m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

淡路島・高松・小豆島の旅【ときわ茶寮】

2010-07-21 | 淡路島・高松・小豆島の旅2010
淡路島でテングサ採りを無事終えた私たちは高松へ向かった。
前回香川の建築巡りの時に時間がなくて行けなかった「ときわ茶寮」でランチをすることに。





元旅館だったというこちらの建物は昭和27年から4年の歳月をかけ建築されたもので、
現在は料亭として営業されている。
外観は建物の上に乗っているこの天守閣がインパクト大。
残念ながら老朽化のため、現在は天守閣へは立ち入ることはできなくなっているそうだが、
内部には見どころの大広間があるそうなので楽しみにやってきた。





食事が運ばれてくる間、内部を案内していただくことに。
こちらは真ん中に大きな池が配置された立派な中庭。









池には鯉のほか、黄金色?に輝く草魚と言われる魚が優雅に泳いでた。
岩の上から垂れ下がる木の根っこもなんだかすごい・・





そして大広間「桃山の間」へ。
うおーーっ、と声を上げたくなるような豪華絢爛な大広間。
壁から天井の隅々まで豪華な装飾に覆われている。






何といってもこの漆絵が圧巻~
力強い枝ぶりの松の漆絵。





よく見ると漆の分厚さが半端でない盛り上がりをみせている。
これは中は木などではなく漆を塗り重ねて出した厚みなのだそう。
なんと贅沢な装飾なのだろう~






松を中心に両サイドの壁には竹・・





そして梅の漆絵が描かれている。





天井は豪華な吹き寄せの格天井。
約60年前の建築当時のままだそうだが、ギラギラと色鮮やか。





天井の中心にはこれまた豪華なシャンデリア。





漆絵以外にもこんな欄間や障子、造り付けの棚などのデザインも凝りに凝っている。





桃山の間の前の廊下には朱塗りの大きな柱が立ち並び、
和洋折衷風な照明も付けられていた。





廊下の天井も四季折々の花々が描かれた格天井。





こちらはこの料亭の中で唯一の洋室。
この日はお客さんがおられたので中へは入ることができなかったが
タイルと大理石、そしてガラスに囲まれたモダンな造りのお部屋だった。





料亭といってもランチは1260円から、子どもは1000円のお子様用があり、お手頃価格で昼食を楽しむことができ、建物見物を兼ねての満足のランチだった。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする