昔は時間がゆっくりと過ぎていった。
まだ小学生になる前の子どもの頃。
家の近くを井の頭線が走っていた。
吉祥寺と渋谷を結ぶ、わずか25分の短い電車。
家は途中の久我山にあったので、渋谷まで、たったの20分。
その20分が、がまんできないほど長かった。死にそうなほど退屈した。
時は過ぎ、小学6年生の頃、遠足で渋谷のプラネタリウムに行った。
同じ電車に乗って驚いた。あんなに長かった電車が、うそのように短く、退屈もせずに、渋谷の駅に着いてしまったのだ。
歳が上になるにつれ、世界は広がり、時間の過ぎるのは早くなる。
(近くの橋から、井の頭線を見る。真ん中が私)
まだ小学生になる前の子どもの頃。
家の近くを井の頭線が走っていた。
吉祥寺と渋谷を結ぶ、わずか25分の短い電車。
家は途中の久我山にあったので、渋谷まで、たったの20分。
その20分が、がまんできないほど長かった。死にそうなほど退屈した。
時は過ぎ、小学6年生の頃、遠足で渋谷のプラネタリウムに行った。
同じ電車に乗って驚いた。あんなに長かった電車が、うそのように短く、退屈もせずに、渋谷の駅に着いてしまったのだ。
歳が上になるにつれ、世界は広がり、時間の過ぎるのは早くなる。
(近くの橋から、井の頭線を見る。真ん中が私)