4月25日(日)晴れ
昨夜は、ブログ仲間のるいさんと、東京ドームにて野球観戦。
今月7日に37歳という若さで亡くなった木村拓也コーチの追悼試合である。
今はもう、巨人軍の選手の名前すらおぼつかなくなったワタクシであるが、
『似非巨人フアン』になりすまし出掛けることにする。
乗り換えの駅で、ワタクシの前を歩く中年おやじ、ジャイアンツのバッグに
ジャイアンツのジャンパー。
絶対この人、ドームに向かってるね!と嬉しくなり隠し撮り。
しかし・・・丸ノ内線のホームでは、ジャイアンツおやじの格好に、
さらにジャイアンツの帽子をかぶったおやじがいた・・・
電車は空いていて座れた。
隣には、仕事帰りっぽいおばちゃん二人組。
何気におばちゃんが広げたバッグの中には、ワタクシとおそろいのオレンジタオルに、オレンジメガホン。
さらには以前るいさんに見せていただいたジャイアンツカード(?)まで見える。
ををっ!このおばちゃんたちもドームに向かってるのね!
勝手に連帯感を覚える。
後楽園駅はすんごい人であるが、無事るいさんと会えて、まずは献花台へ向かう。
大きな花束、小さな花束、白い花一輪など持った人達の長蛇の列。
大型スクリーンには、在りし日の木村氏の姿が映る。
引退のセレモニーでは家族へ感謝の言葉を言い、
お子さんに向けて「パパ、頑張ったよ!」と誇らしげにおっしゃる言葉にジンとくる。
似非フアンはお花の用意をしていないので、現地に用意されてる菊一輪を手向ける。
いや、ここで少し、言い訳を・・・
事前に、るいさんからは「献花台にお供えする花を準備していきます」と聞いていた。
そこでワタクシもお花を準備していこうと思ったのだが・・・
いや、ほとんど今まで知らなかったくせに、どのツラ下げて献花する気だ!?
自分の中の『イベント好きの血』が騒いでいるのじゃないか?
大概のことは許されても、今回のことをイベントとして扱うのは、不謹慎すぎるだろ、と考えたのだ。
しかし・・・こういうことって、気持ちだよね、気持ち。
浅はかに、いろいろ考えすぎたことを後悔しつつ、献花を終えドーム内へ。
始球式は、木村氏のご子息恒希君。
まだ小さな彼が、マウンドに現れた時点でもうワタクシの涙腺はぐずぐずになる。
彼は、綺麗なストライクの球を投げ、「ほ~~~っ」と歓声の声が湧く。
るいさんと、「今日の試合は負けられないよねっ!!」と気合いを入れつつ観戦する。
しかし、どうにも広島のほうが優勢に思える試合運び。
ワタクシ、出がけにオレンジタオルを振る練習をしながら娘と話していたのだ。
娘「追悼試合だったら、広島はやりにくくないかなあ?」
ワタクシ「そうだよねえ~追悼のセレモニーとかあった後に、選手も観客も果たして割り切って盛り上がれるかなあ?」
試合を観戦しながら、心の中で「これがスポーツマンシップってやつなのか?
