紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

仙丈岳(3033m)に挑戦!

2005-01-01 21:13:12 | 3・山の日記
2005年。新しい年のスタートです。
今年もよろしくお願いします。
みなさまにとって、よい年となりますように!

2004年の最後の日。
夫と二人で仙丈岳(3033m)に挑戦してきました。

頂上直下で、吹雪になり、体が浮きそうなほどの強風も吹いていたので、登頂は断念。
あともう少しというところだったので、非常に残念だった。

午後から天気がくずれるという予想なので、4時起き、5時20分山小屋を出た。長衛荘に泊まったほかの人たちは、明るくなってから出発するとのことで、みんなが起き出した頃、出発。

真っ暗な中、ヘッドランプの明かりを頼りに登る。


小仙丈が見えたあたりでは、まだ雪はちらちらと降っているくらいだったので、なんとか行けるかなと思っていた。


そして、小仙丈(2855m)まで登る。行く前に読んだホームページでは、ここで風が強く、かなりの人が引っ返すようだが、ここまではまだだいじょうぶという感触。

小仙丈から先は、思いがけずラッセルもあり、稜線に出れば、吹き飛ばされそうになり、かなりペースが落ちる。

写真を撮ろうとしたら、気温が低すぎてシャッターが切れなくなってしまった。下の小屋がマイナス10度だったので、おそらくマイナス20度くらいか。それっきり、山からおりるまで、デジカメはうつせなくなった。結局、小仙丈ピークの写真が最後に写したものとなる。寒い山にデジカメは、ダメだなと思う。

コブ一つ越えたら、つぎはピークと思われたが、吹雪も激しくなり、風も相当強く、断念した。
私たちより、先に登っていた男性1人と小仙丈の先で一緒になったが、私たちが引っ返したら、その人も登るのをやめて、下ることにしてしまった。
下る途中で、6人の高校山岳部パーティーと、5人の登山者に会ったが、その日は、他には誰にも出会わなかった。一緒の山小屋に泊まっていた他のグループは、全員小仙丈から引っ返したということだった。

今日、帰りがけに、中央高速から見上げると、雪をつけた甲斐駒ヶ岳がくっきりと見えた。1日ちがっていたら、360度展望がひらけた、すばらしい眺望が見られただろうに。
またそれを見に、登らなくちゃね!

計画表