多治見のモザミューへ、企画展を見に行きたいなと思っていたところ、平田タイル元会長さんにお誘い頂き、
急遽、日帰りで決行することに。
モザミューでは、現在、「モザイクタイルの過去・現在・未来」
の展示が開催中で、明治時代から現代までのタイルが並ぶ展示が壮観。
古いものでは明治時代の敷瓦から、明治から戦前までのマジョリカタイルや本業タイルも並んでいる。
でも何といっても圧巻なのは、戦後から平成にかけて作られたこの貼板に並べられた、様々な色、形のモザイクタイル。
タイルの名称や、製造元、製造時期が書かれたフリーの別紙があるのもうれしい。
例えば、こちらは、「ミドルストン」という名称で、昭和37年、辰巳製陶製造のもの。
縦長の角が少し丸くなったフォルム、組合せは、ブルーの濃淡の中に織部の緑が効いて、結晶混じりなのも美しい。
これも角丸なのが可愛いし、めちゃめちゃ雰囲気がある。
パズルのような組み合わせのデザインも様々で面白い。
こちらの玉石タイルは、レトロなプリント混じりで可愛いなあ。
こちらの玉石タイルは、白地にかすかに入るひび割れのような色合いが繊細。
日本タイル工業、「インチランダムキャバリア」という名称がインパクトありすぎなデザインのタイル。
他にも、現在も流通しているタイル会社のモザイクタイルも。
モザイクタイルを使用した小物も可愛い。
やわらかい色合いが素敵な大皿。
昔のタイルの繊細な表現力がどれもすばらしい。
さまざまな貼板の展示はおなじみだけど、
役物用の貼板も展示されていた。
常設の4階へ。
シンクやお風呂の底にデザインされたお花のモザイクを集めてみた。
排水溝周りのモザイクが、ゆるやかにアールを描いているのは、専用に作られたものなのかな?!
三角形のモザイクを集めて作られたバラの花。
このバブルのカラーリングが最高。
グラデーションのついた葉っぱのタイル。
幾何学模様でまとめたこのシンクも素敵。
紫がかった色合いのこのタイルも好きだ。
お風呂の底のコーナー部分に貼られたタイル。
色合わせのセンスも絶妙。
水色カラーをそろえて、モザイクの形で変化を加えたお風呂の底。
ここへ来ると、モザイクタイルの無限の組み合わせ、可能性を感じるなあ。
平日にも関わらず、モザミューは、結構なお客さんが入っていた。
企画展は5/26まで。
モザミューへ行く前に、お昼に連れて来てもらった蕎麦屋さん。
かき揚げ丼ランチのかき揚げが、サクサク具沢山で、巨大!お蕎麦も細めで美味しかった。