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みんぱく・ラテンアメリカの民衆芸術&自然文化園の花々

2023-04-26 | 美術館・ギャラリー他
お天気のよかった先日、ママチャリで万博公園へ。
事故でケガしてからちょうど1か月経つのだけど、太腿から3回血を抜いたのに、まだ腫れと傷が治らず;
バドやロードバイクなど激しめの運動は禁止だが
ウォーキングくらいなら良いというので出かけた。


まずはみんぱくの特別展「ラテンアメリカの民衆芸術」へ。


玩具や楽器など、バリエーションに富んだ手工芸品が並ぶ。
手作り感のあるものから、



隙間なく細かい模様が彫り込まれたひょうたんは、熟練の職人技?!


鳥などの動物の形を模した土器、


「肩掛け袋」のコーナーは、とっても鮮やかで色彩豊か。


タイルづくりにも使えそうな文様が興味深い。





そして、先住民族ウィチョルの毛糸絵もあった。
4年前に初めて企画展で見た時、あまりの面白さに衝撃を受けた→
毛糸絵は、板に蜜蝋を塗り、下絵を描いて、毛糸を貼り付け描かれている。



シャーマンが、ペヨーテという幻覚サボテンを食べ、トランス状態に陥った時に現れるウィチョルの神話や信仰の世界が描かれているそうだけど、それが独特な世界観で興味深い。





毛糸の質感やカラフルな色彩、素朴さなど、味わいあり過ぎる



1950年代に作りはじめられた当初は、呪術的な要素が強かったが、
次第に民芸品として、製作されるようになったという。


こちらは先住民族グナが手掛ける手工芸品、モラ。
色の異なる布を重ねて、上の布を切り抜き、下の布の色をのぞかせる
リバースアップリケという技法でつくられるもの。


猫をモチーフとした作品。


モラを使ったブラウスなども。



顔が迷路のようになったインパクトのある土器。


植民地時代にアフリカから連れて来られた奴隷の子孫たちのコミュニティ、マルーン。マルーンが手掛けて木彫りの工芸品は、どことなくアイヌの文様にも似通っていた。


2階から1階の展示を見下ろす。


メキシコを代表する民衆芸術、生命の木。
おびただしい数の様々な物が枝分かれした木につく。
元々は、キリスト教的なテーマで作られていたが、現在は、さまざまなテーマで作られているそう。




チリの手縫いのパッチワークの壁かけ、アルピジェラ。
カラフルな布でつくられたパッチワークはのどかな題材だと思いきや、
そこに描かれているテーマは、日常生活の様子の他、軍事独裁政権下での襲撃、暴力の記録など、政治的なメッセージが込められたもある。

ラテンアメリカの民衆芸術、まだまだ他にも、版画や板絵、木彫…と多様な手工芸品を楽しめた。



最後は仮面のコーナー。
自分の気になった仮面ベスト9


その後、常設展へ。


一階ホールの天井。


常設展示にもひとつウィチョルの毛糸絵が展示されている。
ビデオテークのコーナーに、毛糸絵を作ってる様子を収録したものがないか?尋ねてみたが、、なかった。
1995年にも毛糸絵の大き目の展示をされていたようだ。


みんぱくを出ると、バラ園のそばに藤棚ができていて、ちょうど藤が満開だった。


手前から紫、ピンク、白と並ぶ藤のグラデーションがきれい。




ボリュームたっぷりな花。


青空に映える白い藤も清々しい。


そしてポピーが見れる花の丘へ行く途中に、新緑も楽しむ。


光を通す若緑が美しい〜







花の丘にはネモフィラも満開。


オレンジ色のポピーも元気に咲いていた。










博物館も花も楽しめて、やっぱりいい季節の万博記念公園は、最高〜自転車圏内にあるのがありがたいとつくづく思う、






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