蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

「仰がば尊し」が日本から消えた   (mak)

2012-01-19 | 日々雑感、散策、旅行

テレビのバライティー番組で、「仰げば尊し」は、アメリカで1871年に作られた曲であるということが、昨年の1月に分かったと、話題にしていた。
明治の初めから昭和にかけて、卒業式の定番曲として、歌われていたが、近年は「旅立ちの日」「桜」、などが歌われるようになり、我々世代にとって、さびしい限りである。

 YouTubeで検索してみたら、
台湾では、日本統治時代から歌われ続けてきた「仰げば尊し」が、今でも卒業式で歌われている。さらにはアメリカでもSusan Osbondという歌手がGraduationという題名で歌っている。日本の文化が異国で今も息づいていることを知りのを知ったとき、戦後、世界の流れの中で日本は懸命に奔走してきたが、何か大事なものを失ったのではないだろうかと思いを馳せてしまった。


この曲の起源はアメリカかもしれないが、紛れもなく、日本人の心に響く 日本の歌として生まれ根付いたものである。
 日本は敗戦後、経済一辺倒に突っ走り、金よりも大事なものがあるということを忘れてしまった。伝統も歴史も、人の人情や人間の生業を知らない腑抜けの国になってしまった。これからキラキラ光る世界に誇れる国にしなければならない。そのために、今の日本の問題点を探り、そこに至る道筋を考える前に、先ず、何故仰げば尊しが日本の学校から消えてしまったのか、その理由を思考することが鍵になるかもしれない。

台湾で今も歌われている「仰げば尊し」

アメリカの歌手が歌う「仰げば尊し」

 

仰げば尊し 黒澤明監督の映画「まあだだよ」 ここクリック。昔の学校の卒業式を思い出す。 

アメリカのハイスクールの卒業式でうたわれる[Aogeba tootoshi]




The song for the close of schoolの歌詞  ここをクリック

上海生まれの中国人歌手Jade Yinが歌う仰げば尊し

 

コメント (8)
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