m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

東京建築巡り【銀座ビヤホール】

2010-03-31 | 東京建築巡りの旅2010


東京へ来たらぜひ中へ入って雰囲気を味わいたい!と思っていた場所の一つ、ライオン銀座7丁目店。
一日目の夕方やってきたら行列ができていたので、次の日の4時過ぎ頃、遅めのランチにとやってきたらこんな時間帯にもかかわらずまたしても行列ができていた。
仕方なく少し並んで入ることに。
中はこんな時間帯からお客さんで大にぎわい。
イメージ通り重厚感あふれるすばらしい雰囲気の店内に感動~。

当時、銀座にもっと豪華なビアホールを造ろう、との大会社「大日本麦酒」社長の依頼によって、
菅原栄蔵が「天下一の建物」をと精力を傾け設計し、昭和9年に完成したビアホール。
外観は新しくなってしまったが内部には当時のままの雰囲気が残されている。





一人で入ったので後ろの隅の方の席になってしまったが、勇気を出して?真ん中の通路から前のモザイク壁画へ近づいてみた。
シックな雰囲気の店内で色艶やかに美しく浮かび上がるモザイク壁画にも感動~





トイレへ行くふりをして更に近づいてみた。





自分の席に戻って、そこからの景色を一枚。





内部はアールデコ風でF.L.ライト風の幾何学的な造形が見られる。
緑のタイルが張られた美しい柱。





根元より柱上部の方が太くなっているのはF.L.ライトの手法だそう。





このあたりの柱のデザインは麦の穂をイメージしたという幾何学模様。





時を経ていい具合に黒くすすけた柱や天井。





天井からボワ~ンとぶら下がる照明もこの雰囲気にぴったり





横の壁面には、花瓶と花がデザインされたモザイク画がいくつか入れられていた。
私はこの壁画を見ながら食事・・
一人でビールなんて飲むのはちょっと気が引けたのでこの日まだとってなかった昼食に海鮮やきそばを。
ああ、でもここではビールを飲まなくちゃあいけなかったかなあ~





床のタイルもモダン。





小さなステンドグラス、鏡が入った壁面も。





深みのあるこの褐色のタイルと柱の緑のタイルがとてもマッチしていてきれい。





トイレ前のついたてにはこんなライト風のステンドグラスが入った間仕切りが。





一日目の夕方に撮った外観。
外から見ると内部にあんな空間が広がっているとは想像できない感じ。



コメント (4)
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東京建築巡り【山の上ホテル】

2010-03-31 | 東京建築巡りの旅2010


一日目、神保町から御茶ノ水にかけて歩きつつ、神保町の看板建築や神田カトリック教会、ニコライ堂などなど見学。
結婚式や、見学時間外で内部見学はできなかったが、山の上ホテルの方は見学させて頂くことができた。

山の上ホテルは昭和10年、ヴォーリズ設計により建てられたアール・デコ調のクラシックホテル。
多くの作家や文化人に親しまれ「文人の宿」としても知られる。





アールデコの玄関照明





こちらはフロント。
客室以外は見学&写真はどうぞ~と言われたので少し見せていただいた。





こじんまりと落ち着いた雰囲気のロビー





ロビーに掛かる絵画はこのホテルを常宿としていた池波正太郎さんが描かれたものだそう。
壁の上部にはタイルが張り巡らされている。






ウェイトレスさんの制服のグリーンがレトロ





中には暖房器具?吹き出し口のグリルの細工が細やかで美しい。





レトロな電話機が似合いそうな公衆電話のコーナー。





昭和46年までは手動式だったというエレベーター。
以前はドアは鉄格子の蛇腹だったそう。





階段のピカピカの真鍮の手すり。





地階の廊下にもロビーに使われていたものと同じタイルが張り巡らされていた。





ホテルの裏門?
ドアのステンドグラスと門にはブドウ文様が。





こちらの小窓もブドウ文様。

一階の広間ではこちらも結婚式のパーティが行われていて華やかな雰囲気が漂っていたが、快く見せて頂くことができてよかった。




コメント (2)
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