今年の夏はなぜか船に縁があるようで、天神祭の船渡御に義母の代わりに、旦那と一緒に乗ることに。
天神祭は20数年前の学生時代に一度来たっきりで、ただただ暑くて人が多かったことくらいしか覚えてなくて
あれ以来一度も行ったことがなかった。
天神祭は千年続くという日本三大祭りの一つ、大阪天満宮に祀られている菅原道真公が祭りの中心で
神事の一つに船で神様を御旅所までお渡しするという「船渡御」というのがあるそう。
神様の乗った御鳳輦奉安船の他、神に仕える講社の供奉船、市民船の他、企業の奉拝船などがあり、100隻ほどの船が
大川を行きかう。
私たちはその企業の奉拝船へ乗船。
乗船後はまずお弁当。
天神祭にちなんだ料理との説明があったけど・・細かいことは忘れてしまった;
ハモ、うなぎ、肉、ウニなどなど・・さすがに豪華
お品書き
奉拝船同士が行き違う時には、大阪締めという手打ちを交わすという習わしがあって、皆で練習。
船には芸人の司会者がいて、3時間ほどの乗船の間、最後まで飽きさせないトークやショーが始終繰り広げられてた。
華麗なショーや漫才の他、ボクシングの元世界チャンピオンや天下一品の社長なども同船していて
いろいろ面白かった。
神様が乗っている船とすれ違う時だけは、明かりを落し、静かにお見送りする。
環状線の電車も、天神祭の時は橋にさしかかるとゆっくり徐行するという。
橋の上にも観客がいっぱい。
皆船に向かって手を振ってくれる。
この日は潮位が高く、頭すれすれの橋も。
簡易トイレは低い橋を通過するときはたたまれる。
奉納花火も間近で打ち上げられた。
その時の船の位置によって、遠くだったり近くだったりするらしいが、我々の船はラッキーなことに
結構いつも間近で花火が見れた。
花火は神様への奉納ということなので、神様の船がそばを通る度に打ち上げられることに
なっていて、そのために間があくそうだ。
間近で見る花火は本当にきれいで感動~
燃えてる船もいて、すれ違い様に更に油?を投入し、炎を上げ、客を煽って?た
舞台船の一つで、奉納水上薪能を上演する船も。
そして合間、合間に花火・・
あまりに近くで頭から火の粉が降り注いできそうな勢い
橋越しの花火も
たっぷり3時間の船旅。
最後は抽選会があって、それには全く当たらなかったけど;
なかなか貴重な体験ができて楽しかった。
神様を乗せた船はこの後、天満宮に戻り、神事が夜中の3時くらいまで執り行われるという。