9月24日(月)振替休日 晴れ
小泉今日子主演「食べる女」
1週間の間に二回試写会で見るという初の鑑賞方法である。
小泉今日子さん演じるトン子さんのもとに集う美女達。
トン子さんは、独身女の理想型のような感じだ。
素敵なおうち(古本屋)があって、憧れの職業に就いてて(←文筆家)、白猫飼ってて、友達がいて。
幼馴染の美冬さん(鈴木京香)は「ごはんや道草」の女将。
美味しい食べ物で、若い男の子達をメロメロにしているらしい。
着物を粋に着こなしてて素敵だ。
トン子さんの担当編集者であるドドさん(沢尻エリカ)は、もうマンションも買ったバリバリのキャリアウーマンである。
恋愛の仕方も忘れたなあと思っている。
テレビ局で働く多実ちゃん(前田敦子)は、不倫歴が長かったが、今は穏やかな彼氏がいるらしい。
しかし、ぬるま湯のようにも感じている。
刺激が欲しいタイプなのだろう。
この、ドドと多実の通うBARロマに、珠美さん(山田優)はいる。妊娠8ヶ月だ。
オーナーと夫婦で3人の子供もいたが、オーナーに好きな人ができて別れてくれと言われた。
しかし、彼女はオーナーのことが好きなので、離婚後もここで働き、なおかつお腹の子はオーナーの子だ。
このBARの常連客に、呑んだくれては男にお持ち帰りされるあかり(広瀬アリス)がいる。
彼女は「求められることが好き」
ひき肉料理が得意で、男が部屋に来るとなるとささっとワンタンスープなんか作っちゃう。
ステーキじゃなく、ひき肉。まるで自分はひき肉のような女だと思っている。安くて手軽で・・・
毎食を冷凍食品で済ませる主婦マチルダ(シャーロット)は夫に浮気され、罵られ、離婚を宣言される。
呆然と街を彷徨って、「ごはんや道草」で美冬さんと出会い、トン子さんちに居候することになる。
トン子さんちの庭には枯れ井戸がある。それに興味津々な小学生が二人。共に美少女だ。
ゆうらちゃんのママは風来坊で世界を旅している。そして血の繋がらないパパと二人暮らし。ゆうらちゃんがご飯を作る。
ミドリちゃんのママ(壇蜜)は耳のパーツモデル。別れた夫を忘れられずストーカーのように子供達を連れて夫のところへ押しかける。
どうです?
ワタクシ、見事に、どの女にも感情移入できませんっ。
特に、一回目の試写会の時は、「クソつまらん。こんな女いる?そしてこんな男いる?こんな出会いある?え?え?え?」と、誰に向かってだか詰め寄りたい気持ちだった。
よって二回目は、少し醒めた目で見た。
その、少し引いた感じが逆に良かったのか、一回目よりも面白く、深く、見ることができた気がする。
さらには、上映後の舞台挨拶での美女揃い踏みである。
気持ちがぐぐっと盛り上がったのは否定しません。
さらには、夫と見たことにより、後から振り返って語る面白さもあった。
とにかく二人とも、美女達の綺麗さには息を飲んだ。
いや、ポーカーフェイスの夫ですからね、わかりづらいんですけど、言葉の端々に美女達にやられた感が伺えます。
そして、映画の中身には少し辛口の夫婦。
そもそも二人とも口を揃えて「沢尻エリカみたいな綺麗な子に、ユースケサンタマリアのような凡人サラリーマンがとっていい態度じゃないだろ。リアリティがない!」
と、それを言っちゃ、もう映画を成さないでしょ、というような感想を言い合います。
あ、あと、辛口ついでに言うと「お料理が、言うほど美味しそうに見えなくて、さらにはみんなあまり美味しそうに食べてないよね。」というのが、夫婦の意見です。
ワタクシは、お魚のしゃぶしゃぶくらいかなあ〜食べたいと思ったのは。
そう考えると、ワタクシの中で、ギャル曽根とマツコは、食べ物を美味しそうに、綺麗に食べるなあと改めて思った。
夫は、「卵かけご飯を箸で掻き込むのが下品だ」と。
確かに我が夫はお箸使いがお上手です。
ワタクシは、和食だろうがなんだろうが、すぐスプーンを持ってくる。卵かけご飯然り、お茶漬け然り。
ここは静かにスルーしときました。
夫とワイワイ感想を言い合ってて、はっ!とします。
ワタクシ、映画にせよ小説にせよ漫画にせよ、登場人物の誰かに憑依します。
で、今回のように、どの恋愛にも共感できずに「けっ!」と思ったわと言いながら、
そうか、あたしゃ、もうトン子さんの位置にいるべきなのか!
