紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

連句始め

2005-01-20 15:06:36 | 7・連句・俳句・短歌
せっかち歌仙・冬の巻が、先日スタートした。
最初に発句を募集したところ、次の句が送られてきた。

かさこそと 枯れ葉踏み行く 二人連れ

冬の朝 真白き富士の 凛として

成人を 祝うて交す 親子酒

振袖の 娘肴に 祝い酒
 
新雪を 踏みて 高みを目ざすかな

雪まとい まばゆく光る 駒の山

さくさくと 霜柱踏む 老いの坂


参加希望者5人で、よいと思う句を投票したところ、全員がそれぞれ別の句を選んだ。すべて1票ずつでどんぐりの背比べ。
それで、仕方なく私が独断でクジをひいたところ、
発句  さくさくと 霜柱踏む 老いの坂         少艶
に決まった。つけと転じの連句の世界。今年も楽しみつつ、歌仙を巻きたいなと思う。
もし興味がありましたら、せっかち歌仙・その10「霜柱の巻」をごらんください。

先日、連句関連のホームページを検索していたら、「ISB WEBSITE」四国インターネット・サービス・プロジェクト の「リンクのページ」に、このBlog▼紅蓮の日常▲ と私がせっせと句を載せているホームページ「連句の部屋」がリンクされていて、ビックリ。

そのリンク集のページの一番上に「猫蓑ホームページ」が載っていた。その連句の集まりの主催者は、東明雅さんで、その方の「連句入門 芭蕉の俳諧に即して」(中公新書)は長い間、私の教科書にさせて頂いている本である。

(上の絵は、以前歌仙を発表していた同人誌の表紙)