茶嘉葉さんの在廊、初日の週は、旅館西郊本館に宿泊した。
以前、一度泊まったことがある宿で、調べると、ここから茶嘉葉さんまで徒歩20分で行ける近さだった。
建物は1931年築の登録有形文化財。
風格のある玄関までのアプローチ。
玄関の引き戸を開けると、懐かしさの漂う空間に。
このタイル貼りの暖炉のあるスペースで、チェックイン。
内側の型押しタイル。
外側の型押しタイル。
どちらもたまに外壁に使われているのを見かける、好きな渋タイル。
コーナー部分は、モールディングタイルが使われてた。
暖炉上にあった照明も建築当時からのものだそう。
お部屋は2階。
この日の部屋は、少し細工の凝った菊の間。
以前宿泊した時よりは、やはり少し宿泊料が値上がっていて、素泊まり8500円。
翌日は、このお部屋を希望した方がおられたのか、別の部屋になり、8000円に。
室内は、床の間や天井に様々な種類の木材が使用されている。
桜の木の床柱に四方竹の落とし掛け、天井には煤竹。
お風呂は、共同。
女将さんが、開いたら呼んでくれる。
いろんな型板ガラスの競演。
網代天井
トイレには、玉石タイルが貼られてた。
手洗い。
1階にもこんなかっこいいタイル貼りの手洗いがあった。
1階のトイレ(使用されてないかも)
石貼りで素敵だな。
丸窓のある裏階段。
重厚な「非常口」表示板。
2階から中庭を。
玄関にあった植木鉢が置かれてた台、ツバメのステンシルが入っていて
何気にかわいいなあと見ていたら、
女将さんが植木鉢を取ってくれたら、上にもツバメが。
元々は、4つ繋がった椅子だったそうで、、
ガーデンファニチュアのようだった。
翌朝は、展示準備がまだ終わってなかったので、早朝に周辺を少し散歩してから茶嘉葉さんへ向かうことに。
お隣の西郊ロッヂは、賃貸アパート。
以前本館に宿泊した時、中を少し見学させて頂いたのを思い出した。
独特な外観のマンションだなと駆け寄ると、秀和レジデンスだった。
エントランス付近のタイルが可愛い。
床から緩やかに立ち上がり、低い塀になった曲面にも貼られてる。
真ん中の部分だけ、釉薬のかかったタイル。
入口に近づくと、更に釉薬が掛かったタイル部分が増えて、色も増え
より華やかに。
茶嘉葉さんでの1日目の在廊を終えた後、
夕食に連れていってもらった南阿佐ヶ谷すずらん通り。
ここのすずらん街灯があまりにも可愛くて感激。
一輪タイプも。
こちらはパール通りなので、すずらんじゃなくパールのようだ。
この後、宿へ戻る前に西郊本館から近くの邪宗門へ。
ウィンナ珈琲を。
この日はたばこの煙が煙たくて、コーヒーを飲んだらすぐ退散;