友人の庭に、この春(今頃まだ寒さが残っているが・・)“山スミレ”が一面のグランドカバーとなり
きれいなムラサキ色に染まっているという。
10年も前にある人からもらったというその“山スミレ”が、どんどん増えて
今ではこのような一面ムラサキ色の絨毯を呈しているという。
山スミレ・・聞きなれない名前なので、早速調べてみたところ、
なんと“スミレ科スミレ属”にはたくさんの種類のスミレがあって、
そして沖縄とかなんとか地域の名前が添えられた名前もかなりあって、
肝心の“山スミレ”は見当たらない。
代表的な“スミレ”

アカネスミレ

おそらく、古くから山に自生したスミレのことかもしれない。
山などに行くと“タチツボスミレ”などをよく見かける。
これは普通どこにでもあるスミレですが、色は淡紫色が多い。
で、友人は、この庭一面のスミレの紫を眺めて、
このムラサキを“江戸紫”というのだろうか・・? 思いはぐっと広がって行く。
このような問を受けたりすると、にわかに“そういえば、江戸紫とはどんなムラサキのこと?”と、
自信がなくなってきた。
ウイキペディアのお世話になり、
江戸紫とは、「色名の一つ。JISの色彩規格では「こい青みの紫」としている。一般にも青みがかった紫色をいう。
江戸時代、武蔵野に自生するムラサキ科ムラサキソウを使って江戸で染めたことから、この名がついた。
赤みが強い京紫に対して、青みの強いのが特徴。また、古代紫に対して今いま紫とも呼ばれ、
くすんだ古代紫よりも鮮やか。
歌舞伎の人気演目『助六由縁江戸桜すけろくゆかりのえどざくら』で、主人公の助六が巻く鉢巻きの色が
代表的な江戸紫として知られる。 」 なるほど・・・。
江戸紫に対して、“京紫”が出てきました。 ついでに調べてみると、
きょうむらさき(京紫)とは、
「色名の一つ。やや赤みの強い紫。江戸時代、新興都市であった江戸の紫に対し、伝統的な京の紫を
区別した色名。ややくすんだ古代紫の系統と考えられているが、江戸紫より赤みがかっており、
あでやかな色合いである。2010年(平成22)、京福電気鉄道(本社・京都市)の「嵐電らんでん」が
開業100周年を記念して車両の色を京紫に塗り替え話題になった。 」とありました。
う~ん。 そうなのか・・!
ついでに、ムラサキ科ムラサキソウ なるものを調べてみた。

なんだ、ちっとも紫色ではなく、むしろ白っぽいいろではないか・・!
早とちりしてしまいましたが、実は、この“根っこ”に秘密がありました。
この根を「紫根(しこん)」と呼び、根の色素が紫色の染料や薬用となるのだそうです。

紫根染め

つまり、その昔、武蔵野地方でこの“紫草の根”で染めた色を“江戸紫”という少し青みが掛った紫いろをいうのですね。
ちょっと赤味が勝ったのは“京紫”。
後で送っていただいた友人宅のスミレ・・これが一面に~

すみれ色の涙
スミレの花咲く頃
きれいなムラサキ色に染まっているという。
10年も前にある人からもらったというその“山スミレ”が、どんどん増えて
今ではこのような一面ムラサキ色の絨毯を呈しているという。
山スミレ・・聞きなれない名前なので、早速調べてみたところ、
なんと“スミレ科スミレ属”にはたくさんの種類のスミレがあって、
そして沖縄とかなんとか地域の名前が添えられた名前もかなりあって、
肝心の“山スミレ”は見当たらない。
代表的な“スミレ”

アカネスミレ

おそらく、古くから山に自生したスミレのことかもしれない。
山などに行くと“タチツボスミレ”などをよく見かける。
これは普通どこにでもあるスミレですが、色は淡紫色が多い。
で、友人は、この庭一面のスミレの紫を眺めて、
このムラサキを“江戸紫”というのだろうか・・? 思いはぐっと広がって行く。
このような問を受けたりすると、にわかに“そういえば、江戸紫とはどんなムラサキのこと?”と、
自信がなくなってきた。
ウイキペディアのお世話になり、
江戸紫とは、「色名の一つ。JISの色彩規格では「こい青みの紫」としている。一般にも青みがかった紫色をいう。
江戸時代、武蔵野に自生するムラサキ科ムラサキソウを使って江戸で染めたことから、この名がついた。
赤みが強い京紫に対して、青みの強いのが特徴。また、古代紫に対して今いま紫とも呼ばれ、
くすんだ古代紫よりも鮮やか。
歌舞伎の人気演目『助六由縁江戸桜すけろくゆかりのえどざくら』で、主人公の助六が巻く鉢巻きの色が
代表的な江戸紫として知られる。 」 なるほど・・・。
江戸紫に対して、“京紫”が出てきました。 ついでに調べてみると、
きょうむらさき(京紫)とは、
「色名の一つ。やや赤みの強い紫。江戸時代、新興都市であった江戸の紫に対し、伝統的な京の紫を
区別した色名。ややくすんだ古代紫の系統と考えられているが、江戸紫より赤みがかっており、
あでやかな色合いである。2010年(平成22)、京福電気鉄道(本社・京都市)の「嵐電らんでん」が
開業100周年を記念して車両の色を京紫に塗り替え話題になった。 」とありました。
う~ん。 そうなのか・・!
ついでに、ムラサキ科ムラサキソウ なるものを調べてみた。

なんだ、ちっとも紫色ではなく、むしろ白っぽいいろではないか・・!
早とちりしてしまいましたが、実は、この“根っこ”に秘密がありました。
この根を「紫根(しこん)」と呼び、根の色素が紫色の染料や薬用となるのだそうです。

紫根染め

つまり、その昔、武蔵野地方でこの“紫草の根”で染めた色を“江戸紫”という少し青みが掛った紫いろをいうのですね。
ちょっと赤味が勝ったのは“京紫”。
後で送っていただいた友人宅のスミレ・・これが一面に~

すみれ色の涙
スミレの花咲く頃