パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

友達

2022年10月25日 | Weblog
10月25日(火)晴れ

東京の友人達が鹿児島に来てくれて楽しい日々を過ごした後、それをしみじみ振り返りながら、ワタクシは自分の来し方を反省する。
来るもの拒まず去るもの追わずのスタンス。
だから、東京から鹿児島に引っ越す時に、あゝさようなら東京、そして東京の友よ、と、もう二度と会えないぐらいの悲壮感を持っていた。
しかし、昨年の秋、軽やかに(日帰りだ、これを軽やかと呼ばずなんと呼ぶ)鹿児島に来てくれたるいさん。
そしてまた今年の秋に「また鹿児島に行きます!今度pさんのライブに行くからその時に彼女も誘ってみますね。」
また来てくれるのねと嬉しい気持ちと、いやあpさんはお忙しいから無理じゃないかしらと、相変わらずネガティヴ思考。
あれよあれよと言う間にお二人が来ることが決まり、あっという間にその日がきて、夢のような嵐のような三日間を過ごし帰っていった。
楽しかったよね。すごく楽しかった。
人嫌いを広言し、実際『似非ポツンと一軒家』に住み、老猫と夫と静かに暮らす毎日だが、大事な人たちとのつながりまで人まかせではいけない。
幼なじみのもんちゃんかこちゃんにラインしてみる。
高校友の悪友グループラインにも。
先日偶然あった高校友(ワタクシは高校で転校するというイレギュラーなことをしている)やその仲間達にも。
すると・・・あっという間にランチのプランが出来上がり、あゝみんな閉鎖的な日々にうんざりしていたのかと思う。
とは言えあまりのスピード感に、またワタクシの「ちとめんどくさい」という悪い性癖がチラチラするのを手で払い退けながら、プレゼントを考えたりする。
それだけでもウキウキするではないか。

昨夜、東京に住む娘から電話。
ちょっとブルーな感じを醸し出している。
娘29歳。
友人は少ないと言いながら、母からみるとたくさんのいいお友達関係をしっかり築けていると思う。
とは言え、今この年齢は、自分と家族(夫だったり赤ちゃんだったり)の事でいっぱいいっぱいの時期であったりする。
結婚してなくても、恋人との付き合いが濃密なタイプの子は、恋愛すると一気に音信不通状態になるらしく、
それまで、夜中の相談に乗ったりしていた娘としては複雑な気持ちになるようだ。

娘の話を聞きながら思い出すことがある。
20代の前半、そりゃもう遊びまわっていた。
ドライブだ飲み会だなんだかんだ。
そして20代後半にさしかかるとだんだん彼氏重視の子が出て来たり、結婚の波もちょうどみんな重なり、毎月のように結婚式があったりで、あんなにあほみたいに遊ぶことがなくなり、
今ほどネット社会でなく・・・
そして、そういうワタクシも結婚して出産して離婚して再婚しての荒れた波に絶賛もまれ中。
そんな中で、ワタクシが東京に引っ越すことになり久々にみんなが集まってくれた時に、Mちゃんが「え?東京の◯◯に住むの?あたし、そこ住んでたことあるよ!」
聞くと・・・
みんなが一斉に彼氏できただの結婚するだの言ってる頃、ちょうど親友に癌が見つかった。
彼女には双子の赤ちゃんがいて、その子達のお世話をしたり、共に過ごした。
しかし、彼女は亡くなり・・・
Mちゃんは東京に住む兄を頼って上京し、ワタクシがこれから住むという街の花屋さんでバイトしながら2年ほど暮らしたという。
全く知らなかった。
まあ、自分もそれなりに大変だったしと言い訳をしながら、若く楽しかった濃密な日々を共に過ごし友人が、一人で辛い日々を過ごし、抱えきれずに遠い街に住んでみたりしたことを思い、申し訳なさで泣きたくなった。
そんなことを思い出した。

人の愚痴を聞くと自分のパワーまで持っていかれるからやめたほうがいい。
そりゃそうだと思う。
愚痴ばっかり、趣味のように言う人っているもんね。
でも、自分が大事だと思う友人の愚痴や泣き言は聞いてあげたい。
何もしてあげられないし、解決策を思いつくほど頼りがいある人間ではない。
でも、聞いてくれる人がいるというだけで救われる時ってある。
事実、ワタクシは何度も友人達に助けられてきた。
だから手を差し伸べられたらその手を握ってあげたい。
そのためには、やはり疎遠になってはいけないのだ。
たとえ細い細いラインやメールというものだけでも繋がっておくべきだし、顔見て話すのも大事だし、今はいい意味で繋がりやすい時代だ。
だから、娘も、お友達を助けられる時は助け、助けてもらいたい時はすぐ声をかけられるような友の存在があってほしいと思う。
そして、もうすぐ還暦のワタクシも、同じように助け助けられる友を大事にしようと思うのだ。

ってことで、今度の 日曜日が、友情再確認ランチの皮切りとなります。
よろしくお願いします(・・・オレに言ってる???←家でインスタントラーメンランチになるであろう夫心の声)
コメント (4)
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