志賀直哉旧居を見学した後は、すぐそばにあるたかばたけ茶論へお茶しにやってきた。
茶論の敷地内にあるお屋敷とこの土塀は登録有形文化財になっていて、
赤瓦を載せた土塀がお屋敷周りをぐるりと取り囲む。
先ほどの土塀の入り口から入ると小さなかわいいカフェがあった。
大きなヒマラヤ杉の木が生えているお庭にもカフェスペースが
バラのようなヒマラヤスギの実があちこちにいっぱい落ちている!
後で頂いて帰りたいな
カフェの中へ。
カウンターとテーブルが三つのこじんまりとしたほっと落ち着く空間が広がる。
作家さんの手作りだという樹脂で作られた大きな照明が温かみがあって、この空間にとてもマッチしていた。
大きな窓からはぽかぽかした日差しが差し込んでいてとても暖かい。
のどが渇いていた私はアップルタイザーを
ヒマラヤスギの実を使ったタペストリーが飾られてた。
お客さんが作られたものだとか。
お庭には大きなヒマラヤスギが2本も植わっているので、毎年大量に実がなるそう。
好きなだけ持って帰って、と言われた~うれしい!
こちらの本宅は大正8年に建てられた登録有形文化財の建物。
フランスから帰国した洋画家が南プロヴァンス風に設計したといわれる。
現在も洋画家の方が住まわれていて、毎週絵画教室も開かれてるのだとか。
いいなあ、こんなお屋敷の教室に通ってみたいものだ。
外側から伺うと玄関脇にはこんなステンドグラスや
出窓にも素敵なステンドグラスが入れられていた。
中から見るとさぞきれいなんだろうなあ・・
お店を出た後で、ステンドグラスを見せて頂けないか?
ダメ元で尋ねてみると、いいですよ~とカフェの奥さんのお言葉を頂けた。
やった~!
玄関を開けてくださると、中から画家のご主人が出て来られ、
お家の中へ招き入れてもらえ、じっくりと見せていただくことができたのだ。
出窓のステンドグラスは、その下に造り付けのソファーが組み込まれた素敵なもので、
居間の暖炉や重厚な家具、透かし彫りがされた階段などなど・・時が止まったような空間にうっとり・・
ご主人にもいろいろとお話を聞かせていただけた。
こちらは本宅の門。
赤瓦で覆われた門柱がおしゃれ。
登録有形文化財のプレート、絵画教室の看板もかかる。
たかばたけ茶論、満喫して帰途に就いた。
奈良公園周りだけかと思ってたが、高畑にも鹿がいた・・
カメラ目線でポーズをとってくれたので、パチリ