宇多津の後はほんとは丸亀だったのに間違えて多度津へ行ってしまった;
多度津の後、少し引き返して丸亀へやってきた。
ここでは旦那、子どもたちにとっては三軒目のうどん屋になる「綿谷」、そしてその後は「うちわミュージアム」で丸亀の特産品のうちわについて学んでくるようにとの指令を出し、私は適当なところで車を降ろしてもらった。
大野写真館、昭和26年建築だそう。
全体的にはシンプルな建物なのに、ショーウィンドウになってるこの部分だけは装飾が豊富。
元々の出入り口?!
重厚な町屋が・・と思ったら
隣接してサーモンピンクの洋館を発見。
昭和11年建築の元医院診療室だそう。
地図を見るために立ち止まったら、目の前の閉まっていた骨董品屋に用事があったおばちゃんに、私も客だと思われたようで声を掛けられた。
建築巡りをしてる、と言うと「それならこれを見なくちゃ~」
と連れて来られた隣にあった建物、「秋寅の館」。
大正末期に秋山寅吉氏によって農機具・鍛冶を扱う鉄の商売の為建てられたもの。
太平洋戦争中は空襲の恐れにより解体保存されたが、戦後、この場所に再築されたのだそう。
以来平成3年まで鉄を取り扱う「秋山寅吉商店本社」として営業されてきた。
現在は「まちの駅」として観光案内所兼レンタルスペースなどとして活用されている。
二階部分の外壁を覆う黒光りするタイルがすごい威圧感のある建物。
商店当時のカウンターがそのまま残る店内。
家族と今別行動で散策中で・・と言うと、おばちゃんはそれなら急ぐわね~と言いながら、せっかくなのでお茶をいただきましょう。と
出していただいたお茶を飲みながらしばしお話を。
うどん屋を経営してるというおばちゃん、ここへ来る前、おか泉で食べてなかったら立ち寄らせてもらったんだけど・・
そしてこの館の中に残る防空壕も見せていただいた。
表側は鉄の重い扉になっていて、それを開けると階段が。
中に入ってもよい、とのことだったので初めて防空壕の中へ入るという体験ができた。
天井は意外と高くてちょうど立ってられる程度、中には備蓄品を置く棚が周りを囲んでいて四畳半?くらいのスペースがあった。
この後、銀行を改装した施設、スペース114へ行く、というとおばちゃんは道案内をしてくれ、「あんまり付きまとうと悪いんで」と言われてお別れした。
ここは昭和2年に建てられた百十四銀行丸亀支店だった建物で現在は「スペース114」という飲食・喫茶コーナーや多目的施設として活用されている。
旧銀行らしい吹き抜けの大空間。
分厚い扉の金庫も健在。
奥には飲食・喫茶のコーナーが。
そして一旦商店街を抜けて駅の北側へやって来た。
ここでショックなことが・・
見るのを楽しみにしてた建物の一つ「津坂洋品店」が見つからず、たばこやのおばちゃんに聞いてみたら、「そこのシートがかかってる建物。取り壊されるところよ。」と・・
ガーン・・
シートの隙間からはさすがに見ることができなかった;
津坂洋品店から少し行くとタイルの装飾とアーチ状の窓にはカラフルな色ガラスが入れられたお宅。
昭和13年の建築だそう。
ステンドグラスと思いきや窓にはV字模様の桟が入ってアーチの下の部分は引き戸になっていて開閉できるようになってるみたい。
しばらく線路沿いを歩き、線路沿いから少し道を入ったところにあった堀家時計店。
昭和初期に建てられたもので登録有形文化財となっている。
元医院だそう。
まだもう少し時間がありそうなので商店街へ戻った。
大正12年建築の重元果物店店舗は先ほど見た秋寅の館に似て、二階の外壁は
黒漆喰塗と黒色タイル貼りで仕上げられている。
これは香川県では丸亀と多度津独特の仕上げなのだそう。
登録有形文化財。
かわいいリンゴ模様のシャッターが二階の重厚さと対照的で面白い・・
昭和初期の建てられた和菓子店、寶月堂工場。
元砂糖卸問屋だったそう。
ああ!この建物もなんともいえず風情があるなあ。
隣接していたのはやはり二階は黒漆喰塗と黒タイルで仕上げられたもの。
二重のうだつが存在感たっぷり・・
これにて丸亀の建築巡りを終了し、うちわミュージアムでうちわについて学んでた家族と合流、この後善通寺へ向かった。
宇多津の「おか泉」では私もやっとその日の朝食となるうどんにありつけ、その後近くにある登録有形文化財、倉の館三角邸(旧堺家住宅)へやってきた。
倉の館三角邸は肥料販売業で財を成した堺芳太郎氏が昭和初期に接客用のお座敷として建造したものだそうで内部の床の間や廊下、玄関には入手困難な銘木がふんだんに使われ、贅を尽くした建物になっている。
現在は町の多目的施設として利用されているそう。
建物の一隅には避雷針のついたとんがり屋根の洋館がある。
アーチ窓のステンドグラスは町の施設になってから新調されたものだそう。
宇多津の後は多度津にある洋館二軒を見に行った。
ここは道路を挟んで向かい同士に二軒もゴージャスな洋館が建っているすごい地帯!
