紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

ミルフォードトラック・その4

2005-01-19 06:31:40 | 8・山と旅の思い出
最終日は、これぞミルフォードというような大雨に見まわれた。

道は平坦だけれど、22kmと、一番長い行程だった。
山小屋で、荷物を飛行機で運んでもらうことができるといわれたが、大した荷物でもないので、頼まなかった。が、途中あまりにすごい雨に、運んでもらえばよかったと、ちょっと後悔した。

氷河でけずられた岩壁全体に、たくさんの滝となって、雨水が流れ落ちていた。みんな、びしょぬれになって、ひたすら歩く。ひざの上まで水につかるので、靴も靴の中も、ずぶぬれだった。

午後3時頃、やっと、最終地点のサンドフライポイントに着いた時は、ほっとした。船にのって、ミルフォードサウンドにあるホテルまで行った。船の中で気がついてみると、軽登山靴の底が半分縫い目が破れて、ばっくりと口をあけていた。
山を歩いている時に、あかなくてよかった。


その日、ホテルで完歩証をもらった。(写真上は、ツアー客の代表が、ガイドさんにお礼をいっているところ。)
その後、10人くらいずつに分かれて、テーブルを囲んで、ディナー。

翌日、船でミルフォードサウンド観光をした後、また最初に泊まったテ・アナウのホテルまでバスでもどって、解散。仲良くなったみんなとの別れが惜しまれた。
今思い出しても、楽しい旅だったなあと思う。


世界一美しい遊歩道

太古の森

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