ワタクシが広島だったら、今日は勝てない、勝っちゃいかん!って思うけどなあ。」などと、
スポーツマン精神に反するようなことを思いつつ応援する。
さすがにそんなことを「野球を愛する」るいさんには言えないので黙っていたが、
試合終了後のトイレの列に並んでる時、るいさんが「八百長でもいいから、今日は勝ってくれって思いました。」
・・・同感です。
中盤を過ぎてもなかなか点が入らないのをやきもきしながら、
だんだん自分のせいのような気になってくる。
ワタクシ、雨女だし、負の気を持ってるようだし・・・
今日負けたら、ワタクシのせいだ。3年くらい前に初めてドームに連れてきてもらった時の試合も負けた。
と、我が父にそっくりなネガティブ思考炸裂だ。
我が父は、自分が応援すると負けるからと言って、こんなに可愛がってる孫の運動会や持久走大会を見に来なかった。
「そんなこと言わずに見に来てよ」と言って無理矢理見せた持久走大会で、
いきなりスタート地点で娘が転んでしまい、
それ以来、ますます見に来なくなった。
ワタクシ自身も「おじいちゃんってば、ホントにマイナスの気を出してるのかも・・・」と思ってしまったくらいだ。
そんな父にそっくりなワタクシだ。
ガンガンに負ける気をだしてるのかもしれぬ。
熱心な巨人フアンでもないくせに、こんな大事な追悼試合にのこのこ出掛けてきて、
マイナスのパワーを発揮してしまい負けた日には、
本当に申し訳ないと思った。
そしてさらに申し訳ないことに、試合は気になりつつも、さらに気になることが二点。
ワタクシ達の前に座ってた男性のトレーナーのボロさがすごいのだ。
首まわり、袖口、肩の縫い目、全てがボロボロ。
いや、こんなこと書くと「nさん!ひと様の身なりのこと言うなんて、人としていかがなものでしょうか?」とお叱りを受けるかもしれないが、
ワタクシだって、ものすごく苦学生らしい子が、「貧乏だけど、どうしても今日の試合だけは見たいんだ」と言ってる風情を漂わせてたら、
こんなことは言いません。
歳の頃なら30代、茶髪にフツーのパンツの、フツーの人なのだ。
それなのに、トレーナーだけが異様にボロい。
彼なりのジンクスがあるのだろうか。
「このトレーナーで応援にくると、巨人は勝つんだ!中学の頃からずっと!」
それと、今度は後ろのカップルの男が、応援歌を歌ったり声援を送ったりするのだが、
その声が、ムーディ勝山みたいに低い声で、なおかつ小さくささやくような声。
「応援するなら大声で、声張り上げろ!
オレってこんなに巨人フアンなんだぜ!と彼女にアピールしたくて応援歌とか歌うのかもしれんが、
声、ちっちゃすぎ!」とイライラする。
どうしても、この二点をるいさんに伝えたくて、とうとう隣に座るるいさんにメールを送る困ったねーさん・・・
試合に集中しろよ!って感じですが、無事に谷の劇的ホームランで逆転勝利。
すごく感動的で、素敵な夜でありました・・・が、反省会のお茶もせず、
じゃあねとるいさんとお別れ。
なぜなら、我が家でちょっとしたハプニングが起きていたのである。
この話はまた明日。
昨夜は、ブログ仲間のるいさんと、東京ドームにて野球観戦。
今月7日に37歳という若さで亡くなった木村拓也コーチの追悼試合である。
今はもう、巨人軍の選手の名前すらおぼつかなくなったワタクシであるが、
『似非巨人フアン』になりすまし出掛けることにする。
乗り換えの駅で、ワタクシの前を歩く中年おやじ、ジャイアンツのバッグに
ジャイアンツのジャンパー。
絶対この人、ドームに向かってるね!と嬉しくなり隠し撮り。
しかし・・・丸ノ内線のホームでは、ジャイアンツおやじの格好に、
さらにジャイアンツの帽子をかぶったおやじがいた・・・
電車は空いていて座れた。
隣には、仕事帰りっぽいおばちゃん二人組。
何気におばちゃんが広げたバッグの中には、ワタクシとおそろいのオレンジタオルに、オレンジメガホン。
さらには以前るいさんに見せていただいたジャイアンツカード(?)まで見える。
ををっ!このおばちゃんたちもドームに向かってるのね!
勝手に連帯感を覚える。
後楽園駅はすんごい人であるが、無事るいさんと会えて、まずは献花台へ向かう。
大きな花束、小さな花束、白い花一輪など持った人達の長蛇の列。
大型スクリーンには、在りし日の木村氏の姿が映る。
引退のセレモニーでは家族へ感謝の言葉を言い、
お子さんに向けて「パパ、頑張ったよ!」と誇らしげにおっしゃる言葉にジンとくる。
似非フアンはお花の用意をしていないので、現地に用意されてる菊一輪を手向ける。
いや、ここで少し、言い訳を・・・
事前に、るいさんからは「献花台にお供えする花を準備していきます」と聞いていた。
そこでワタクシもお花を準備していこうと思ったのだが・・・
いや、ほとんど今まで知らなかったくせに、どのツラ下げて献花する気だ!?
自分の中の『イベント好きの血』が騒いでいるのじゃないか?
