King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

原発再稼働と米の譜系

2021年06月23日 11時52分42秒 | 珈琲

あれだけ尾身会長に五輪開催の意味を問われ、無観客を主張されたのに

それに答えることもなく政府や五輪委員会は会場で酒提供を画策するという

居酒屋や飲食経営者を逆なでするようなことを発表し、世間や庶民などおかまいなし、なんでやるかはおのずと知れたものでもはややめることなどできず

国民の安全や安心より国際的ステークホルダーが全てを握っているという現実が

顕わになっています。

 

それでもデモが起きる程度でボイコットとか反発する向きもなく、売り出された券の払い戻しを求めたりという目立った動きにもなっていません。券を買った人は

楽しみにしているという人が多く、対策がちゃんとなされた大会が開催されるものと信じているようです。

 

ワクチン接種も大規模開場には空きがあるという報道がある一方、接種券を求めて

役場に押し掛ける人も増えていてデジタル庁とかワクチン大臣まで作っても

何も建設的なことはされていないのです。

役場もそんな国のやり方に何の対処もなくただ人海戦術で押し寄せる人々に

ワクチン接種券を発行し続けています。

そんなのなんでデジタル発行ができないのか逆に不思議になります。

何のためのマイナンバーなんだか。それにワクチン接種者にデジタル証明なども

進んでおらず、ワクチン接種後の世界もどんな感じか見通せません。

 

勧善懲悪のドラマが流行る米はマグナムのシリーズも本国ではシーズン3の制作が決定しているそうです。

 

ハワイファイブオーが長寿番組でその後継としての需要もあるようです。

 

日本としては米のトランプからバイデンへの動きなどみてやっとまともな

人が政治を担うようになったくらいの認識ですが、民主主義とは正しい一部の

先進的な人や科学的な人の意見ばかりが通る世界とも言えません。大多数はおろかな庶民なのです。

だから真の民主主義とは愚か者が支配して愚かな決定をしてしまうのです。

 

例えば地球温暖化のためにCO2を削減するというのも実際科学に裏付けされた

正しい主張と今では捉えられていますが、トランプが言ったように科学的裏付けに乏しいというデータも存在します。

しかし、ここのところの温暖化の現実を実感する世界になるとできることはしておこうと

現実にCO2削減に世界が向かっています。

この脱炭素は今では普通に語られていますが、宮沢賢治のグスコーブドリの伝記では

冷害に苦しむ農民のために火山を噴火させて炭素を出して温暖化させるという今とは逆の話になっていてこれは童話だからとか実際火山が噴火するとその噴煙が一年以上も滞留し作物は冷害で育ちが悪くなるという説もありますなどと注意書きが付されていたりしました。ところが今のようににわかに炭素悪物説が主流になると宮沢賢治の先見性が言われるようになりました。

私は雨にも負けずの詩以来時代に利用され評価にバイアスがかかる人もいないと思います。

 

文学作品や思想的にすべてOKなのかというとそれは簡単ではなく、しかし、現代では宮沢賢治の世界ならすべてOKなようなそんな風潮もまた怪しいと感じます。

つまりは作品を読んでもいない人がその作品やイメージだけ利用して使っている感じです。これは米の歴史をよく知りもせず米が善で中国やロシアは悪といった単純な考え方をする人がほとんどなのと同じです。

 

映画『グリーンブック』や『ブロークバックマウンテン』をみると人種差別や性差別があったとの贖罪なのかそれとも恥じてもいないという態度なのかよく

人々は考えてみる必要があります。

日本もあれだけの被害を出しなお故郷に帰れず汚染も進んでいるのに40年超の

原発が再稼働されてしまう日本も何と鈍感でバカな国民なのでしょうか。

 

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梅雨空と刑事ドラマの賦形

2021年06月23日 10時18分11秒 | 珈琲

いつもの年より遅く梅雨入りした今年の梅雨は、そんなにドシャドシャしとしとと

雨が降り続くでもなく、ただ、思いついた用事の邪魔になるだけです。

それは晴れたら何をしようとか降ったら何をしようとすると必ず雨が降っていたり、止んでいたりするのです。

 

そんな雨空ですが、コロナ二年目の今は今年はちょっと違うこともあり、

それの代表として上町の蛍があり、毎夜のランニングの度、出会う旅館の

送迎バスが蛍鑑賞のために何台も止まっているのです。

 

