この日の夕食は、友人情報により、孔雀のマジョリカタイルがあるという
ミャンマー料理店へ行く予定だったので、バスに乗り、吉塚市場へやって来た。
外国人が多いというこの地域、リトルアジアマーケットと呼ばれる吉塚市場にはアジア各国のお店がたくさんあるという。
こちらのチョウゼヤは約140年の歴史があるという元銭湯、若桜温泉の建物を
改装したお店。
入口も女湯と男湯と二つあって、どちらに入ろうか思わず迷ってしまう。
銭湯の名残の靴箱。
ここは靴を脱がずにそのまま店内へ。
すると、女湯の脱衣所になっているところにうわさのタイルを発見!
大きな鏡を挟んで両脇に孔雀のタイルがあり、その土台もタイル。
下から台にかけてアールを描く細やかな造りに。
孔雀のマジョリカ組タイルは90度のコーナー部分に背中合わせに2羽貼られていて、とても豪華。
胴や羽根の色は本物の孔雀のように色鮮やかに表現されている。
この鏡台は女湯だけにあったようだ。
ごく普通の銭湯のようだけど、すごくリッチな雰囲気。
浴室の方は現在飲食スペースになっていて、
こちらもモザイクタイルの競演が見られた。
男湯との境には下部はタイルが、上部はガラスブロックが入れられている。
現在は男湯の浴室は調理場になっている。
水道の蛇口がつく壁面には波打つようなデザインのタイルが貼られ、コーナー部分はモザイクタイルで包み込むように貼られている。
浴槽部分にはタイルは縦向きに使われて、
浴槽をふさぐように上に台が設置され、その上にテーブルとイスがセッティングされていた。
アクリル板越しに、浴槽の底に貼られた玉石タイルが見える。
ちゃんと浴槽の中が見えるように透明の床になっているのがいいな。
壁面にはラジウム風呂や電気風呂など表示板がそのまま残り、
ライオンの湯口もあった。
大きな組み絵タイルも。
タイルたちを愛でながらミャンマー料理を頂く。
ミャンマー料理は、以前、異食文化の会で何度もミャンマー人の友人にご馳走してもらったことがあり、とても懐かしい。
豊富なメニューを見ながら悩みつつ、ポピュラーな麺料理モヒンガーを。
もうひとつ、ミャンマー風まぜご飯にした。
ミャンマーからの留学生としてやってきたという店員さんともお話できて、
タイルを愛でながら至福のディナータイムを過ごせた。
ディナータイムの後はスーパータイム。
旅行先で地元のスーパーへ行くのは楽しみのひとつ。
1人だったので思う存分スーパーに入り浸れた。
テンションが上がりすぎて、いつ食べるんだ?というものをいろいろ買い込んでしまった;
ピーナッツ豆腐は、豆腐のコーナーにあったので、おかずだと思いきや、ほんのり甘味のあるスィーツですごく美味しかった!
気に入ったので帰りにも買って帰ろうと別のスーパーで探したけど見当たらず。
鶏めしは、翌朝の朝食用にと購入。
そして、リョーユーパンの名物ドーナッツ、「マンハッタン」程よい堅さがクセになりそう。
あまりの美味しさにうなったのは、ロンポワンという店の「クロカント」というお菓子。
サクサクの歯触りのいい硬いパイ生地?のようなものとナッツのお菓子。
この食感は初めてかも?
取り寄せたいくらい美味しすぎた。