ピーナッツトースト&諸々のモーニングでおなかいっぱいになった私たちは腹ごなし?に30分くらい歩いて旧山本邸へやって来た。
主屋と洋館、和館離れの三棟からな旧山本邸。主屋は明治初期、洋館と和館離れは大正3~7年の建築で、
網干銀行頭取や町長を務めた山本真蔵が建てたといわれる。
手前のつし2階建ての建物が主屋。
入口を入り、望楼のある三階建ての洋館を見上げる。
下見板張りの壁面、北側の棟は洋風の両開き窓がつけられていて和洋折衷の造りに
唐破風の玄関だけど、懸魚は洋風の意匠
玄関周りも細部は洋風
大理石の玄関床
玄関天井
クリスタルガラスのシェード。
床材は黒檀、けやき、かりん、黒柿と4種類もの木材が使われている。
四角の中央は貴重な黒柿。
入って左手の客間
大理石の暖炉、豪華な天井の造り
暖炉は煙突のない炭暖炉で、壁にパイプを這わせ、部屋全体が暖かくなるようになるという当時最先端のもの。
壁の中で温められた空気が部屋の四隅の換気口から出てくるようになっている。
寄木細工の床は縁がリボンのような手の込んだデザインに。
家具は特注品で、それぞれ木象嵌が施されている。
ソファの背もたれの縁の部分にはリボンの象嵌が。
椅子にもお揃いのリボンの木象嵌。
客間から玄関ホールをみたところ。
正面の扉の向こうは主屋につながっているそう。
サンルームのある明るい書斎。
ステンドグラスからも明るい光が入る書斎。
燕や秋の野の花が描かれた和の風景が描かれたステンドグラス。
色合いのガラス
書斎にも大理石の暖炉が置かれ、
奥のサンルームとの間にはステンドグラス
もう一カ所、出窓にもステンドグラスが入っていて、とても美しい書斎だった。
ステンドグラスの出窓部分を外から見たところ
書斎にあった家具もどれもこれも素敵。
書斎の床も寄木細工貼り
立ち入り禁止のため、よく見れなかったが奥のサンルームの床はタイルのよう。
別にみせて頂くことができた床。
細やかな漆喰装飾が施された天井飾りも。