若い子達の恋愛話を聞いてあげて、どの恋愛にも「いいんだよ、それで!」と言ってあげる位置にいるべきなのか!
年齢的にそうでしょ、と言うわけではなくて、さらには、恋多き女だったわけでもない。
ただ、自分の中に、トン子さん的な要素がこれっぽっちもないので、「あ、そうか。トン子さん的な立ち位置になれば、
この女の恋愛はないわ〜とか、この尻軽女は理解できないっ!とか、不倫が好きな女って結局もうそれは癖なのよ、習性なのよ!なんていきりたつことはなくなるのだ。
「人ってね、おいしいごはんを食べてる時といとしいセックスをしてる時が、いちばん暴力とか差別とか争いごとから遠くなるんだって」
と、トン子さんが言う。
そうだね〜
ワタクシ、鹿児島に帰ったらトン子さんのおうちのように、みんなが集うようなおうち作りを目指そうと思います。
みんな!あたしに恋の話をしに鹿児島にきてね〜〜〜
小泉今日子主演「食べる女」
1週間の間に二回試写会で見るという初の鑑賞方法である。
小泉今日子さん演じるトン子さんのもとに集う美女達。
トン子さんは、独身女の理想型のような感じだ。
素敵なおうち(古本屋)があって、憧れの職業に就いてて(←文筆家)、白猫飼ってて、友達がいて。
幼馴染の美冬さん(鈴木京香)は「ごはんや道草」の女将。
美味しい食べ物で、若い男の子達をメロメロにしているらしい。
着物を粋に着こなしてて素敵だ。
トン子さんの担当編集者であるドドさん(沢尻エリカ)は、もうマンションも買ったバリバリのキャリアウーマンである。
恋愛の仕方も忘れたなあと思っている。
テレビ局で働く多実ちゃん(前田敦子)は、不倫歴が長かったが、今は穏やかな彼氏がいるらしい。
しかし、ぬるま湯のようにも感じている。
刺激が欲しいタイプなのだろう。
この、ドドと多実の通うBARロマに、珠美さん(山田優)はいる。妊娠8ヶ月だ。
オーナーと夫婦で3人の子供もいたが、オーナーに好きな人ができて別れてくれと言われた。
しかし、彼女はオーナーのことが好きなので、離婚後もここで働き、なおかつお腹の子はオーナーの子だ。
このBARの常連客に、呑んだくれては男にお持ち帰りされるあかり(広瀬アリス)がいる。
彼女は「求められることが好き」
ひき肉料理が得意で、男が部屋に来るとなるとささっとワンタンスープなんか作っちゃう。
ステーキじゃなく、ひき肉。まるで自分はひき肉のような女だと思っている。安くて手軽で・・・
毎食を冷凍食品で済ませる主婦マチルダ(シャーロット)は夫に浮気され、罵られ、離婚を宣言される。
呆然と街を彷徨って、「ごはんや道草」で美冬さんと出会い、トン子さんちに居候することになる。
トン子さんちの庭には枯れ井戸がある。それに興味津々な小学生が二人。共に美少女だ。
ゆうらちゃんのママは風来坊で世界を旅している。そして血の繋がらないパパと二人暮らし。ゆうらちゃんがご飯を作る。
ミドリちゃんのママ(壇蜜)は耳のパーツモデル。別れた夫を忘れられずストーカーのように子供達を連れて夫のところへ押しかける。
どうです?
ワタクシ、見事に、どの女にも感情移入できませんっ。
特に、一回目の試写会の時は、「クソつまらん。こんな女いる?そしてこんな男いる?こんな出会いある?え?え?え?」と、誰に向かってだか詰め寄りたい気持ちだった。
よって二回目は、少し醒めた目で見た。
その、少し引いた感じが逆に良かったのか、一回目よりも面白く、深く、見ることができた気がする。
さらには、上映後の舞台挨拶での美女揃い踏みである。
気持ちがぐぐっと盛り上がったのは否定しません。
さらには、夫と見たことにより、後から振り返って語る面白さもあった。
とにかく二人とも、美女達の綺麗さには息を飲んだ。
いや、ポーカーフェイスの夫ですからね、わかりづらいんですけど、言葉の端々に美女達にやられた感が伺えます。
そして、映画の中身には少し辛口の夫婦。
そもそも二人とも口を揃えて「沢尻エリカみたいな綺麗な子に、ユースケサンタマリアのような凡人サラリーマンがとっていい態度じゃないだろ。リアリティがない!」
と、それを言っちゃ、もう映画を成さないでしょ、というような感想を言い合います。
あ、あと、辛口ついでに言うと「お料理が、言うほど美味しそうに見えなくて、さらにはみんなあまり美味しそうに食べてないよね。」というのが、夫婦の意見です。
ワタクシは、お魚のしゃぶしゃぶくらいかなあ〜食べたいと思ったのは。
そう考えると、ワタクシの中で、ギャル曽根とマツコは、食べ物を美味しそうに、綺麗に食べるなあと改めて思った。
夫は、「卵かけご飯を箸で掻き込むのが下品だ」と。
確かに我が夫はお箸使いがお上手です。
ワタクシは、和食だろうがなんだろうが、すぐスプーンを持ってくる。卵かけご飯然り、お茶漬け然り。
ここは静かにスルーしときました。
夫とワイワイ感想を言い合ってて、はっ!とします。
ワタクシ、映画にせよ小説にせよ漫画にせよ、登場人物の誰かに憑依します。
で、今回のように、どの恋愛にも共感できずに「けっ!」と思ったわと言いながら、
そうか、あたしゃ、もうトン子さんの位置にいるべきなのか!
