テレビでは安倍総理の病院通いが報じられて健康不安説を煽っています。
そんな事とは全く関係なく季節は進み、夜のランニングではずいぶん涼しくなり
すれ違うランナーも増えました。
この時期のランニングは思えば意識が今にも消えそうな中、ヘロヘロになって走った
ところとその当時畑が整地され宅地に整備されている最中だったということで、今通ると
ゴミを燃すようなにおいがして近づくと花火の臭いと解り、昨年更地だった土地も今は
人が住み夕涼みの花火をする当たり前の家族の時間が流れる空間と変化したことを知り、
時間の経過というか時代を刻んだことを知るのでした。
最近ディスカバリーチャンネルの番組を見た経験から車を再生する番組に続き巨大建築物の
紹介する番組を録画予約して毎週見ています。それで気になったことというか新しい発見というか
世界の最先端の建築現場では日本とは違う建築方法やら爆破をしているという興味深いシーンを
発見しました。
この間ニュースになったバクダッドの爆発事故ではテロだとか軍事攻撃だったとかいうニュースも
流れ、単に爆発事故という簡単な事情でない地域地政を考えさせる事件でした。もちろん日本人には
あのゴーン被告が逃げた国というのもすぐ浮かびその街中で爆発が起き135人以上が死に、4000人もの
負傷者をだしたのです。そのもとになったのが大量に保管されていた硝酸アンモニウムという物質です。
この物質は巨大建築物の番組でもたびたび登場し、世界の鉱山やダムなどの建設現場で穴を掘る工事では
日本ではシールド工法がもっぱら使われていますが、世界の巨大建築現場はそんなお上品なものでなく
穴を掘るのも爆破なのです。その爆破の最前線に使われるのが硝酸アンモニウムと水と油を混ぜたどろどろの
水爆弾のようなものを穴を掘りそこに詰めて十字に爆破をしていくというものなのです。
そんな危険な物質がなぜ都市部に大量に保管されていたのかというのが単純に思い浮かびますが、それが
中東ベイルートというところなのでしょう。このシュチェーションですぐに思い浮かぶのが『恐怖の報酬』です。
中東とかアフガニスタンとかパキスタンという国自体が恐怖の報酬のベネズエラと同じ地政学的な地で
そんな極地では命を金で買うようなことが行われてしまうという恐怖の現場を垣間見せた映画ですが、
当時はニトログリセリンですが、今なら硝酸アンモニウムなんだろうなと思わせるのです。
日本というのはそんな荒くれた土地とは違い、秩父は毎日武甲山の発破の音を聞くのですが、爆破に
ダイナマイトとか爆薬とだけ聞いただけで昔のように爆竹の大型のダイナマイトなのかそれとも
黒色火薬なのか詳細を聞いた事はありませんが、それが今まであえてテレビなどでは細かいところを
見せてこなかったことを知ります。
吉田の龍勢では黒色火薬と硝石といった昔ながらの方法で竹にそれらをたたいて詰めて作っていますが
実は北朝鮮のロケットのように硝酸アンモニウムで作れば実に簡単に安く作れたりしないのでしょうか。
とこの花火の香りから次々にそのようなことを考えました。
昨日も追加の注文でまた釜の調整と焙煎が必要になりまたも汗にまみれ灼熱の中焙煎をこなしました。
調節に手間取り約束の時間に焼きあがらないかもと一時は時間延長の電話をしようかと思いましたが、
何とか間に合わせることができ気が付けば走りに出る前に既に一昨日と同じで下着までびっしょりで
直ぐに着替えました。
この灼熱の中考えることとして触れたことも時として人は直ぐに超自然のことにつなげて運がいいとか
悪いとかコロナと灼熱の夏もアマビエ様とやたらと非現実と超自然に逃げるような態度ですが、それは
誤りです。まあそれでも人の信仰を邪魔したりけなしたりしたいわけではなく、これは昨日も書いた通り
ただの接点に過ぎないのです。
それでも珈琲を飲んで毎日癒されるという感覚に浸れるという行為は大切であり、それが何々のおかげと
しないだけで、でも、多くの人にこの幸せを持っていただけたらと思い灼熱の焙煎室で今日も釜の調整と焙煎を
します。