは、初めてのことである)
二日後、母から「届いたよ!ありがとうーーーっ!」と泣き出さんばかりの電話。
昨年暮れに、前立腺がんが見つかった父、
1月に検査し、4月に放射線の治療(手術)をすることになっていた。
ちょうど、その手術の日に送りものが届いたらしく、
母としては、娘がそれをちゃんと憶えてて、「介護、頑張って!」という手紙をくれたと思い込んで、感激ひとしおといったところ。
年を取ってからの前立腺がんは、それほど心配することもないと
たかをくくってたこともあるが、
しかし、それにしても、親不孝娘は、そんなことすっかり忘れておりました・・・
「いやぁ~虫の知らせっつーか、まさに『ビンゴ!』って感じだったよ!」と話す妻に、
夫あきれ顔で「こんな娘はいやだ・・・」・・・ごもっとも・・・

 
コメント
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