若い子達の恋愛話を聞いてあげて、どの恋愛にも「いいんだよ、それで!」と言ってあげる位置にいるべきなのか!
年齢的にそうでしょ、と言うわけではなくて、さらには、恋多き女だったわけでもない。
ただ、自分の中に、トン子さん的な要素がこれっぽっちもないので、「あ、そうか。トン子さん的な立ち位置になれば、
この女の恋愛はないわ〜とか、この尻軽女は理解できないっ!とか、不倫が好きな女って結局もうそれは癖なのよ、習性なのよ!なんていきりたつことはなくなるのだ。
「人ってね、おいしいごはんを食べてる時といとしいセックスをしてる時が、いちばん暴力とか差別とか争いごとから遠くなるんだって」
と、トン子さんが言う。
そうだね〜
ワタクシ、鹿児島に帰ったらトン子さんのおうちのように、みんなが集うようなおうち作りを目指そうと思います。
みんな!あたしに恋の話をしに鹿児島にきてね〜〜〜
共感する作品はあまり無いんです。
身始めて15分程度で想像したラストと同じだったら
興味が全く無い・・・
ドロドロが好き
ハッピーエンドで終わった話は好きじゃない
ドラマの様にあれだけすったもんだの末に
一緒になったら一生すったもんだの日々
そのハッピーエンドになった2人が
燃え尽き裏切り家族が崩壊して
犯罪を犯してしまうほどの
内容の映画やドラマが大好き。
でも、トン子さんの言った
最後に書いてる言葉
結局の所そこだと思う
私も何だかんだ言って
トン子さんに共感しちゃうかも〜
ハッピーエンドがお好きでないなんて。
ワタクシは、まさに絵に描いたようなハッピーエンドを愛しております。
最後にどんでん返しっぽく嫌ぁ〜な終わり方をされると末代に至るまでその作者やら作品やらを罵ります。
(今の所、その筆頭は湊かなえ氏)
なぜかドラマや映画はハッピーエンドに抵抗感があって・・・
そんな話は無いと感じたら
ダメなんです・・・
仕事柄多くの女性と話をする機会が多かったので
ドラマだけの世界じゃ無いんだと思うリアルな話や裁判中の女性の話を沢山聞いたり
一緒に弁護士のところに付き合ったり
裁判所からの書類を見せられて
これどう思う?と深刻な相談に乗ったことも沢山あった。
こんな事は妻には言えないから
世の中の女性は本当に苦しんでるんだな
世の中狂ってるのになぜ映画やドラマはキラキラしてるんだろうと
感じてしまうんです。
幸せな生活をみんなに訪れた良いなと感じてます。
お料理とか食べ方とか。
え?恋愛観とか聞きたいんじゃないの?(pさん、なんとなく不満げな声)
五十年も生きてると、事実は小説よりも奇なりを実感して、
切ない映画とか観てても「現実はもっと切ないんじゃ!」とか思ったりする。
なかなか映像の世界(というか、虚構の世界?)にのめり込めない。
だから涙も出ないのね〜
そして、一番最近映画で泣いたのが、先日のテレビでやってたちびまる子ちゃんの映画「イタリアから来た少年」
この中でまるちゃんが「あたし、漫画家になりたいんだ!」って言った時。
なれたよ。日本中の誰もが知ってるチョーすごい漫画家になれたよ!って泣きました。
ブログ拝見してます
見始めると歳は関係なく恋愛でもサスペンスでも時代劇でも夢中になります
映画は特に好きです
夢中になれるとは素敵なことです。
きっとお心根が純粋なのでしょう。
ワタクシは、最近、少女漫画が原作の映画が見られなくなりました。
昔っから動物の映画もダメです。それに子供が絡むともう、意味もなく、最初から泣けて泣けて。
洋画は、年をとってきてますます外人さんの顔の判別がつかなくなってきました。
後半に差し掛かってから「この人、仲間?悪者?」
どんどん世界が狭くなっていきます・・・