
アレンテージョ会館で食事した後は、元邸宅を改装したショッピングセンター、エンバイシャーダへ向かった。

リスボンの町は7つの丘があり、その丘を短距離で結んだケーブルカーが走っている。
そのケーブルカーに乗って丘の上へ。

ケーブルカーが走る道はやはりかなり急。
24時間乗り放題チケット(ヴィヴァヴィアジェンカード)は地下鉄だけでなく、ケーブルカーも市電もサンタジュスタのエレベーターも網羅してる。
地下鉄をめちゃ利用した私はかなり元を取ったはず・・

ケーブルカー(グロリア線)を上った先には、サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台があって、眼下にオレンジ色の屋根の連なりが見渡せる。
奥の城壁はサン・ジョルジェ城。

展望台の近くにアズレージョ(タイル)が美しい教会を見つけた。
サン・ペデロ・アルカンタラ教会。

ブルーのアズレージョが華やかに入口周りを彩る。


教会を囲む塀の内側には多彩色のアズレージョも貼り巡らされていて、
タイル好きにはうれしい教会。


内部にも壁面の下半分にはブルーのアズレージョが、その上には絵画がかかる。


懺悔室もタイルで装飾されている。

見晴らしのいい場所がいくつかあった。

エンバイシャーダに到着。
1857年に建てられた元お屋敷はメイドインポルトガルのものを中心にしたセレクトショップがやカフェ、レストランが入るおしゃれなショッピングセンターになっている。

こちらもイスラム様式が取り入れられた建物で、扉の彫り物や、

玄関ホールの天井装飾など、イスラム様式の意匠が見られる。


吹抜けのらせん階段は天窓から明るい光が射しこみ、
優雅な雰囲気に包まれてた。



アーチの回廊が取り囲む中庭はカフェに。

中庭にも回廊にもタイルが敷かれてる。

色鮮やかで、絨毯のように

各部屋はさまざまなショップに改装されていて、天井装飾などは当時のものが残されているようだった。

柱と柱頭飾りが残された部屋。

部屋毎に天井装飾は違っていて、

各ショップ共、その部屋の雰囲気にぴったりマッチした商品が並べられていて
とてもおしゃれ。

こちらの天井装飾や扉も美しい。
生活雑貨のお店。
ディスプレイが素敵。

二階の回廊から



二階から中庭のカフェを見下ろす。

裏階段には元エレベーターの囲いらしきものもあった。
エンバイシャーダは元邸宅の雰囲気が活かされ、素敵にリノベーションされた建物だった。