布穀薗でランチした後、やってきたのは高畑。
まずは志賀直哉旧居の見学へ。
志賀直哉が昭和4年から9年間住んだ旧居は
洋風の様式も取り入れた数寄屋風の造りで、志賀直哉自身が設計したものだそう。
1階書斎。
北向きの窓辺に愛用の机が置かれている
茶室
お茶室の天井は低めで、3つに区切られ、それぞれ木の素材やデザインが違っているというこだわり様
そして和室の部屋ばかりと思っていたところ突如現れたサンルーム。
とても素敵!
「高畑サロン」と呼ばれ、志賀直哉を慕う文化人が集ったという。
天窓から明るい光が降り注ぐ
天井はこちらも様々な木材を合わせた趣のあるもの
このかわいいテーブルもサンルームで使われていたオリジナル
床は瓦が敷かれていて井戸のような手洗いはお客様をもてなすための遊び心のあるもの
自然木のうねりを生かした梁も趣があっていいなあ
井戸の横にあるにじり口
隣接する食堂から突き出した出窓もおしゃれ
隣の食堂も広々としていてモダンな洋風の趣
サンルームへの出窓兼カウンター
食堂の角には造り付けの大きめソファーが
食堂からお庭も眺められる。
こちらは子供たちの勉強部屋。
床にはコルクが敷かれ、部屋の壁には足元が見える程度に格子が入れられていて、父の居間から子供部屋の様子がうかがえるような
配慮がされている。
庭の一角には子供たちのためのプールも作られていた。
志賀直哉旧居、とにかく食堂からサンルームにかけてのモダンでおしゃれな空間が圧巻で、とても見ごたえのある建物だった。