二日目の夕方にやって来た聖路加国際病院旧棟。
聖路加国際病院旧棟はアントニン・レーモンド設計、フォイエルシュタインデザインにより工事が始められ、後バーカミニーが引き継ぎ、昭和8年に竣工、
平成9年に病棟中心部の塔屋とチャペルを残して改築されたそう。
そういえば以前来た時はこんなきれいな?色じゃなかったなあ。
私は裏側から入ってしまったけど、正面玄関から入ってまっすぐ進むと、突き当りは創設者トライスラーの肖像がかかり、ホールとなっている。
このホールには興味深いアールデコ風の装飾がいろいろ。
柱に四か所掛かっていたこの照明は孔雀がデザインされている。
なんと美しい~
天井から下がっていた花のモチーフの照明。
階段の上がり口の両側にはこんな照明が。
壁には気味の悪い、南京虫やノミやハエ、カなどの病原菌のもとになる虫の巨大なレリーフが。
これはノミ。
妙にリアルなのが不気味・・
更に大理石の床には藤森探偵いわく伝染病の元になるオウムやネズミ・・などの動物が描かれた真鍮のレリーフが入れられている。
階段を上ると、ホールがあり、以前はこの東西は病棟となっていたそうでこのホールの南は病棟のロビーとなっていたという広い空間が広がっていた。
ロビーにはソファーやテーブルなどが並べられている。
そしてこのホールの北側には病院併設の礼拝堂、聖ルカ礼拝堂があり、
入院患者が病棟にいながらにして礼拝に参加できるようになっていた。
ここの礼拝堂の雰囲気がすばらしかった~
暗い堂内にはステンドグラスから青い光が差し込み、荘厳な空気に包まれている。
青色が美しい祭壇のステンドグラス
交叉リブボールトといわれるゴシックの天井が本当にすばらしい~
後方には昭和63年に設置されたという北ドイツバロック様式のパイプオルガンが。
この雰囲気の中のパイプオルガン、聴いてみたい・・
側郎にも数十面の色とりどりのステンドグラスがあり、それぞれキリスト教にまつわる図像が描かれている。
こちらは魚(金魚?!)のステンドグラス。
こちらは礼拝堂のある北面の外観。
私はまだ外観すら見たことがないです。
中も照明デザインや礼拝堂が素晴らしいですね。
今回泊まってた築地本願寺からは徒歩圏内なので行ってきました。
礼拝堂がほんとうに素晴らしい雰囲気でしたよ~
私はたしか昔、藤森照信の建築探偵の冒険(東京編)を読んで憧れて行ったんだと思います・・
私も読んであこがれてかつていろいろ行きましたよー♪
うんうん、わかるわかる!
えみさんもそうでしたか。
私も久々いくつか読み返しましたが
読むと惹きこまれて、実物を見てみたいと思わせられる本ですね。