
1日目の最後にやってきたのはいせさき明治館。
建物は明治末年に建てられた県内で最も古いという木造洋風建築である元黒羽根内科医院旧館。
二日間かけ、約100mの曳き家で移転され、復元修復後まちの拠点施設として活用されている。
重要文化財。

いせさき明治館では大正から昭和初期にかけて全国で流行した絹織物、伊勢崎銘仙の展示が行われていた。

元診察室

階段下につけられた装飾

診察室の照明。
花びらのような漆喰装飾が施されてる。


こちらは畳敷きの応接間。
所狭しと銘仙の着物が展示されている。

建物もさることながら、銘仙も独特の風合いがあっていいなあと。

応接間の欄間も細やか。

ここからは上がれなかったけど、この階段もいい感じ

トイレの天井も凝った造りになっていた。

2階に上がって、二間続きの客室

客室の床の間の欄間

これまた手の込んだものだそう。

こちらの客室は洋風の窓を違和感なく取り込むため、畳敷きと床との間に垂れ壁を設け、なじませている。

銘仙の着物から作られたタペストリーも多種多様、さまざまな柄があって面白い。
これは外国の風景のよう。こんな着物、おしゃれだなあ。

目の覚めるような鮮やかな花々が描かれたものも。
ほかにもモダンな柄行がいろいろあって、見てるだけで結構楽しめた。