娘の平日の有給に合わせて久しぶりにUSJへ2人で行くことになった。
USJへ行くのはかれこれ12年ぶり。
平日でも混んでるというので、ちょっと早めに来たつもりだけど、すでに開園していてもうそこそこの人が詰めかけてた〜
入ったらまず、ハリウッドドリームザライドへ娘が行くっていうので、一緒に行って乗ってみたら、、とんでもなく激恐な乗り物で、、出発した途端、乗るんじゃなかったと大後悔。
ただでさえ血圧高いのに恐怖で血管切れそうになった。
これは、マズいと、最初は別行動で、いくつか娘が乗りたい過激系の乗り物を済ませてもらってから合流しようということに。
合流までの間、私は建築巡りに繰り出した。12年前も建物に注目して回ったが、今回もうちょっと詳細に見て回りたいな〜と。
まずはハリウッドエリアから。
建物は、セットファサードといって、映画用の舞台セットを再現したもので、
外観だけのものもあれば、内部がショップやレストランになっているものも。
こちらのレストラン「ビバリーヒルズ・ブランジェリー」は、
建物内外は、アール・ヌーヴォーの意匠でまとめられている。
コーヒーカップの看板。カップから立ち上る湯気や看板の支柱がアール・ヌーヴォーの優雅な曲線を描く。
アイアンワークが華麗な壁付け照明。
カップから香りが立ちのぼるようなデザインのステンドグラスが優美な出入口。
天井は、ティンパネルかな?
シャンデリアや換気口など細かな造りがうかがえる。
そして、店内の壁面には、数か所アール・ヌーヴォーのマジョリカタイルが貼られてるのだ。
同じデザインのものを自分でも復刻で作っていた。
アイアンのフェンスのアール・ヌーヴォーっぷり。
ステンドグラスや、
看板の曲線に
ドアノブまで、徹底してアール・ヌーヴォーでまとめられていた。
各建物入口には、番地表示が真鍮で入れられ、大理石モザイクなどで
彩られている。
こちらもタイルと大理石モザイク。
中心部は細やかな大理石モザイク、周囲も大理石でデザインされたエントランス床。
個性的なレリーフのある入口。
こちらの持ち送りも素敵~
照明の持ち送りも
お土産屋さんのエントランス。
同じアール・ヌーヴォーの持ち送りだけど、先ほどのとは又違う。
入口毎にデザインが違っているのだ。
手抜かりなくデザインされてるなあ。
まあ、映画で実際に使われたセットを模しているというので、全部違うのだろうけど、
それでも部材は本物なので、今でも作ろうと思えば作れる技術があるのだな。
横から見ると。
店内にも凝ったしつらえがされていて、こちらはタイルも貼られていた。
ドアノブも凝ったデザイン。
こちらもシンプルだけど、ユニークな形。
ショップ入口レリーフ。
こちらの建物などは、ファサードのみのようだったが、
装飾がとても細やかだった。
石積みのの部分は、モルタル造形だろうか。
今回、モルタル造形での造り込みも見るのを楽しみにしていた。
以前和歌山で訪れた「庭の雑貨屋アルル」さんで、モルタル造形に魅せられ、そちらで教えて頂き、自分でも小さな家のオブジェをいくつか作るのにハマった時期がある。
アルルの左官職人さんが、USJのモルタル造形も手がけてられるとお伺いしていたので、いつか見に訪れたいと思ってた。
もちろんどの部分かはわからないけど、左官で本物っぽく見せる技術、お店でも間近で見てすごいなと思っていたが、こういう舞台だと、更に活かされている。
こんな蝙蝠デザインの照明もおもしろいな。
幾何学的なデザインのタイルが腰壁に貼られてるのを見つけた。
内部は、アール・デコデザインの照明も。
モンスターライブ・ロックンロールショーのアトラクションの建物は、
元シアターを模して造られたもの。
アール・デコの意匠が美しい。
鬼滅の刃のアトラクション付近の建物もアール・デコで、
なんとなく近未来感もあっておもしろい。
ニューヨークエリアへ続く」。