友人情報により、先日倉敷山陽堂さんのマジョリカタイルを見せてもらいに
日帰りで訪れてきた。
倉敷で、骨董品の販売や貯金箱やおもちゃの博物館などをされてる倉敷山陽堂さん。
お店とは又違う実家兼倉庫として使われてる建物のお手洗いに
収集されたマジョリカタイルを貼られているという。
何度かやり取りして伺わせて頂けることに。
元造り酒屋だったというお家。
到着すると、ちょうどいいタイミングで、伊勢神宮からのお祓いの獅子舞がやってきていた。
この地方ならではの慣習だそうだが、相当稀なことなので運がよい、と言われてしまった。
帰って調べてみると、伊勢太神楽という重要無形民俗文化財のよう。
何度かお約束が流れてこの日になったのだけど、これに遭遇するためだったのか~
獅子舞に頭も噛んでもらってパワーアップできたかも!
そしてお家のお手洗いに敷き詰められたタイルを見せて頂いた。
うおーっ、すごい!
色とりどりのマジョリカタイル、本業タイル、などが敷き詰められたタイルパラダイスが広がっていた。
収集されたタイルを、専門業者の方に貼っていただいたとか。
一番数多く貼られていたのは、マジョリカタイルの中でも
ポピュラーなデザインのもの。
色違いで2種類、ピンクとグレーの取り合わせの方はあまり見たことがないかも。ピンクの発色がきれいだな。
奥には、花唐草文の印花が押された敷瓦が並ぶ。
マジョリカタイルの中でも、この桜模様のは初めて見たかも。
陶製のスリッパもあった。
銅板転写の本業タイルもいろいろ。
チェーンが繋がったようなデザインが面白い。
腰壁には白いタイルに縁に細いボーダー状のマジョリカタイルが貼られてる。
こちらは元から貼られていたもののよう。
ついでにお風呂場床もモザイクタイル尽くし。
浴槽もタイル。
腰壁には、お手洗いと同じくボーダー状のマジョリカタイルが貼られてた。
台所にもモザイクタイル貼りのかまどが残されていて、
タイル貼りの調理台に、
シンク中は玉石タイル貼り。
床もこのようなモザイクタイル貼りで、縁は飴釉のモザイクタイルで囲っていた。
台所は土足で出入りしていたそうで、昔はダンスホールとしても使っていたという。
照明はフリンジのついた洋風のもの?かと思ったら、
よく見たらザルをアップサイクルしたものだった。
一見ザルとは分からず、おしゃれ。
トルコかイランのイスラーム風のタイルなども無造作に置かれていて、
どこかの博物館からもらい受けたものだとか。
こちらも。
かまどの下にもタイルらしきものが立てかけられてる・・
こんな織部の敷瓦が出て来た。
いろいろと長居させてもらって、自分の必要とする額縁も発掘し、
いくつか購入させて頂いた。
後ほど店舗の方へもお伺いすることに。