こちらは昭和15年建築、国登録有形文化財の山本医院。
昭和の建物とは思えない凝った装飾が見られた。
現在も内科医院として使われているようで、ちょっと玄関に足を踏み入れてみた。
そして山本医院の斜め向かいに建つ旧楽天堂医院は大正元年の建物。
外観がすばらしく濃度の濃いゴージャスな洋館!
現在は印刷屋さん?の店舗として使われているよう。
玄関ポーチの柱は豪華なコリント式。
こちらは宿に向かう途中高松の鶴市町で立ち寄ってもらった高松市水道資料館PR館。
大正6年建築、登録有形文化財。
高松の近代的水道施設の創設当時から事務室、宿直室として使われていたそう。
高松市水道資料館PR館と同じ敷地内に建つ高松市水道資料館歴史館。
大正7年建築、登録有形文化財。
元、ポンプ所として建てられたもの。
改装中のようで中には入れなかった。
そしてほぼ通り道という理由で最後の最後?に立ち寄ってもらった三木町池戸公民館。
大正8年、木田郡役所新庁舎として建築された建物で、郡制の廃止後は香川県の蚕業試験場や農業試験場を経て昭和58年に池戸公民館として開館されたそう。
屋根の上に載ったドーマー型換気塔がアクセントに。
12月は忙しく休んでしまった陶芸、二か月ぶりに行ってきた。
前回作った人面シリーズ第2弾の人面デザートカップが焼きあがっていた。
白化粧は厚めに載せたつもりだったけど、やっぱりまだらになってしまうなあ。
そして娘が作ったウサギの小物入れもピンクの釉薬がかわいく焼きあがってた。
ふたを取ると中にも顔が。取っ手の先っちょにもちっちゃな顔があるというなかなか芸の細かい?作品。
そして今年の初陶芸では、人面シリーズ第三弾?のマトリョーシカ皿を作ってみることに。
あのロシアのお土産で有名な入れ子になったマトリョーシカ、それをお皿で大中小の三段階で作ってみようと。
イメージ図はこんな感じ・・顔がちょっと恐いけど;
縁の立ち上がり分を考慮してちょっと太めの型紙に。
たたらで、次々と、三つ製作。
これは小マトリョーシカ。
模様には、子どものおもちゃのレゴの部品やドールハウスの花壇の花、そして鉛筆などを使ったりしてハンコ風に型押ししてみた。
今回も部分的に白化粧をかけた。
どんな風に仕上がるかなあ。
香川の建築巡りは坂出のこの郷土資料館からスタート。
この建物は坂出商業学校が県立に昇格した際に大正9年に建てられたものだそう。
昭和53年に郷土資料館として開館され、民具や考古・歴史資料などが展示されている。
郷土館から出てちょうど向かいにあった民家が目に飛び込んできた。
玄関ポーチ周りや軒などにちょっと凝った飾りやタイル使いが趣のある建物だった。
大正9年建築の後藤産婦人科医院。
赤い屋根がとても印象的な建物。
少し行くと見えてきたのは木田歯科医院。
ここでうどん屋「兵郷」へ行く旦那、子どもたちとはルートを外れて一人散策へ。
少し戻って、さびれ気味の本町商店街へ入る。
衣料品店の水尾メリヤス。
窓の桟の模様がモダン
隣も水尾メリヤス。
上を見上げるとアーチ状の窓がつく重厚な雰囲気の建物が顔をのぞかせてた。
