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真珠会館&神戸市役所展望ロビー

2020-10-25 | 建築巡り・街歩き【兵庫】

キイトカフェでゆっくりした後は、大人の社会見学?へ繰り出した。
神戸税関はコロナ対応で、事前予約が必要だったとかで入れず、
真珠会館へやってきた。
真珠会館は昭和27年に真珠産業の発展と共に日本から世界へ向けて、
アコヤ真珠の輸出拠点として建てられた。

建物についての以前の訪問記はこちら→とこちら→


中へ入ると、専務理事の方が出て来られ、がっつり真珠の話を聞かせて頂くことになった。
真珠の加工、取引が日本一の神戸。北野には現在も200社以上の真珠加工工場があるのだとか。一見どこにあるのか?全く分からないが、ミリ単位の真珠表面を削る技術など、世界一の加工技術を外部に漏らさないようにするため、ひっそりと存在してるという。


真珠の世界共通の単位、匁「もんめ」は日本が真珠の養殖を最初に成功させたため、
日本で生まれた初の世界の公式単位になったそう。
1匁は3.75gで、それは日本の五円玉の重さに相当し、
五円玉の真ん中の穴は真珠を表しているのだとか。


神社に五円玉を賽銭として入れるのは、5円=ご縁を意味するのではなく、
そもそもは神社に、しらたま(真珠)を捧げる。
というところからきていて、その真珠の代わりに五円玉を捧げることになったのだとか。


又真珠を養殖するには多くの二酸化炭素が必要で、
ネックレス一つ分の真珠を養殖するには、なんと25階建てのビル2個分の
二酸化炭素を要するのだそう。なんとエコな!
そのため、真珠は環境にやさしいものとして、エコロジストから支持されているという。
真珠のアクセサリーを身に着けることは環境に配慮しているというアピールにもなるのだとか。


日本では加工された真珠の92%が輸出されているので、
コロナ禍で、真珠業界は最も打撃を受けているとのことだった。

お話上手な方で、その話術に私たちはぐいぐい惹き込まれ、、
他にもいろいろ真珠にまつわるさまざまな蘊蓄を聞かせて頂けた。
大人の社会見学的には大満足で真珠会館を後にしたのだった。


玄関ポーチ踏み石の微妙なカーブ。


最後は神戸市役所の24階の展望ロビーへ。
無料で上がれることができる展望ロビー。
喫茶店やレストランもある。
海側の景色


山側の景色。

いつもは京都を歩く会と称して、主に京都方面へ出かけていたが
たまには京都でない場所も新鮮でよかった~

コメント (2)
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