
上前津駅から矢場町駅へやってきた。
矢場町駅の松坂屋への連絡通路には矢橋六郎のモザイク画がある。
1967年に制作された「生活」と題された連作の大理石モザイク画は松坂屋に到着するまでのアプローチを彩る。

最初に現れたモザイク画は噴水から水が流れ落ちる様子や鳩が水浴びする様子が描かれたもの。

噴火する火山?!

山に使われた大理石モザイク。
近寄って見るとうおっと驚くほど美しい。

茶色のグラデーションの中に緑混じりのものや黒にグレーがかかった石にうっとり。

煙を表すモザイクはやわらかい色調の大理石。
赤や黄色、紫、緑とバリエーション豊か。

ワンピース姿の女性が表されたモザイク画はやわらかなトーンで、
背景の壁面に同化するかのよう。

ピンク、グレー、白の大理石。

かわいいトンボも飛んでる。


笛を吹く道化師のような画も。



ヤシの木も繊細に描かれてた。


抽象的なものもあったり、

リアルな果物や野菜が描かれたものも。

メロンは緑の大理石のグラデーションが美しい。

ブドウはまさにぴったりな色の石が使われてる。

馬に乗った女性。
なんだか有元利夫の絵を思い出すような静けさ漂うモザイク画。


抽象画は動きがあって、とってもモダン。


壺。

長い通路はモザイク画を見ながら歩くとあっという間。
50年以上も前に作られたとは思えないようなモダンでおしゃれな作品たちを堪能できた。
この後はバスの時間が迫ってきてたので、駆け足で駅へ戻った。
まだまだ見れてない名古屋市営地下鉄のモザイク巡りはまた次回のお楽しみにすることに。