更に商店街を進むと見えてきた高須商会(昭和8年頃築)も和洋折衷な雰囲気が独特。
高須商会の両脇にある石のうだつは洋風でアールデコ調の美しいデザイン。
百十四銀行坂出支店は昭和5年建築。
鎌田醤油の本店。
こんなとこにあったんだ・・
大正期の建物だそう。
元町商店街の入り口に建つ角本・金栄堂は昭和9年築の建物。
元は本屋さんだったそう。
現在一階は喫茶店になっていた。
最上階の丸窓にはステンドグラスが入っていて三階にはアーチ窓が並んでる。
中から見てみたいものだ~
しかしさすがに一階の喫茶店でお茶する時間もないので言い出せなかった・・
本町商店街入り口近くにはこんな薬局や
古いたばこやさんなどもあり・・
もっと練り歩けば何かありそうだったけど、そろそろタイムリミット。
最後の予定してた一軒、鎌田共済会郷土博物館へ。大正11年築
坂出の予定通りの建築巡りを終え、うどんを食べ終え郷土館、図書館で待機していた旦那、子どもたちと合流。
この後は宇多津で一押しのうどん屋「おか泉」へ行くことに。
しばらく封印していた(食べ過ぎるという理由で;)香川へのうどん旅が、この度復活!
といっても表向きはうどん旅だが私にとっての真の目的は建築巡り・・
旦那に好きなうどんを思いっきり食べてもらってる間に私はせっせと香川各地の建築巡りをしようという一石二鳥のすばらしい?計画を思いつき、久々に香川へ行こうという話が浮上した。
いかに家族に負担をかけることなく建築巡りを楽しむか?を課題に「うどん」と「建築」を絶妙に織り交ぜた、我ながらなかなか無駄のない周到な計画を元に先週末に香川への旅を決行してきた。
主なスケジュールは一日目は瀬戸大橋から香川へ入り、坂出、丸亀、善通寺ではそれぞれ時間を取って町歩き兼建築巡り。
私が建築を巡る間、各地でピックアップしておいたうどん屋とそこそこ遊べそうな施設で旦那と子どもたちは過ごすことに。
宇多津、多度津、高松は車で1,2件スポット建築巡りを。その後宿へ。
お宿は、香川の建築を検索する中、さぬき三木で偶然見つけたリーズナブルで素敵な竹林民宿。予想以上のすばらしい宿に感激・・
二日目は、門入の郷、引田の町並み、時間あれば徳島の建築、の予定だったが宿のご主人の強力なおすすめもあって門入の郷を取りやめ、四国村、そして引田へ、最後は徳島ラーメンで締めにした。
現地では予定してたもの以外にも素敵な建築にたくさん出会うこともでき、旦那、子どもたちもうどん、その他名物を思う存分食べることができて楽しい一泊旅行となった。
写真は「おか泉」のつやつやの生醤油うどん
強力粉と塩と水だけでできるというのを知り、生麩のもっちりが大好きな私は、これができれば生麩三昧?の生活が送れるかも~?!と早速チャレンジしてみた。
が、先日は2度やってみて2度とも失敗・・;
どうも練りと寝かせるのが足りなかったのか洗ってるうちに生地は弾力を帯びてくるどころか、ちぎれてゆるゆるになってしまった。
今日は気合いを入れて?再びチャレンジしてみた。
前回500gの強力粉でやったのだが、力が加わりにくかったのかも?と今日は250gで挑戦!