それは今月初めにホタルの看板の発見から始まり、今年はやるのかと思っていると

いつもはいない家族連れの徒歩の人々がすれ違うようになり、まだ旅館のバスは

夜見かけます。こんな長い間蛍が見られるはずもなく、それにしても蔓延防止法などと

いいつつこのように普通に観光に訪れていることやその泊まりに来ている人が

そんな遠くから来ているわけでもなく県内が多いことなど聞き及ぶとそんなに

蛍が珍しいのかとか、そんなにコロナ禍でも夏の風物詩が気になるかとか

様々な疑問と違和感が沸き上がるのでした。

 

そんな私は今はアマゾンで探偵マグナムのシリーズを見だしていて、ビッグバンセオリーの最後のシーズンも見られるようになり、このふたつを見て今月は

またどこも出かけない日々なのでした。

まあ色々と用事はあり、やることもあるのですが、それらをこなしてもやはり

おおむねテレビの前で過ごしているというこの状況はオリンピックのやる意味を問われて自身のオリンピックの記憶などを延々と党首討論で述べて答えなかった菅総理の態度のように微塵のゆがみもないのでした。

探偵マグナムはリメイクで最初のシリーズは80年代にヒットしたドラマシリーズで日本でも深夜の海外ドラマ枠でやったようですが、見た記憶はありません。その後、24やLOSTなどの海外ドラマのヒット作により、海外ドラマブームみたいのが起き、米の連邦機関が活躍するものが多数作られ、その最新IT技術や科学捜査などが国際問題に渡るような問題を解決するという規模も話の

複雑さも増す状況が続きました。

ところが勧善懲悪でとにかく正義のヒーローとして弱くて貧しい人の味方の探偵ものは根強い人気で2018リブート版が作られ日本では有料チャンネルで2020年放送になったようです。

トランプ政権が誕生したように庶民が望むヒーロー像は強く正義のアメリカを

求めるのです。

 

古くはフィリップマーローに始まり、私の中では『ロックフォードの事件メモ』が最高であり、探偵というのは自由で権力や体制におもねらないダンディで

かっこいいものだとずっと心のヒーローでみんな思い描く存在となっているのです。

 

ドラマではロックフォードからマイアミバイスと私の中では続いていてトレーラーやクルーザーに住んでいるという私生活やサンダーバードトランザムやフェラーリテスタロッサに乗っているという愛車のこだわりとかなにからなにまで

かっこいい存在です。そんなのが現実にはありはしないことや都合のいい捜査や常に正義がなされるストーリーなど現実にはありもしないのに視聴者が求めるのはそんな単純な勧善懲悪のストーリーなのです。ということでわざわざ

現代に時を移してまたマグナムも復活したのです。彼はアフガニスタンからの帰還兵で特殊任務をこなし捕虜になった経験などを彼の支援者が本にしてそれが

ヒットするという舞台建てで彼はセキュリティ担当としてその支援者の別荘の管理人をする一方探偵調査員をしています。場所はハワイで同じ帰還兵の仲間が観光ヘリの会社とクラブの経営者をしていてその二人が強い味方であり、さらに

同じ別荘の執事がいてそれがイギリス人のヒギンズという女性で元MI6という

経歴の持ち主でマグナムにはだらしない居候として冷たく接しているという

この手のドラマでは出てくる主人公と女性がすぐできてしまうのに比べ一定の

距離が存在するところがいいところです。

ただ、最初のストーリーでいきなり二台のフェラーリをつぶしてしまうなど

そのド派手なアクションと筋立てにどんな展開がと期待したものの、その後の

ストーリーはあまり意外性や難しい事件はなく、不幸な依頼人の特殊な事情に

素直に信じてろくな報酬もないのに命がけで助けてしまうという現実離れして

いてお花畑的なお話におとなとしては全てを信じてお任して見られないのですが、まあこれが米の人々が求めるドラマなんだなあと思います。

ハワイという楽園に世界の悪が複雑に絡み合い、傭兵やらCIAやら世界的殺し屋やロシアの人身売買業者とか画面に出てくる火山が隆起してできた島の

景色ときれいな海とサーフィンをするスタイルのいい人々ときれいな画面とは裏腹に浜辺に林立する高層のホテル群や浜辺の屋台とかファイブオー以来そんなに

国際犯罪の舞台と裏社会のひしめく島なのかと思ってしまうところですが、それより

単純に正義をなしてしまう主人公の単純さについ見続けてしまうのでした。

 

この間まで見ていた韓国ドラマというのはおおむねストーリーに山場と解決の

ディスタンスとカタルシスがなく、ただだらだらとシリーズが続いてどこが

始まりでどこが終わりか解らないようなグダグダなのが多いのに対して、一応

昔みたドラマのように悪と正義がはっきりしていて一話で事件が解決をみるという

単純性も見る安心感になるのか梅雨の間のお供なのでした。

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