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東洋陶磁美術館リニューアルオープン

2024-04-21 | 美術館・ギャラリー他

東洋陶磁美術館がリニューアルオープンしたので、駆けつけた。


増築されたエントランスホール。
裏から横から見ても美しい階段のライン。






ホールに置かれたメタリックな椅子。


金属のような光沢を放つ陶製部分。


ガラス越しに見える中央公会堂

今回は、特別展「シン・東洋陶磁―MOCOコレクション」ということで、国宝の油滴天目茶碗がメインのようだけど、自分はどちらかといえば、


韓国の素朴なやきものが好み。
特にこの陶板は、最も好きなものであり、学生時代、初海外の韓国行きのきっかけにもなったもの。それからここへ来る度に愛でてきたが、再会できてよかった。
水辺で水浴びする鶴が象嵌で描かれている、この静かな世界に浸る。



高麗青磁の色合いも好きで、特にこの薄作りの洗と、

輪花の鉢のシンプルな造形と青磁の発色が最高!


この愛嬌のある形と自由なラインで描かれた蓮花文の扁壺もなんとも言えず魅力的。


赤い牡丹文が、可愛い小ぶりの扁壺も愛おしい。

李秉昌コレクションの中国陶磁も好きなものがいろいろ。
クリーミーな色合いを放つ白磁杯。
高台に垂れた青緑の釉溜まりがとても魅力的!



やや青みを帯びた青白磁の盒。
柘榴を模したというギザギザのつまみのフォルムが良いな。


三彩のこの菱花形が気に入って、昔自分でもこの形を模してお皿を作った。ことあったな



中国というよりは、中東味のあるオリエンタルなデザインと、緑釉の発色が鮮やかで美しい〜



唐草文の透かし彫りの入った小ぶりな香炉
釉薬の雰囲気も好き。


この扁壺もバランスが好き。



自然採光の部屋では、この水盤と、



この瓶の青磁の発色が好き。


めちゃめちゃ滑らかで艶やかな白磁が最高な上、蓋との取り合わせがとてもおしゃれ。


この蓋、良すぎる。


沖正一郎の鼻煙壷コレクションも常設でうれしい。
小さいので、省スペースでたっぷり見れる。
陶磁器から、ガラス、七宝、象牙、石など様々な素材に施される精緻な細工に見惚れるばかり。






久しぶりに陶磁器にどっぷりはまって、たっぷり見れて満足。。
というか、展示室は全く変わってなく、特別展といってもほぼ今までと同じ常設では?!
まあ、常設が見たかったのでうれしいことには変わりないが。



そして、観覧途中で、この日最大のサプライズが!声を掛けられ振り向くと、
子供がお腹にいる頃から十数年お世話になり、
その後アメリカへ渡られた陶芸の先生と、
近年までお世話になってた陶芸の先生がおられて、びっくり。アメリカから里帰り中にお二人で来られたそうで、ご縁を感じた。
後ほど、中央公会堂のカフェでお茶。
子育て中に散々悩み事聞いてもらってたんで、去年無事社会人になった2人の報告&積もる話ができて、本当によかった!




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