三日目朝、この日は11時にリム氏のギャラリーへ再び伺うお約束していたので、
それまでに朝活としてシティホールへやって来た。
シティホール駅周辺にはイギリス植民地時代の名残のコロニアル建築が点在しているのだ。
チェックしていた歴史的建造物をしらみつぶしに周っていくことに。
こちらはキャピトル・ピアッザ。1933年に建てられたというキャピトルビル。
三棟の歴史的建築物がホテル、映画館、ショッピングモールなどの複合施設として再生されているという。
アールデコなファサードのキャピトルシアターは当初から映画館として建てられ、
現在も映画上映、舞踊、演劇などの公演が行われてるとか。
キャピトル・ピアッザの館内は高級ショッピングモールになっているそう。
さすがにまだ時間が早かったので館内は静まり返ってた。
そして、高層ビルの前に建つのはセント・アンドリュース大聖堂。
1863年に再建されたというゴシック建築の教会で、
この日は残念ながら内部は見ることができなかった。
ナショナル・ギャラリー・シンガポールは
かつて最高裁判所と市庁舎だった建物が合体してできたものだそう。
こちらは1939年に建てられた旧最高裁判所
こちらは1929年に建てられた旧市庁舎
内部の新旧の建物の融合を見たかったけど、
改めて来る時間もなく、入館料もかなりかかるようで今回断念。
入口の大きな庇は日本のすだれを思わせるものだった。
シンガポールクリケットクラブの建物。
アートハウスは1827年に建てられた現存する最古の政府関連の建物。
当初はシンガポールの裁判所として、その後1999年までは国会議事堂として使われてきた。
現在はギャラリーやコンサートを備えたカルチャースペースとして使われているそう。
そしてラッフルズホテル。1887年建築。
内部も楽しみにしてたのだけど、なんと改装中で全く見ることできずだった。
チャイムスは1854年にフランスの尼僧によって建てられた修道院が前身だそう。
その後1904年に孤児院と教会増築されたという。
現在はレストランなどが入るダイニングスポットに。
芝生や木々が植わる中庭
中庭を取り囲む回廊も美しい。
そしてチャイムスにある1904年に建てられた教会。
ボールト天井が美しい内部。
結婚式の準備中だった。
入口天井の花模様の漆喰装飾
その隅に、よく見ると天使の装飾も。
後陣のステンドグラス。
ステンドグラスはベルギー製だそうで、造りも細やかだった。
廻廊の隅にかかってかかっていたらせん階段が優美だなあ。
シンガポール・アート・ミュージアムはカトリックの男子校、聖ヨゼフ学院だった建物
を改装して1996年に開かれた現代アートミュージアム。
シンガポール国立博物館は1887年にビクトリア女王在位50年を記念して建てられた、シンガポール最古の美術館。
1835年に建てられたシンガポール最古の教会、アルメニアン教会。
シンガポール切手博物館は1907年に建てられた英国系中国人の小学校を改装した建物。
プラナカン博物館
1912年に建てられ、当時初めて中国語で授業を行ったというタオナンスクールだった建物。
こちらは後ほど、中も見学しに来ることに。
こちらの建物は看板によると1910年に建てられた中国人の図書館だった建物だそう。
無識字の中国人移民のための中国語教室、読書会なども行われていたという。
ウィルマ―プレイスと看板があった、クリニック、診療所。
こちらは1920年代に建てられた消防署だった建物。
現在は消防の歴史や現在の消防技術などについて展示するギャラリーが設けられた
シビル・ディフェンス・ヘリテージ・ギャラリーとなっている。
コロニアル建築ではないけれど、こんなモダン建築もあり、ショッピングモールのようで、
三角形に張り出した窓など
窓周りの装飾が面白い
シティホールの建築巡りが一区切りついて、ちょうど朝食を食べている時に
スコールのような雨が降り出して、なかなか動けず・・なんとか小降りになるのを待って、
慌ててリム氏のギャラリーへ向かったのだった。