今回宿泊した築地本願寺。
京都西本願寺の関東別院となっている築地本願寺は昭和9年伊東忠太設計により完成した古代インド風といわれる寺院建築。
朝の目覚めは本願寺の本堂でお経の声で爽やかに。
一日の終わりにはライトアップされた本願寺を拝みながらととても贅沢な宿泊ができた。
ギリシャ、メソポタミアでは墓の守護獣として入り口に置かれていた翼のある獅子がこちらの本堂入り口両側に置かれている。
本堂内部へ。
ちょうどこの日は春季彼岸会の法要が行われていた。
立派な格天井に豪華なシャンデリア、太い柱が並ぶ重々しい堂内。
毎朝出かける前にはここに立ち寄った。
本堂の片隅にはここで葬儀が行われた元XJAPANヒデのコーナーも設けられていた。
本堂入り口の扉の上部には色鮮やかなステンドグラスが入れられている。
豪華な和風のシャンデリア。
本堂にはこのシャンデリアが9個と一回り小さいシャンデリアが回廊に11個付いている。
本堂後方にある旧西ドイツ製の立派なパイプオルガン。
教会ならありがちなパイプオルガンだけど、お寺にあるとは珍しい~
時々オルガンコンサートなども催されてるみたい。
この柱の周りにある鉄製の透かし彫りの中はスチーム式暖房設備だそう。
透かし彫りの上部に水を入れる皿があって加湿器としての機能もあるとか。
本堂の玄関ホールの大理石のモザイクの床。
玄関ホールはさまざまな色合いの大理石が階段手摺などに使われていて重厚感を演出していた。
階段周りには伊東忠太ならではの動物彫刻のオンパレードが見られる。
インドでは太古より神聖な動物とされていた牛。
こちらは鳩。
階段下には仏教に最も縁の深い動物といわれる象がにこやかに笑ってた。
階段途中の壁の隅に張り付いていたのは猿。
この他、虎や馬の彫刻も。
事務所前の階段。
その事務所前の階段では・・
口から手すりが出ている~
伊東忠太ならではの力強くグロテスクな木彫。
本願寺入って右端にある私たちが宿泊した伝道会館。
宿泊室はごく普通の和室で快適。
お風呂とトイレは共同。
門徒割引適用で大人一人3250円で添い寝の子供料金はなし。
家族四人で締めて6850円は安い!
ライトアップされた夜の築地本願寺。
今回は旅のしょっぱなから警察に捕まるわ、最後には車のバッテリーが上がるわでロクなことがなかったので
最後帰りの道中では事故りませんようにと、帰り際には家族皆で本堂に向かって「南無阿弥陀仏」とお念仏を唱え無事の帰宅を祈った。
おかげで事故ることなく無事家に帰りつくことができてよかった!