ちょっと前(去年;)に行った同志社大学キャンパスツアー。
年に数回行われていて、国の重要文化財5棟 (クラーク記念館、チャペル、彰栄館、有終館、ハリス理化学館)を
学生さんのガイドで見学することができる。
この日はクラーク記念館、チャペルの内部見学をすることができた。
クラーク記念館は明治26年竣工。
老朽化の為、2003年1月から10億円かけて2008年に修復工事が完成したそう。
尖塔が印象的なネオ・ゴシックを基調とする建物。
建設当時の状態に復元された講堂。
現在はチャペルとして使われている。
こちらの講堂の天井は教室として使用されていたころは別の天井で仕切られていたそうだが、
2003年の修復工事で元の船底天井へ戻されたそう。
美しくカーブを描く天井。
凝った天井飾り。
礼拝堂は明治19年に建てられたもので日本にあるプロテスタント派の煉瓦造りの礼拝堂では現存する最古のものだそう。
設計はD.C.グリーンで、アメリカン・ゴシック調の鉄板葺きの建物。
プロテスタントの教会ということで礼拝堂の中には十字架や祭壇、キリスト像などはないがステンドグラスが美しい内部。
正三角形を3つ寄せた同志社のマークはこの前方の天井の明かりとりの形からきてるとか。
ステンドグラスを通して外から差し込んだ光がきれいだった。
後方のバラ窓。
珍しいのは、本来鉛であるステンドグラスの枠が鉛が不足していたため、苦肉の策で木製の枠で作られていること。
現在ではもう木製の枠のステンドグラスを作る職人さんはいないとのことで貴重なものなのだそう。