大概のことは許されても、今回のことをイベントとして扱うのは、不謹慎すぎるだろ、と考えたのだ。
しかし・・・こういうことって、気持ちだよね、気持ち。
浅はかに、いろいろ考えすぎたことを後悔しつつ、献花を終えドーム内へ。
始球式は、木村氏のご子息恒希君。
まだ小さな彼が、マウンドに現れた時点でもうワタクシの涙腺はぐずぐずになる。
彼は、綺麗なストライクの球を投げ、「ほ~~~っ」と歓声の声が湧く。
るいさんと、「今日の試合は負けられないよねっ!!」と気合いを入れつつ観戦する。
しかし、どうにも広島のほうが優勢に思える試合運び。
ワタクシ、出がけにオレンジタオルを振る練習をしながら娘と話していたのだ。
娘「追悼試合だったら、広島はやりにくくないかなあ?」
ワタクシ「そうだよねえ~追悼のセレモニーとかあった後に、選手も観客も果たして割り切って盛り上がれるかなあ?」
試合を観戦しながら、心の中で「これがスポーツマンシップってやつなのか?
ワタクシが広島だったら、今日は勝てない、勝っちゃいかん!って思うけどなあ。」などと、
スポーツマン精神に反するようなことを思いつつ応援する。
さすがにそんなことを「野球を愛する」るいさんには言えないので黙っていたが、
試合終了後のトイレの列に並んでる時、るいさんが「八百長でもいいから、今日は勝ってくれって思いました。」
・・・同感です。
中盤を過ぎてもなかなか点が入らないのをやきもきしながら、
だんだん自分のせいのような気になってくる。
ワタクシ、雨女だし、負の気を持ってるようだし・・・
今日負けたら、ワタクシのせいだ。3年くらい前に初めてドームに連れてきてもらった時の試合も負けた。
と、我が父にそっくりなネガティブ思考炸裂だ。
我が父は、自分が応援すると負けるからと言って、こんなに可愛がってる孫の運動会や持久走大会を見に来なかった。
「そんなこと言わずに見に来てよ」と言って無理矢理見せた持久走大会で、
いきなりスタート地点で娘が転んでしまい、
それ以来、ますます見に来なくなった。
ワタクシ自身も「おじいちゃんってば、ホントにマイナスの気を出してるのかも・・・」と思ってしまったくらいだ。
そんな父にそっくりなワタクシだ。
ガンガンに負ける気をだしてるのかもしれぬ。
熱心な巨人フアンでもないくせに、こんな大事な追悼試合にのこのこ出掛けてきて、
マイナスのパワーを発揮してしまい負けた日には、
本当に申し訳ないと思った。
そしてさらに申し訳ないことに、試合は気になりつつも、さらに気になることが二点。
ワタクシ達の前に座ってた男性のトレーナーのボロさがすごいのだ。
首まわり、袖口、肩の縫い目、全てがボロボロ。
いや、こんなこと書くと「nさん!ひと様の身なりのこと言うなんて、人としていかがなものでしょうか?」とお叱りを受けるかもしれないが、
ワタクシだって、ものすごく苦学生らしい子が、「貧乏だけど、どうしても今日の試合だけは見たいんだ」と言ってる風情を漂わせてたら、
こんなことは言いません。
歳の頃なら30代、茶髪にフツーのパンツの、フツーの人なのだ。
それなのに、トレーナーだけが異様にボロい。
彼なりのジンクスがあるのだろうか。
「このトレーナーで応援にくると、巨人は勝つんだ!中学の頃からずっと!」
それと、今度は後ろのカップルの男が、応援歌を歌ったり声援を送ったりするのだが、
その声が、ムーディ勝山みたいに低い声で、なおかつ小さくささやくような声。
「応援するなら大声で、声張り上げろ!
オレってこんなに巨人フアンなんだぜ!と彼女にアピールしたくて応援歌とか歌うのかもしれんが、
声、ちっちゃすぎ!」とイライラする。
どうしても、この二点をるいさんに伝えたくて、とうとう隣に座るるいさんにメールを送る困ったねーさん・・・
試合に集中しろよ!って感じですが、無事に谷の劇的ホームランで逆転勝利。
すごく感動的で、素敵な夜でありました・・・が、反省会のお茶もせず、
じゃあねとるいさんとお別れ。
なぜなら、我が家でちょっとしたハプニングが起きていたのである。
この話はまた明日。