まずは強力粉に塩水を投入してひたすらこねる。
前回よりは念入りにこねて暖かい場所でじっくり寝かせてみた。
その後、「グルテンよ~出てきてくれ~!」と念じながら水でひたすら洗った。
が、しかしいくら洗ってもやはり水は濁ったまま。
前回よりはまとまりがあるようなのだけど・・
そうそうKENKENさんよりアドバイスいただいた、途中で広げて寝かせる、そして包み込むように絞る、というのを繰り返してみた。
しかしこれでもまだ、弱い状態・・
完成の目安はチューインガムのように伸びる生地なのだ。
「グルテン様、もっともっと出てきてください~」
と更に念じながら、少々荒療治ながらファンヒーターの斜め前に置いてみた。
なんだかちょっと弾力を帯びてきたみたい。
後もう一息!と
今度はファンヒーターの吹き出し口の熱風の前に。
ちょっと放置していたら表面が黄色く変色しかけてる~!
危ない!!
っとあわてて又水洗い。
今度は水があまり濁らなくなってきた。
しかもこの弾力は今までと違う・・ひょっとしてこれは本物の弾力かも?!
そして・・
やったーっ!!
引っ張るとチューインガムのように伸びた!
娘に、「ちょっとこれ、写真撮るから引っ張って~」と頼んで記念撮影。
出来上がった生麩はスライスしてフライパンで焼き、わさび醤油で食べた。
「美味しい~!まさにこれは押しては戻ってくるような生麩の弾力だー!」
と感動・・
二度も失敗してるので感激もひとしお・・
ちなみに250gの強力粉から私は85gの生麩ができた。
手軽な材料で、手軽?にはちょっとできないけど・・生麩が食べたくなったら又作ってみよう。
お正月のんびりし過ぎて気のゆるみからか風邪で微熱気味;
なんとか早く治らないものか?焦ってきた・・
今日は以前にも頂いたことのある晩白柚の皮を使って子どもたちとお菓子作りを。
久々に晩白柚を見たけど相変わらずデカイ。
実も大きいけど皮の厚さも相当・・
皮は全体の半分くらいを占めるそう。
前回は表面の皮をつけたまま砂糖漬けにしたのだけど、今回は皮の表面部分と白いワタの部分をわけて作ってみた。
黄色い皮の部分は砂糖で煮詰めて、オーブンで乾燥させてピールに。
ワタは煮詰めて砂糖漬けに。
黒糖を使ったらこんなに黒く見栄えが悪くなってしまった;
ピールと砂糖漬け、そしてくるみを加えてパウンドケーキを子どもたちに作らせてみた。
晩白柚のピールの風味が効いてなかなかgood~
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
新しい年が始まった。
今年も去年に引き続き、建築巡りやバドミントンをはじめ、今まで続けてきたことそれぞれを細々と継続しながらも子供たちと共に常に好奇心のアンテナを張り巡らせてさまざまな体験、そしてチャレンジをしていきたいなあ。
元旦は恒例の隣の旦那の実家で義妹家族も集まってのんびりと過ごしてきた。
初詣に近くの神社へ行ったらお参りの大行列ができてた・・
今までこんなことありえなかったのに、いつの間にこんな人気の神社になった?!
後ろで人が行列してるのでお願い事もままならず・・
とりあえず、去年一年、無事過ごせたお礼と今年の自分と家族、そして一族の健康をお祈りしてきた。
おみくじは皆「大吉」を引く中、私は「末吉」。
でも内容は大吉の義妹よりもいいことばかり書いてあったのは??
末吉で十分満足。。
後は義父母宅でのんびり。
切り絵の本を持っていったらちょっとしたブームになってみんなで切りまくり。
テーブルの上は切りくずの山となってしまった;
今回参考にしたのは、この前の本と同じ著者の大原まゆみの「完全マスター 切り絵レッスン」という本。
切り終えて開くときの感動に味をしめてついつい今日も切ってしまった・・
更には義母がボケ防止のためにやってるという漢検DSにチャレンジ。
2級がどうしても合格できず・・のど元まで出かかってるのに書けない漢字続出でショック・・
とりあえず2級合格目指して漢字を勉強しなおさねば~と。
正月早々いきなり課題ができてしまった。